ASP-WCT第4戦はウイメンズのベスト8が決定。ファニングがラウンド2でワイルドカードに敗退

ASP-WCT第4戦はウイメンズのベスト8が決定。ファニングがラウンド2でワイルドカードに敗退 


ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)Image: ASP / Smorigo
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バーハ・ダ・チジュカ、リオデジャネイロ/ブラジル(2014年5月10日土曜日):2014年のサムスン・ギャラクシーASPワールド・チャンピオ ンシップ・ツアー第4戦である「ビラボン・リオ・プロ」と「リオ・ウイメンズ・プロ」は、3フィートのコンディションで、ウイメンズのラウンド4とメンズのラウンド2が行われた。

 

スリルと番狂わせのウイメンズは、クオーターファイナル進出のベスト8が決定メンズではファニングがラウンド2でワイルドカードに敗退する大番狂わせが発生した。

 

朝のオープニング・ヒートでは、フランスのポーリーン・アドゥが、プログレッシブなベテラン・サーファーのシルヴァナ・リマ(BRA)と対戦。アドゥのスムーズなトランジション・スタイルと、リマのアグレッシブ・アタックがぶつかり合った。スタートから3つのフロントサイド・スナップで6.33をスコアしたアドゥ。さらにミッドレンジをスコアしてリードを広げるもリマが5.17をスコアして、戦いを振り出しに戻した。しかし5.60で再びリードをとったアドゥがそのまま逃げ切り、今シーズン初のクオーターファイナル進出を決めた。

 

シルヴァナ・リマ(BRA)が惜しくも敗退。

 

「クオーターファイナルに勝ち上がると、本当に良いポイントを手に入れることが出来ます。」と、ポーリーン・アドゥが言った。「今シーズンは、これまでクオーターをメイクできなかったので、本当にハッピーです。タイトなヒートで、どちらもハイ・スコアを持っていなかった。シルヴァナ(リマ)に勝てて本当に嬉しいです。ブラジルで彼女と戦うのは怖かったんです。」

 

ルーキーのニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)とリプレイスメントのタティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)は、クオーターファイナル進出を賭けて、ヒート3で戦った。二人はヒート前半、スコアを求めてラインナップを捜し続けた。ロー・スコアの戦いは続き、ライトを見つけ2-ターン・コンビネーションで5.00をスコアしたヴァン・ダイクが、勝利を掴んだ。

 

「ヒートでリードはしていたものの、余裕はありませんでしたね。」と、ニッキ・ヴァン・ダイクが言った。「1つのスコアしか持っていなかったので、私にはバックアップ・スコアが必要でした。クオーターファイナルに勝ち上がれて嬉しいですね。やっと緊張がなくなりました。クオーターでタイラーと戦えて嬉しいです。お互いのサーフィンが分かっているので、ベストを尽くしてがんばるだけです。」

 

ラウンド2で敗退したファニング。© ASP / Smorigo

 

ミック・ファニング(AUS)がラウンド2で敗退。

 

メンズのラウンド2では、ビラボン・リオ・プロ・ワイルドカードのデビッド・ドゥ・カルモ(BRA)が、3-タイムASPワールド・チャンピオン・ミック・ファニング(AUS)を破る大番狂わせを引き起こした。

 

ブラジリアンはフォアハンドの3つのビッグ・ターンで7.00をスコア、さらに2つのバックハンドのブラストで7.93をスコアして、彼のシチュエーションを固めた。追い込まれたファニングは、ミッド・レンジ・スコアをマークするも、逆転に必要なスコア9.10を出せる波を見つける事は出来なかった。

 

「自分の国で、ミック(ファニング)に対してサーフィン出来て最高です。」と、デビッド・ドゥ・カルモ(BRA)が言った。「これまでこんな感覚を味わったことはありません。サーフィンを始めてから、ずっとミックのサーフィンを見て来ました。彼は世界一です。そんな彼を倒せたなんて信じられない。みんなの応援のお陰です。自分が乗った波をミックが乗っていたら、もっと凄いスコアを出していたに違いありません。」

 

ファニングを破った、ワイルドカードのデビッド・ドゥ・カルモ(BRA)© ASP / Smorigo

 

今日は自分より彼の方が勝っていたんだ。

 

「自分の狙いは、いくつかのライトを掴む事だったが、全くライトは姿を見せなかった。デビッドは素晴らしかった。彼が勝つのは、当然の成り行きだね。僕は、少しのプレッシャーも感じなかった。誰にでもチャンスはある。そこでベストを尽くす。今日は自分より彼の方が勝っていたと言う事だよ。」

 

ケリー・スレーター(USA)© ASP / Smorigo

 

ケリー・スレーター(USA)はワイルドカードを破り、R3へ。

 

ファニングを破るブラジリアンの大金星に盛り上がりを見せたギャラリーたちは、ワイルドカードのピーターソン・クリサント(BRA)と、11-タイム・ワールド・チャンピオン・ケリー・スレーター(USA)のヒートに再び燃え上がった。熱気に包まれるビーチ。スレーターはシームレスなカーヴィングで6.67をスコアし、ヒートをスタート。さらにタイトなチューブ・ライドでミッド・レンジ・スコアをマークし差を広げたスレーターは、ヒート後半にスコアした5.17でバックアップを塗り替えて、ブラジリアンに隙を見せずに圧勝した。

 

「これまで多くのワイルドカードに対してサーフィンをしてきたけど、 何があるか本当に分からない。」と、ケリー・スレーターが言った。「それが彼らと戦う時の考え方だね。彼らを甘く見てはいけない。2つの良いターンが入れられれば、今日の良い波だね。サイズアップしそうだから、我々により多くのチャンスがあるね。コンディションがタフだから、すばやくターンをフィットさせなければならないんだ。」

 

オフィシャルサイトではライブ中継の他、見逃したヒートを見れるヒートアナライザーもあるので要チェック。

http://www.aspworldtour.com/events/2014/mct/664/billabong-rio-pro

 

 

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リオ・ウイメンズ・プロ・クオーターファイナル組み合わせ:
QF1:レイキー・ピーターソン(USA)対ポーリーン・アドゥ(FRA)
QF2:カリッサ・ムーア(HAW)対アレッサ・クイゾン(HAW)
QF3:タイラー・ライト(AUS)対ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)
QF4:サリー・フィッツギボンズ(AUS)対ココ・ホー(HAW)

 

リオ・ウイメンズ・プロ:ラウンド4結果
ヒート1:ポーリーン・アドゥ(FRA)11.93 def.シルヴァナ・リマ(BRA)10.84
ヒート2:アレッサ・クイゾン(HAW)14.94 def.マリア・マニュエル(HAW)11.50
ヒート3:ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)11.17 def.タティアナ・ウエストン・ウェッブ(HAW)6.43
ヒート4:ココ・ホー(HAW)15.26 def.ローラ・エネバー(AUS)13.90

 

ビラボン・リオ・プロ:ラウンド3組み合わせ
ヒート1:ガブリエル・メディーナ(BRA)対トラヴィス・ロギー(ZAF)
ヒート2:ナット・ヤング(USA)対ミッチ・クルーズ(AUS)
ヒート3:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)対アリツ・アランブルー(ESP)
ヒート4:ジュリアン・ウィルソン(AUS)対コロヘ・アンディーノ(USA)
ヒート5:フリーペ・トリード(BRA)対ビード・ダービッジ(AUS)
ヒート6:ケリー・スレーター(USA)対デビッド・ドゥ・カルモ(BRA)
ヒート7:ジョエル・パーキンソン(AUS)対ティアゴ・ピレス(PRT)
ヒート8:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)対セバスチャン・ジーツ(HAW)
ヒート9:ジョディ・スミス(ZAF)対ジャドソン・アンドレ(BRA)
ヒート10:ジョシュ・カー(AUS)対アレホ・ムニーツ(BRA)
ヒート11:ミシェル・ボレーズ(PYF)対エイドリアン・バカン(AUS)
ヒート12:タジ・バロウ(AUS)対ディオン・アトキンソン(AUS)

ビラボン・リオ・プロ:ラウンド2結果
ヒート1:デビッド・ドゥ・カルモ(BRA)14.93 def.ミック・ファニング(AUS)11.26
ヒート2:ケリー・スレーター(USA)11.84 def.ピーターソン・クリサント(BRA)6.77
ヒート3:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)12.66 def.グレン・ホール(IRL)11.66
ヒート4:ジュリアン・ウィルソン(AUS)15.37 def.ブレット・シンプソン(USA)15.13
ヒート5:ミシェル・ボレーズ(PYF)13.26 def.ラオニ・モンテイロ(BRA)11.40
ヒート6:ディオン・アトキンソン(AUS)12.56 def.C.J.ホブグッド(USA)12.30
ヒート7:トラヴィス・ロギー(ZAF)12.67 def.オーウェン・ライト(AUS)11.17
ヒート8:アリツ・アランブルー(ESP)14.06 def.ミゲール・プポ(BRA)9.60
ヒート9:アレホ・ムニーツ(BRA)13.83 def.フレッド・パターチア(HAW)13.83
ヒート10:ビード・ダービッジ(AUS)14.10 def.マット・ウィルキンソン(AUS)10.10
ヒート11:セバスチャン・ジーツ(HAW)15.70 def.ジェレミー・フローレス(FRA)14.70
ヒート12:エイドリアン・バカン(AUS)10.50 def.アダム・メリング(AUS)9.34