Surf n Sea Pipeline Proでベサニー・ハミルトンが優勝。橋本小百合が3位。
(パイプライン、ハワイ 現地2014年3月20日木曜日)ASPウイメンズ1スター「Surf n Sea パイプライン・ウイメンズ・プロ2014」は、ウエイティング期間が3月11日から21日まで。コンディション不良で波を待ち続け、残り1日となった現地20日に大会はスタート。パイプライン本来のブレイクではなかったが、ライト&レフトの3-5フィートのコンディションで、ガールズ達の白熱したヒートが繰り広げられた。
優勝候補の一人であったベサニー・ハミルトンは、スタートからフォアハンドとバックハンドのジャイアント・スナップを披露。またベスト・チューブ・ライドのバンザイ・スシ・アワードを獲得するバレル・テクニックも披露し、勝利を手に入れた。
ファースト・ヒートでコンペティションのベスト・スコアをメイクしたアナスタシア・アシュリーは、セミファイナルで惜しくも敗退。カウアイのブリアナ・コープもセミファイナルで姿を消した。
そんな中で、ファイナル進出を果たしたノースショアのダックス・マギルは、いくつかの素晴らしいターンを見せたが、ファイナルでは良い波を見つけることができずに4位。ハワイ在住である橋本小百合がスタイリッシュにファイナルをメイク。グッドなバック・ドア・ウェイブでフォアハンドのハイパフォーマンスを披露し、見事3位入賞を果たした。
モアナ・ジョーンズと優勝争いをしたベサニー・ハミルトンは、シャークアタックで片腕を失った女性としても有名で、そこから不屈の精神でコンテストに復帰。昨年は結婚もして、新しい人生を歩き始めた。今回のベサニーのパフォーマンスは文句無しの勝利だった。
「確かに本来のパイプではなかったけど、私がサーフィンする世界中のどのスポットより良い波でしたよ。」と、勝利の後にベサニーが言った。「いつも負けてばかりだったので、優勝できてて嬉しいです。ファーストヒートでは小さいバレルもゲット出来て、そんなこと全く期待していなかったので、うれしい驚きでしたね。」
優勝:ベサニー・ハミルトン
2位:モアナ・ジョーンズ
3位:橋本小百合
4位:ダックス・マギル