ASP6スター「ロス・カボス・オープン」メンズR2で大橋海人と新井洋人がラウンドアップ。

ASP6スター「ロス・カボス・オープン」メンズR2で大橋海人と新井洋人がラウンドアップ。 


タナー・グダスカス(USA) ASP/SHADLEY

 

ジッパーズ、ロス・カボス、メキシコ(2014年6月17日火曜日):バハ・カリフォルニア半島先端にあるリゾート、メキシコのサン・ホセ・デ ル・カボで、開催中のASP6スターQSイベント「ロス・カボス・オープン・オブ・サーフ」は大会2日目。前日よりもコンディションは上向き、クリーンなジッパーズの2~4 フィートのコンディションでトップシードが登場する、男子ラウンド2の24ヒートが行われた。

 

ベテラン・キャンペーナーたちが、イベントのトップ・スコアをマークする一方で番狂わせも多発。今シーズン3つ目となるASP 6-スター・クオリファイ・シリーズ(QS)イベントは、メンズで144名から48名へと絞られた。ウイメンズのコンペティションは明日からスタートする見込み。

 

 

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強烈なフォアハンド・アタックでラウンド2をチャージしリードしたピーターソン・クリサント(BRA)。パワフルなプログレッシブ・ターンをブレンドし、17.00のハイ・ヒート・トータルをマークした。「7と9ポイントでコンテストをスタート出来て最高です。」と、クリサントが言った。「ライトのポイントブレイクでのサーフィンが大好きなんです。いま100パーセントなので、ロス・カボスで良い結果を手に入れたいです。」

 

昨年のロス・カボス・オープンでセミファイナルまで勝ち上がったタナー・グダスカス(サン・クレメンテ、CA)は、得意のバックハンドでジッパーズ・ウォールを切り刻み、クリサントの高得点に匹敵するハイスコアをマークした。「トリッキーでしたね。自分の最初の2ウェイブは5ポイントでしたからね。」と、グダスカスが言った。「セクションの後で掴まってしまうんです。あの9の波は少しスローで、フェイスを上手く使えて、良いリズムを掴むことが出来ました。波は去年より良いですね。」

 

ASP WCTで活躍するトップ・シードのジョシュ・カー(AUS)は、フォアハンドでシームレスなコンビネーションを披露し、ラウンドアップを決めた。「カボのような場所でコンテストがあると、家族を連れて、素敵なリゾートに滞在する格好の理由になるからね。」と、カーが言った。「ここは10年振りぐらいかな。家族は初めてで、この数日間の滞在でこの場所を気に入ったみたいだよ。」

 

トップ・シードの選手はラウンドのトップ・スコアをメイクしたが、番狂わせが多発。ヤング・ブラジリアン18歳のイタロ・フェレイラは、元ASP WCTサーファーのダミアン・ホブグッド(USA)とネイザン・イエオマンズ(USA)を下す番狂わせを引き起こした。「昨日は素晴しいヒートを持てて、今日のラウンド2の助けになったんだと思います。」と、フェレイラが言った。「ダミアン(ホブグッド)とネイト(イエオマンズ)とのヒートはハードなのは分かっていました。波は今日の方が良いので、この調子で行きたいですね。」

 

 

 

 

大橋海人と新井洋人がラウンド3へ。 


強豪を倒した新井洋人 photo:ASP

 

大橋海人は、ヒート1で、WCTで活躍するジョシュ・カー(AUS)、マット・ルイス・ヒューイット(NZL)、ディエゴ・カデナ(MEX)と対戦。ヒートはジョシュ・カーが予想通りのサーフィンでリード。僅かにリードしていたマット・ルイスを、大橋海人がバックハンドのビッグスナップで逆転。第2位に浮上する。しかし、残り時間10分を切り、再びマット・ルイスが4.57で逆転。追い込まれた大橋だったが、5.40をスコアして、再び2位のポジションを奪い返し、ヒートスコア9.93で見事ラウンド3へ勝ち上がった。

 

大橋海人

 

新井洋人は、ダミアン・ホブグッド(USA)ネイザン・イェオマンズ(USA)イタロ・フェレイラ(BRA)とのタフなヒートを戦った。新井洋人は、スタートから素晴しいセットの波を掴み、フォアハンドでカーヴィングターンとビッグスナップのコンビネーションを見せ、5.67、4.50を続けてスコアして2位につける。

 

その一方で、バックハンドでトリッキーな技を見せるイタロ・フェレイラがヒートをリード。後半に入り、ダミアンがスコアを揃えて2位に浮上し、3位に押し出された新井だが、ブロウテールのビッグリエントリーを決めて、6.17をスコア。再びポジションをダミアンから奪い返す。僅差の激しいバトルとなったヒート3。ヒート終了間際に起死回生の波を掴んだダミアンだが逆転ならず。新井洋人が元WCT選手に競り勝った。

 

 

ヒート6で、昨日1位でラウンドアップを果たした仲村拓久未は、ネイザン・ヘッジ(AUS)ジェシー・メンデス(BRA)ギレルモ・サット(CHL)と対戦。ヒートはネイザン・ヘッジがリード。ヒート中盤にメンデスがエクセレントをマークしてトップへ。カーヴィングターンのコンビネーションで5ポイントを2本揃え3位に浮上する仲村だが、ギレルモに再び逆転されて4位へ。ヒート終盤には駄目押しとなるエクセレントをメンデスがマーク。仲村も最後までスコアを上げていったが逆転出来ず。4位で敗退となった。

 

同じく昨日1位で勝ち上がった大野修聖は、ヒート18でジェイ・トンプソン(AUS)デビッド・ドゥ・カルモ(BRA)カラニ・デビッド(HAW)と対戦。スローなヒートでも積極的に波を掴みむトンプソン。デビッド・ドゥ・カルモは、イベントの最高点となる9.43をスコア。それに対し、セットとのリズムが合わず、苦戦を強いられた大野は、ヒート終了間際の波で6.70をマークする高速のバックハンド・サーフィンを披露するも、あと一歩のところで3位敗退となった。

 

また、ヒート10でカルロス・ムニョス(CRI)ラムジィ・ボウカム(MAR)ディラン・グッディール(HAW)と対戦した村上舜は、6.70 5.53 をスコアしてヒートスコア12.23をマークするも3位敗退。ヒート12で加藤嵐が、ウィゴリー・ダンタス(BRA)ミゲール・トゥデラ(PER)クリス・ワード(USA)と対戦。4.475.07 ヒートトータル9.54をマークするも4位敗退となった。

 

ラウンド3のヒート1で新井洋人は、ジョシュ・カー(AUS)デイヴィ・キャスルズ(AUS)タナー・ヘンドリクソン(HAW)と対戦。大橋海人はヒート2で、マキシム・フスナット(FRA)イタロ・フェレイラ(BRA)ビリー・ステアメンド(NZL)と対戦する。

 

また明日開催が予定されている、メキシコ初のウイメンズASP 6スターには、ラウンド1のヒート2に武知実波、ヒート6に野呂玲花、ハワイの前田マヒナも出場。

 

がんばれ!日本!

 

メキシコ北東部のバハ・カリフォルニア州のロスカボスは、日本との時差は-16時間。夏時間採用時(13/4/7~13/10/27)は-15時間。ネクストコールは現地時間の7時30分 、日本時間の22時30分です。

 

ロス・カボス・オープンは、2014年6月16~22日までのウエイティング・ピリオドで、www.loscabosopenofsurf.comを通してウェブキャストされる。

 

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LOS CABOS OPEN OF SURF ROUND 2 RESULTS:
Heat 1: Josh Kerr (AUS) 14.20, Kaito Ohashi (JPN) 9.93, Matt Lewis-Hewitt (NZL) 9.40, Diego Cadena (MEX) 7.30
Heat 2: Davey Cathels (AUS) 12.34, Maxime Huscenot (FRA) 10.53, Bino Lopes (BRA) 9.83, Caio Ibelli (BRA) 9.50
Heat 3: Italo Ferreira (BRA) 15.10, Hiroto Arai (JPN) 11.84, Damien Hobgood (USA) 11.26, Nathan Yeomans (USA) 9.77
Heat 4: Billy Stairmand (NZL) 14.23, Tanner Hendrickson (HAW) 13.23, Joan Duru (FRA) 12.60, Keanu Asing (HAW) 12.10
Heat 5: Thiago Camarao (BRA) 16.90, Jack Freestone (AUS) 13.64, Gony Zubizarreta (ESP) 13.37, Tomas Hermes (BRA) 11.00
Heat 6: Jesse Mendes (BRA) 16.30, Guillermo Satt (CHL) 13.86, Nathan Hedge (AUS) 13.83, Takumi Nakamura (JPN) 11.76
Heat 7: Tomas Woods (AUS) 15.30, Frederico Morais (PRT) 13.40, Yadin Nicol (AUS) 12.90, Yago Dora (BRA) 11.97
Heat 8: Matt Banting (AUS) 15.10, Cooper Chapman (AUS) 13.83, Jeremy Johnston (USA) 12.80, Cody Thompson (USA) 11.23
Heat 9: Willian Cardoso (BRA) 15.47, Dale Staples (ZAF) 12.83, Rafael Teixeira (BRA) 9.20, Kai Barger (HAW) 8.50
Heat 10: Dylan Goodale (HAW) 13.33, Carlos Munoz (CRI) 13.23, Shun Murakami (JPN) 12.23, Ramzi Boukhiam (MAR) 5.40
Heat 11: Peterson Crisanto (BRA) 17.00, Ian Gouveia (BRA) 14.84, Krystian Kymerson (BRA) 13.07, Michael February (ZAF) 7.70
Heat 12: Miguel Tudela (PER) 13.30, Wiggolly Dantas (BRA) 13.07, Chris Ward (USA) 10.43, Arashi Kato (JPN) 9.54
Heat 13: Flavio Nakagima (BRA) 16.24, Brett Simpson (USA) 14.50, Parker Coffin (USA) 14.37, Alex Smith (HAW) 12.60
Heat 14: Tanner Gudauskas (USA) 17.00, Marco Giorgi (URY) 15.57, Stu Kennedy (AUS) 12.57, Brent Dorrington (AUS) 11.70
Heat 15: Santiago Muniz (BRA) 14.97, Wade Carmichael (AUS) 13.96, Brian Toth (PRI) 12.93, Jean Da Silva (BRA) 12.30
Heat 16: Michel Rodrigues (BRA) 14.67, Granger Larsen (HAW) 13.86, Dillon Perillo (USA) 10.46, Nathaniel Curran (USA) 7.17
Heat 17: Mitch Coleborn (AUS) 10.50, Ryan Callinan (AUS) 13.10, Evan Geiselman (USA) 12.43, Gabriel Villaran (PER) 12.34
Heat 18: David Do Carmo (BRA) 16.43, Jay Thompson (USA) 13.27, Masatoshi Ohno (JPN) 12.10, Kalani David (HAW) 11.63
Heat 19: Cory Arrambide (USA) 14.97, Nic Von Rupp (PRT) 14.30, Ricardo Christie (NZL) 14.07, Beyrick De Vries (ZAF) 9.16
Heat 20: Connor O’Leary (AUS) 16.47, Patrick Gudauskas (USA) 15.17, Kanoa Igarashi (USA) 13.57, Marco Fernandez (BRA) 9.77
Heat 21: Conner Coffin (USA) 14.54, Messias Felix (BRA) 13.67, Hodei Collazo (EUK) 13.33, Michael Dunphy (USA) 11.10
Heat 22: Francisco Bellorin (VEN) 13.90, Tim Reyes (USA) 12.07, Marc Lacomare (FRA) 10.50, Matt Pagan (USA) 8.20
Heat 23: Kaimana Jaquias (HAW) 16.83, Medi Veminardi (REU) 13.94, Mason Ho (HAW) 10.60, Jake Halstead (USA) 9.67
Heat 24: Dion Atkinson (AUS) 14.76, Steven Pierson (PYF) 12.63, Dylan Southworth (MEX) 12.44, Heitor Alves (BRA) 10.90