快進撃を続ける大原洋人。ASP「パンティン・クラシック・ガリシア・プロ」DAY02
2014年8月27日水曜日、プラヤ・デ・パンティン、ガリシア ― スペイン ：ASP「パンティン・クラシック・ガリシア・プロ」は大会2日目。天候の回復とともにスウェルは一晩でサイズダウンし、クリーンな3～4フィートのコンディションで、メンズ３スターのラウンド２のヒート１３から再開。続けてラウンド2がスタートしたが、コンディションが悪化したため、ヒート８まででオンホールドとなり、そのまま本日は終了となった。
ピーリング・ライトハンダーで、信じられないバックハンドのサーフィンを続けるマーク・ラコマー（FRA）は、クリティカル・セクションでの激しいカーヴィングとパワフルなバーティカル・ターンを披露。昨日に続きラウンド３でも19.20というパーフェクトにちかヒートスコアをマークした。
また、サンチァゴ・ムニーツ（ARG）は、変化するラインナップに対して、サイドショア・ウインドのなか、レールサーフィンとフロントサイド・エアリアルでパーフェクトにアジャスト。14ポイントのグッド・ヒート・トータルをマークした。「コンディションは今日も良かったですね。ハッピーです」と、ムニーツが言った。
3、4分ごとにセットが入って来るのを測っていたので、ビッグな波が入って来る準備をしていたんです。このイベントは3回目ですが、3年前にアリツ（アランブルー）とのファイナルをメイクしたんです。ここではリラックスしてやれるので、ヒートをメイクし続けて、行くところまで行きたいですね。」
昨年のパンティン・クラシック・ガリシア・プロ・チャンピオンであるスティーブン・ピアソン（PYF）は、スマート・ヒートをサーフ。スローなヒートの中、ベストスコアのチャンスをセレクトし少ない波数で効率の良い戦いを見せた。
「最初のヒートをメイク出来てハッピーです。波はスモールでも良い波でした。」と、ピアソンが言った。「優勝した翌年に、再び大会に出場してタイトルを防衛するのはハードです。特にこのパンティンは水も冷たいですしね。でもここに戻って来れて嬉しいです。」
昨日、ラウンド1を勝ち上がった大原洋人は、ラウンド2のヒート１５では、ファーストライドからフォアハンドで 素晴しいカーヴィングターンで3.17をスコア。セカンドウェィブでは、ロングウォールのライトブレイクを掴み、アウトサイドからオフザトップのスラッシュを何度も繰り出し6.17をスコア。
さらに、パワフルなマニューバーで３つのクリティカルセクションでの素晴しいターンのコンビネーションを披露。トップスコアを6.87に塗り替え、ヒートスコア13.04で快勝した。
ラウンド2終了後に続けて行われたラウンド3で、ヒート7の新井洋人が登場。新井はスタートから3.00をマーク。その後、思うような波が掴めず、スコアを伸ばせず3位を強いられる。ヒート後半に入り、激しくテールを空中に投げ出す、フォアハンドのブロウテール・リバースを見せ、そのワンマニューバーで4.67をスコア。
しかし、その後にシルヴァに逆転され2位となる。そのまま2位をキープし続けた新井。残り時間5分を切り、3位のジョアオ・グェデスがバックハンドで5.60をスコアし一気にトップに躍り出る。新井は、3位に押し出され、そのままタイムアップ。
ヴァージニアビーチの4スターでファイナルまで勝ち上がった疲れが出たか、このガリシアで昨年5位の好成績を収めた新井洋人が、まさかの敗退となった。また同じヴァージニアビーチのプロジュニアで優勝した喜納海人はノーショーだった。
明日は男子が再開されれば、ラウンド3のH12で仲村拓久未、H15では大原洋人がアメリカのカノア五十嵐らと対戦。
女子ラウンド1がスタートとなれば、H1に前田マヒナ、北澤麗奈、H3に武知実波、H4に大村奈央、H8に水野亜彩子、H9に野呂玲花、H10に須田那月が登場する。
昨年のこのイベントでは、新井＆大原のW洋人が大活躍。新井洋人はセミファイナルまで勝ち上がり5位入賞を果たした。今回も世界を目指しチャージを続ける彼らの活躍を期待しエールを送り続けたい！ 頑張れ！日本！
ネクストコールは、2014年8月28日午後3時。
オフィシャルサイトではライブ中継が行われています。
http://www.aspworldtour.com/events/2014/mqs/1013/pantin-classic-galicia-pro/live
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