ジャドソン・アンドレ(BRA)がASPプライム・カスカイス・ビラボン・プロで優勝

ジャドソン・アンドレ(BRA)がASPプライム・カスカイス・ビラボン・プロで優勝。 


The podium of the inaugural Cascais Billabong Pro ©ASP/Masurel

 

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プライア・デ・カルカベロス、カスカイス ポルトガル(2013年10月26日土曜日)ーASPプライム・カスカイス・ビラボン・プロが終了。ジャドソン・アンドレ(BRA)は、クリーンな3~4フィートのコンディションとなった、アイコニックなプライア・デ・カルカベロスで行われたファイナルで、コナー・コフィン(USA)を下し優勝した。また、Mocheシリーズの最終イベントである今イベントで、アダム・メリング(AUS)がシリーズチャンピオンシップに輝き、賞金50,000ドルを獲得。ジェレミー・フローレス(FRA)が2013年のASPヨーロピアン・チャンピオンになった。

 

ジャドソン・アンドレ(BRA)は、ファイナルのスタートから爆発的なパフォーマンスを見せ、フォアハンドで信じられないほど長いバレルをメイクしてパーフェクト10をスコア。コンビネーションの圧倒的な勝利を決めた。「信じられないですね。ポルトガルは僕にとって特別な場所なのです。」と、アンドレが言った。

 

「僕はここでISAワールド・チャンピオンになり、2009年にはアゾレスの後にクオリファイを決めたんです。そして、いまビッグな結果が必要な状況で、再びここでの優勝することが出来たのです。自分は、このコンテストに勝つために多くのトレーニングで鍛え、たくさんのボードを試して来ました。だから、これは本当に特別の瞬間なのです。」

 

3シーズンをWCTサーファーとして活躍して来たアンドレは、今回の優勝で来年のトップ34への返り咲きへ大きく前進した。来月から始まるハワイアン・レッグで良い結果を残せるか否かが2014年のクオリファイへの鍵となる。「クオリファイに向けた、より安全な方へ進めたと言えますね。」と、アンドレは続けた。「2つのイベントがハワイで残っています。際どいラインであることは分かっています。諦めずハワイに行って自分のベストのサーフィンをしたいですね。」

 

“正直言って、今年の目標以上の事をやり遂げたので、あまりワールド・ランキングに重要性は感じていないんです。“コナー・コフィン(USA)

 

惜しくも2位となったコナー・コフィン(USA)は、ファイナルまでに多くのトップアスリート達を粉砕。優勝も夢ではないパーフェクトな試合運びで勝ち上がって来た。コフィンはコンテストを通して、プログレッシブ・サーフィン・レパートリーとバレル・テクニックをディスプレイ。そして、いくつかの素晴しいヒート・トータルを手に入れた。

 

「信じられない感じですね。クオーターファイナルに勝ち上がった時点で最高だと思っていました。」と、コフィンが言った。「セミファイナルでは最後に逆転して、ファイナル進出。もうコンテストに優勝したぐらいの気分でしたね。ジャドソンは最高でした。優勝はしたかったけど、ファイナルはやられた感じでした。でもキャリア最大の成績で、凄く自信もつきましたよ。」

 

ASPインターナショナル・シーンにおけるトップ・ジュニアのひとりであるコフィンにとって、今回のメジャーASPイベントでのファイナル進出は初めて。来季のクオリファイには少々ポイント不足ではあるが、最後の2つのプライムを前に、ワールド・ランキング36位のポジションを手に入れた。

 

「正直言って、今年の目標以上の事をやり遂げたので、あまりワールド・ランキングに重要性は感じていないんです。」と、コフィンは続けた。「でも、ヒート毎自分のベストで挑むつもりで、自分のサーフィンを高めたい。もう一つビッグリザルトを手に入れて、WCTに入れたりしたら気が狂っちゃいますよ。」

 

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3位には、イベントを通して圧倒的なフォームを見せていたカルロス・ムニョス(CRI)とジェレミー・フローレス(FRA)。コスタリカのムニョスは、一貫して信じがたいエアリアル・マニューバーでハイエスト・スコアをマーク。また2013年のASPヨーロピアン・タイトルを獲得し、勢いのあったフローレスだったが、セミファイナルでジャドソン・アンドレ(BRA)に敗れた。今回のイベントには日本から大橋海人が出場するも、ファーストラウンドでヒート終了間際に逆転されて惜しくも敗退となった。

 

これでヨーロピアンレッグは終了。舞台はハワイへと移り、いよいよクライマックスを迎える。ハワイアン・ウインター・サーフ・シーズンの到来を告げるASP4スターイベント「Vans Presents HICプロ」のウエイティング期間は、現地時間10月29日からスタート。そして、11月12日 から12月20日まで開催される第31回「バンズ・トリプルクラウン・オブ・サーフィン」へと世界の注目は移って行く。

 

また、一方でASPーWJC「HDワールド・ジュニア・チャンピオンシップ 」は、ブラジルで10月27日からスタート。今回は日本代表として、仲村拓久未、大原洋人、新井洋人、加藤嵐、稲葉玲王、渡辺寛。高橋みなと、野呂玲花が出場する。ライブ中継はこちらから。http://www.hd-wjc.com/

 

 

 

カスカイス・ビラボン・プロ・ファイナル結果:
優勝:ジャドソン・アンドレ(BRA)16.50
2位:コナー・コフィン(USA)7.10

 

カスカイス・ビラボン・プロ・セミ・ファイナル結果:
SF 1:コナー・コフィン(USA)13.34 def.カルロス・ムニョス(CRI)13.20
SF 2:ジャドソン・アンドレ(BRA)14.14 def.ジェレミー・フローレス(FRA)9.44

 

カスカイス・ビラボン・プロ・クォーター-ファイナル結果:
QF 1:カルロス・ムニョス(CRI)16.57 def.ミッチ・クルーズ(AUS)8.23
QF 2:コナー・コフィン(USA)14.43 def.ジョナサン・ゴンザレス(CNY)13.66
QF 3:ジャドソン・アンドレ(BRA)13.67 def.グレンジャー・ラーセン(HAW)8.44
QF 4:ジェレミー・フローレス(FRA)16.43 def.アダム・メリング(AUS)11.50

 

 

オフィシャルサイト:

 

http://www.aspeurope.com/cascais/