ガブリエル・メディーナとステファニー・ギルモアがWCT開幕戦を優勝で飾る。

ガブリエル・メディーナとステファニー・ギルモアがASP-WCT開幕戦を優勝で飾る。 


ガブリエル・メディーナ(BRA)© ASP/ Cestari

 

ASP-WCT第1戦「Quiksilver and Roxy Pro Gold Coast」が終了。

 

クーランガッタ、QLD、オーストラリアー2014年3月11日火曜日:2014年のサムスン・ギャラクシーASPワールド・チャンピオンシップ・ツアーの開幕戦が行われていたスナッパー・ロックスは、男女ともスリリングなファイナル・デイを迎え、ガブリエル・メディーナ(BRA)とステファニー・ギルモア(AUS)の優勝で幕を閉じた。

 

ブラジリアンのガブリエル・メディーナは、スナッパーを制した2人目のグーフィーフッターとして歴史に刻まれた。メディーナはファイナルで2013年のクイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト第2位であるジョエル・パーキンソン(AUS)を克服し、終了間際の大逆転勝利を手に入れた。

 

今日のメディーナは、クオーターファイナルで3タイム・ワールド・チャンピオンのミック・ファニングを。そして、セミファイナルでクイックシルバー・プロ・ゴールド・コーストで何度も優勝経験のあるタジ・バロウを下し、ファイナルまで勝ち上がった。

 

© ASP/ Kirstin

 

このコンテストで優勝することが子供の頃からの夢でした。

 

「このイベントに勝つことは、本当に名誉だと思います。」と、メディーナが言った。「このイベントは、過去にミック(ファニング)、パーコ(ジョエル・パーキンソン)、タジ(バロウ)らが優勝したことのある、ツアーで最もハードなコンテストです。このコンテストで優勝することが子供の頃からの夢でした。そんな彼らの姿をビデオや雑誌で見て憧れていました。今日は、そんな憧れのサーファー達と対戦するチャンスをもらえて、そんな最高のチャンスを逃す事は出来ませんでした。それは変な感じで、本当に不思議でしたが、最高の気分でしたね。」

 

ジョエル・パーキンソン© ASP/ Kirstin

 

セミファイナルも絶好調だったジョエル・パーキンソン。デ・スーザに対し、ヒートスコア18.70という驚愕のスコアでファイナルまで勝ち上がった。ファイナルでもスタートから9ポイントをスコアするも、ヒート中盤にサーフボードを折るアクシデントに見舞われ、そこから流れがメディーナに変わった。

 

「2年連続の2位は、胸が張り裂ける思いだよ。でも別の意味では、素晴らしいスタートであると言える。」と、パーキンソンが言った。「前にも言ったけど、ワールド・タイトルは開幕戦で勝ったか、負けたかで決まるものではない。昨年のベルズでのショッキングなR3敗退というのがなかったら、タイトルレースに食い込んでいたかもしれない。今年はそこを改善したいね。メディーナは素晴しい才能を持っている。今日は絶好調だったし、優勝に値するサーフィンをしていたね。彼にお祝いを言いたいよ。」

 

 

© ASP/ Cestari

 

5タイムASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンのステファニー・ギルモア(AUS)は今日、 センセーショナルなパフォーマンスで彼女の5回目のロキシー・プロ・ゴールド・コースト・イベント・タイトルを勝ちとった 。ギルモアはセミファイナルで、2度のASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンに君臨するカリッサ・ムーア(HAW)をさっさと片づけ、ファイナルでは、今大会絶好調だったサウス・アフリカのビアンカ・ブュイティンダッグと対戦した。

 

そのファイナルは、ブュイティンダッグにとって初のASP WCTファイナルであったが、ギルモアはパワフルで美しいサーフィンをファイナルデイを通して披露し、エクセレントなスコアをマーク。今日は完全にギルモア・デイだった。

 

ステファニー・ギルモア(AUS)© ASP/ Cestari

 

カリッサとのヒートに勝ったことが、自分に凄く大きな自信を与えてくれました。

 

「この感覚は、随分味わっていませんね。」と、ギルモアが言った。「家族や友達が回りに居てくれて、みんなとハイファイブできることは、世界で最高なフィーリングです。自分のヒートの前に、ジョエル(パーキンソン)のところまでパドルで行ったんです。彼は素晴らしいバレルを続けてゲットしていたので、そのグッド・バイブレーションにあやかりたいと思っていました。

 

ヒートのスタートから、私の頭の中には、わずか30分、2本の良い波を掴んで楽しもう!しかありませんでした。カリッサとのヒートに勝ったことが、自分に凄く大きな自信を与えてくれましたね。今シーズンも長い厳しい年になるでしょう。でも私は、タイトルを獲得するために、できるだけのことをするつもりです。」

 

WCT初ファイナル進出で、見事第2位となったビアンカ・ブュイティンダッグ(ZAF)。「この素晴しい経験にとても圧倒されました。まだ夢のようですね。賞金はチャリティに回そうと思います。」

 

11タイムASPワールド・チャンピオンで、昨年のクイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・チャンピオンであるケリー・スレーター(USA)は、クオーターファイナルでエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)によって破れた。今日のクラッシュ以前に、ふたりはASP WCT上で16回目の対戦。 11対5でスレーターが優勢だった。

 

「何本かワイプアウトしてしまったのでイライラしたよ。」と、スレーターが言った。「エイドリアーノ(デ・スーザ)は、終盤にリズムを掴み、セットで調子を上げていた。彼に優先権があるときに、より良い波が入って来ているように感じたよ。僕は、もっと忍耐強く待つべきだった。」

 

 

ついにその火蓋を切ったサムスン・ギャラクシーASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー2014。第2戦はウエスタン・オーストラリアで2014年4月2日-13日の期間で開催される「マーガレット・リヴァー・プロ」。そちらのリポートもお楽しみに。

 

イベントは、aspworldtour.comyoutube.com/ASPを通してウェブキャストされた。

 

 

クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・ファイナル結果:
優勝:ガブリエル・メディーナ(BRA)16.33
第2位:ジョエル・パーキンソン(AUS)16.27

 

ロキシー・プロ・ゴールド・コースト・ファイナル結果:
優勝:ステファニー・ギルモア(AUS)15.80
第2位:ビアンカ・ブュイティンダッグ(ZAF)10.47

 

クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・セミファイナル結果:
セミファイナル1:
ガブリエル・メディーナ(BRA)14.13 def.タジ・バロウ(AUS)14.10
セミファイナル2:
ジョエル・パーキンソン(AUS)18.70 def.エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)9.67

 

ロキシー・プロ・ゴールド・コースト・セミファイナル結果:
セミファイナル1:
ステファニー・ギルモア(AUS)17.10 def.カリッサ・ムーア(HAW)13.40
セミファイナル2:
ビアンカ・ブュイティンダッグ(ZAF)15.90 def.レイキー・ピーターソン(USA)12.50

 

クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・クオーターファイナル結果:
クオーターファイナル1:タジ・バロウ(AUS)15.00 def.C.J.ホブグッド(USA)12.46
クオーターファイナル2:ガブリエル・メディーナ(BRA)15.83 def.ミック・ファニング(AUS)14.00
クオーターファイナル3:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)16.53 def.ケリー・スレーター(USA)12.17
クオーターファイナル4:ジョエル・パーキンソン(AUS)17.93 def.ミゲール・プポ(BRA)13.26

 

 

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