JPBAツアー第4戦「TAHARA CUP」は、6連勝中の榎戸崇人を敗り粂総一郎が初優勝!!

JPBAツアー第4戦「TAHARA CUP」は、6連勝中の榎戸崇人を敗り粂総一郎が初優勝!! 


JPBA初優勝の粂総一郎

 

 

2013年JPBAツアー第4戦TAHARA CUP』が、7月7日(土)、8日(日)、愛知県田原市赤羽根町大石海岸(赤羽ロングビーチ)で開催された。大会最終日の天候は、晴れ時々雨、波のサイズはモモーコシというスモールコンディションながら、世界に通ずる日本最高峰のプロボディボーダー100名によるハイパフォーマンスが披露された。

 

 

【メンズクラス】榎戸崇人破れる!!粂総一郎プロツアー初優勝!!!! 


Soichiro Kume

 

 

今回は、イベントを通じて絶好調だった粂総一郎。彼らしいスムーズなターンから繰り出されるダイナミックな技がスモールコンディションに炸裂。トップランカーの榎戸兄弟を二人とも倒し念願のプロツアー初優勝を飾った。セミファイナルで兄の榎戸輝を僅差で逆転し押さえ込んで勝利し、一気に勢いに乗った粂。ファイナルでは今季全戦優勝、昨年度ツアーから6連勝中の榎戸崇人に対し、後半リードされるも崇人の得意とするARSを見事に決めて大逆転。そのまま逃げ切り7連勝を阻止すると共に、背中を見て育って きた二人の偉大なチャンピオンを乗り越え念願のプロツアー初優勝を成し遂げた。次戦の宮崎でも、この勢いのまま更なる活躍が期待される。

 

 

【ウィメンズクラス】畠山美南海が今季2勝目。ランキングもトップへ。 


Minami Hatakeyama

 

 

ファイナルは、IBAのワールドツアーでも戦う事のある、世界を目指す千葉勢同士の戦いとなった。しなやかな体をうまく使ってスタイリッシュなライディングを見せる畠山美南海と、パワフルで力強いライディングの大原沙莉。世界でも評価の高い二人の戦いは、とても見応えのある戦いとなった。前半からリードしていた畠山が中盤、波の取り合いでインターフェアを侵す。チャンスとなった大原だが、良い波に乗れず点数をのばす事が出来ないままタイムアップ。妨害を取られながらも最後までリードを守りきった畠山が鴨川に続く今季2勝目を上げた。今回の勝利でランキングトップに躍り出た畠山。2位に大原、3位に今回セミファイナルで破れた井上 美彌。最終戦を前にランキング上位3名が600ポイント差と僅差の戦い。最終戦での更にヒートアップするグラチャン争いに注目が集まる。

 

 

【DKクラス(ドロップニークラス)】やはり強かった山田幸久、今シーズン3勝目!! 


Yukihisa Yamada

 

 

DKには、かなり厳しいコンディションの中、点数の出る波を見つけ得意のスラッシュ、ローラーコースターと少ないチャンスを確実にものにした山田幸久の貫禄の優勝だった。安定した成績で今シーズンを戦っている鈴木啓祐藤岡慶の両選手。鈴木は今回、セミファイナルまで流れのあるカービングを決めていたが、ファイナルでは惜しくも2位。3位に藤岡慶、4位に西澤慎也という結果となった。

 

 

次戦はいよいよグランドチャンピオンをかけた最終戦!!2013年JPBAツアー第5戦『木崎浜クリーンビーチCUP』が10月12(土)・13日(日)宮崎県宮崎市木崎浜海岸で開催される。クラスはMENS / WOMENS / DKの3クラス。全てのチャンピオンが決定する。

 

 

本戦終了後のランキングはこちらからjpbaのHPよりご覧いただけます。
http://www.jpba.org/

JPBA/日本プロフェッショナルボディボーディング連盟

Photos: Masahiko Yoshioka JPBA/Nikon
ALL RIGHTS RESERVED 2013
機材協力:(株)ニコンイメージングジャパン

 

畠山美南海と大原沙莉はライバル
インターフェアを侵した畠山
4戦3勝の山田幸久と鈴木啓祐

2013年JPBAツアー第4戦TAHARA CUP』7月7日(土)、8日(日)
開催場所:愛知県田原市赤羽根町大石海岸(赤羽ロングビーチ)
天候:晴れ時々雨
波のサイズ:モモーコシ
エントリー数:MENS 36名、WOMENS 42名、DKクラス 13名

 

MENSクラスの結果
優勝 粂 総一郎
2位 榎戸 崇人
3位 榎戸 輝
3位 柴田 泰之

WOMENSクラスの結果
優勝 畠山 美南海
2位 大原 沙莉
3位 佐藤 晃子
3位 井上 美彌

DKクラスの結果
優勝 山田 幸久
2位 鈴木 啓祐
3位 藤岡 慶
4位 西澤 慎也