エキサイティングなイースター・サンデーとなったリップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ
ベルズ・ビーチ/オーストラリア(2014年4月20日日曜日):2014年のサムスン・ギャラクシーASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー(WCT)第3戦リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチは、3~5フィートのベルズ・ボウルとリンコンで、メンズのラウンド2と、ウイメンズのラウンド2、ラウンド3が行われた。
ウイメンズのラウンド3で、サリー・フィッツギボンズ(AUS)は、猛烈なカーヴィングでパーフェクトに近い18.37という、ここまでのイベント・ハイエスト2-ウェイブ・スコアを記録した。対戦相手のコートニー・コンローグ(USA)とニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)も、素晴らしいフォアハンドでエクセレントなスコアをマークするも、クオーターファイナルへ進むフィッツギボンズを止めることはできなかった。
「そのヒートは、やっている本人と、見ている側の両方が本当にエキサイティングなヒートだったと思います。自分が、そのビッグスコアを手に入れたことが聞こえた時、本当に素晴らしい自信が沸き上がりました。クオーターファイナルに勝ち上がれて、本当にハッピーです」と、サリー・フィッツギボンズが言った。「ニッキ(ヴァン・ダイク)とコートニー(コンローグ)という2人のコンペティターとのタフなヒートでした。ふたりはビッグなパワー・ゲームをするので僅差を切り抜けなかればなりませんでした。」
オール・ハワイアン・ヒートとなった第2ヒートでは、カリッサ・ムーアとマリア・マニュエルをラウンド4へ追いやったココ・ホーが、クオーターファイナルへのフリーパスを手に入れた。ココ・ホーは、スタートから8.50をスコア。2度のASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンでディフェンディング・イベント勝利者のカリッサ・ムーアは、彼女が逆転するために必要としたハイ-スコアリング・ウェイブを探し続け、マニュエルも連続でミッド・レンジ・スコアを重ねたが、ココ・ホーは、バックアップに7.37を揃え、勝ち上がった。
また、5-タイムASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンで3度のリップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ勝利者であるステファニー・ギルモア(AUS)、2013年のリップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ第2位のタイラー・ライト(AUS)もクオーターファイナルへ勝ち進んだ。
第2戦の優勝者、ミシェル・ボレーズ(PYF)が最下位の番狂わせ。
メンズのラウンド2では、カレントASPワールドNo.4ミシェル・ボレーズ(PYF)が、リプレイスメント出場のグレン・ホール(IRL)に敗れる番狂わせが発生した。昨年のフィジーで大怪我を負ってから初めての試合となったホールは、スムーズなバックハンドで6.67をスコア。30分のヒートの中で2人が乗った波は5本のみ。さらにホールは、セット・ウェイブを手に入れて、6.53をスコア。ボレーズの勢いに終止符を打った。
「ここまで辿り着くのは長い道のりでしたが、バックグラウンドではAC/DCの「ヘルズ・ベルズ」が流れていてる中で、素晴らしい波のヒートでのサーフィンは、それだけで価値がありましたね。」と、グレン・ホールが言った。「1ヵ月前、ボックスやマーガレット・リヴァーのような波をサーフィンしている自分自身を思い描けませんでしたが、僕はベルズ・ビーチで戦うことができることを望んでいた。まだ道程は長いですが、自分を高めて行きたいですね。」
ラウンド2のヒート4でエイドリアーノ・スーザ(BRA)は、ディフェンディング・イベント勝利者の底力を見せ、ベルズ・ウォールで7.67をスコア。更にここまでのメンズ・ハイエスト・スコア9.17をスコアし勝利した。「確かに自分のサーフィンは、この波に合っていると思います。」と、エイドリアーノ・デ・スーザが言った。「この波には自信がありますよ。去年このイベンで優勝しているので、今回も精一杯やり、良い結果を残したいですね。」
あまりにエキサイトし過ぎて、ターンした時に落ちたんだと思いますよ。
ハワイのジョン・ジョン・フローレンスは、ラウンド2のヒート6でパワフルなポルチュギー・サーファーのティアゴ・ピレスと対戦した。ひざの怪我でマーガレット・リヴァー・ドラッグ・アウェア・プロを欠場したピレスだが、本日はそれを全く感じさせないパフォーマンスで7.33をスコア。早いリードをとった。それに対しフローレンスは、ソリッド・スコアをマークしていたにもかかわらず、逆転するためのバックアップ・スコアを見つけられなかった。しかし、ラストウェイブで高速マニューバーを披露したフローレンスは、7.53をスコア。大逆転でラウンドアップを果たした。
「結構良い感じで、最初の波は待ちきれないほど興奮していましたね。」と、ジョン・ジョン・フローレンスが言った。「それで、あまりにエキサイトし過ぎて、ターンした時に落ちたんだと思いますよ。グッド・ウェイブをいくつかゲット出来ましたが、最初の波ではトップでターンした時に振り落とされてしまって、バレルをゲットしようとしても潰されて、本当に腹が立った。でも、そこで火がつきましたね。波は、写真で見るような素晴しい波でした。」
イベントサイトでは、ライブ中継の他、ヒートアナライザーで見逃したヒートもチェック出来ます。
http://www.aspworldtour.com/events/2014/mct/655/rip-curl-pro-bells-beach
Rip Curl Women’s Pro Bells Beach Round 4 Match-ups:
Heat 1: Courtney Conlogue (USA) vs. Malia Manuel (HAW)
Heat 2: Carissa Moore (HAW) vs. Nikki Van Dijk (AUS)
Heat 3: Lakey Peterson (USA) vs. Bianca Buitendag (ZAF)
Heat 4: Dimity Stoyle (AUS) vs. Laura Enever (AUS)
Rip Curl Women’s Pro Bells Beach Round 3 Results:
Heat 1: Sally Fitzgibbons (AUS) 18.37, Courtney Conlogue (USA) 17.00, Nikki Van Dijk (AUS) 15.93
Heat 2: Coco Ho (HAW) 15.87, Carissa Moore (HAW) 15.56, Malia Manuel (HAW) 12.70
Heat 3: Tyler Wright (AUS) 16.93, Lakey Peterson (AUS) 14.27, Laura Enever (AUS) 8.83
Heat 4: Stephanie Gilmore (AUS) 17.44, Dimity Stoyle (AUS) 15.57, Bianca Buitendag (ZAF) 11.30
Rip Curl Women’s Pro Bells Beach Round 2 Results:
Heat 1: Coco Ho (HAW) 11.33 def. Paige Hareb (NZL) 7.67
Heat 2: Malia Manuel (HAW) 15.00 def. Alessa Quizon (HAW) 8.44
Heat 3: Carissa Moore (HAW) 15.73 def. Zoe Clarke (AUS) 10.00
Heat 4: Tyler Wright (AUS) 17.53 def. Johanne Defay (FRA) 10.60
Heat 5: Lakey Peterson (USA) 17.17 def. Alana Blanchard (HAW) 11.90
Heat 6: Laura Enever (AUS) 12.23 def. Pauline Ado (FRA) 12.20
Rip Curl Pro Bells Beach Round 3 Match-ups:
Heat 1: Taj Burrow (AUS) vs. Mitch Crews (AUS)
Heat 2: Adriano de Souza (BRA) vs. Filipe Toledo (BRA)
Heat 3: Josh Kerr (AUS) vs. Adam Melling (AUS)
Heat 4: Gabriel Medina (BRA) vs. Bede Durbidge (AUS)
Heat 5: Kai Otton (AUS) vs. John John Florence (HAW)
Heat 6: Kelly Slater (USA) vs. Glenn Hall (IRL)
Heat 7: Joel Parkinson (AUS) vs. Aritz Aranburu (ESP)
Heat 8: C.J. Hobgood (USA) vs. Owen Wright (AUS)
Heat 9: Jordy Smith (ZAF) vs. Sebastian Zeitz (HAW)
Heat 10: Nat Young (USA) vs. Fredrick Patacchia (HAW)
Heat 11: Julian Wilson (AUS) vs. Miguel Pupo (BRA)
Heat 12: Mick Fanning (AUS) vs. Matt Wilkinson (AUS)
Rip Curl Pro Bells Beach Round 2 Results:
Heat 1: Josh Kerr (AUS) 7.97 def. Jacob Willcox (AUS) 7.93
Heat 2: Nat Young (USA) 10.34 def. Cahill Bell-Warren (AUS) 8.27
Heat 3: Glenn Hall (IRL) 13.20 def. Michel Bourez (PYF) 9.34
Heat 4: Adriano de Souza (BRA) 16.84 def. Brett Simpson (USA) 13.76
Heat 5: Kai Otton (AUS) 14.84 def. Raoni Monteiro (BRA) 11.54
Heat 6: John John Florence (HAW) 14.80 def. Tiago Pires (PRT) 13.16
Heat 7: Miguel Pupo (BRA) 14.23 def. Dion Atkinson (AUS) 10.53
Heat 8: Filipe Toledo (BRA) 15.10 def. Travis Logie (ZAF) 13.66
Heat 9: Matt Wilkinson (AUS) 15.63 def. Adrian Buchan (AUS) 14.16
Heat 10: Mitch Crews (AUS) 14.70 def. Jeremy Flores (FRA) 11.10
Heat 11: Fred Patacchia (HAW) 14.83 def. Jadson Andre (BRA) 11.84
Heat 12: Adam Melling (AUS) 14.17 def. Kolohe Andino (USA) 9.70
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