ビーチクリーンで東京のサーフショップが千葉・勝浦市より表彰される。
国内でも有数のサーフポイント、千葉県勝浦市の部原海岸は、ASPの国際大会なども行われる世界的にも知られた場所だ。そのポイントの目の前に1982年からクラブハウスを構える東京・日暮里のサーフショップ「サンセットタウン」が長年のビーチクリーン活動を評価され千葉県勝浦市より表彰された。
10月1日、サンセットタウンのオーナー後藤 保氏は、普段のTシャツから着慣れないスーツ姿で授与代表者として勝浦市市役所に向った。今回は「勝浦市制施行55周年記念」の感謝状・表彰状贈呈式の環境美化功労部門での表彰となった。市制の発展に寄与した元市長、議員や一般市民の人々が猿田寿男市長に次々に表彰される中、サーファーとして、しかも東京のショップが表彰されたことは異例だという。
後藤氏に話を聞いたところ「1976年に日暮里にお店を出した時から部原はお気に入りのポイントで、砂の色にほれ込んでその後にクラブハウスを建てたんです。その時はビーチクリーンなんて言葉は無かったけど、自分たちが楽しむところだし、一日中みんなが気持ちよく過ごせるようにしたかったのが始まりで、それがずっと続いただけです。」と特別なことをしてきた訳ではないという。
しかし、「誰かが自分たちのことを見ていて認めてくれたことなので、素直に嬉しいです。協力してくれる地元の人たちやローカルサーファー、クラブ員のみんなに感謝しています。」と語ってくれた。サーファーが海を汚さないことは周知の事実だが、漂流ゴミや一般の置き忘れゴミなどが目立つようになっている。後藤氏はいう「今はビーチに親子2世代、3世代で遊びに来るようになり、小さな子供たちも自然にビーチクリーンに参加している。そのビーチで学んだことを自分たちの街にお土産として持ち帰って欲しいと願う。」(2013年10月15日15:52更新)
取材協力:サンセットタウン TEL 03-3807-3007 http://www.sunsettown.com/
ビーチクリーンは毎月第4日曜日の午後1時に行われる
部原ポイントの目の前に建つクラブハウス