バージニアで開催されたASP4スターイベントで大橋海人が4位。大原洋人がジュニアで3位となる。

バージニアで開催されたASP4スターイベントで大橋海人が4位。大原洋人がジュニアで3位となる。 


 

ヴァージニアビーチ、ヴァージニア/USA(2013年8月25日日曜日)ASP4スターVans Proがついにファイナルデイを迎え、前日よりサイズアップしたピーキーな2~4フィートのコンディションで4スターのラウンドオブ32からスタートした。ラウンドオブ32のヒート1では、大橋海人と大原洋人が同じヒートとなり、パーカー・コフィンとイアン・ゴウベイヤと対戦した。

 

前日のヒート中に折れたノーズの板で挑む大原洋人。大橋海人はストレートアップのバックハンドでチャージし6.83をスコア。パワーハウスのイアン・ゴウベイヤもバックハンドで6.33でヒートをスタートする。パーカーはフォアハンドで5.33をスコア。大原洋人は、得意のカーヴィングで5.33をスコアし応戦する。ゴウベイアはバックアップを5.43を揃えトップへ。激しいデットヒートとなる。後半に入り、2位の大橋海人は3つのビッグマニューバーでエクセレントの8.33をスコア。トップへ躍り出る。大原洋人は思うような波を掴めず4位を強いられるが、ヒート終盤バックハンドのビッグエントリーからフォアハンドでリフォームするセクションでブロウテールのビッグスナップを決め、7.5をスコア。4位から一気に2位に浮上。大橋と大原はワンツーフィニッシュでラウンドアップを果たした。

 

 

4スターWQSクオーターファイナル 


 

メンズのクオーターファイナル。大橋海人は、ジョナ・カーター、ベン・ブジョア、ライアン・ブリッグスと対戦。後半に入り大橋海人がライトブレイク見つけ、素晴しいフォアハンドのカーヴィングターンでエクセレントの8.43をスコア。バックアップも4.83をスコアしてヒートをリード。ベン・ブジョア、ライアン・ブリッグスもハイスコアをマークして、その差を縮めて来るも、そのままタイムアップ。大橋海人がトップでセミファイナル進出を決めた。

 

 

続けてクオーター2に大原洋人が登場。マット・ペイガン、ナザニエル・カラン、パトリック・グダスカスという強豪と戦った。大原洋人は再びスタートからフォアハンドのシャープなリエントリーで6.00をスコアして、素晴しいスタートダッシュを見せる。ヒート中盤から縦横無尽に波をコントロールするパット・グダスカスがスコアを刻み、トップに躍り出る。2位を強いられた大原もバックアップを5.17に塗り替えて再びトップへ躍り出る。残り時間10分を切り、再びパット・グダスカスがバックハンドでチャージ。6.93をスコアして逆転。しかし、大原洋人は再びエクセレントの9.00をスコア。再度トップを奪い返し、激しいデッドヒートに競り勝ち、セミファイナルへ勝ち上がった。

 

ジュニアのセミファイナル 


ジュニアのセミファイナルのヒート1で、大原洋人は、セス・モニーツ、ラファエル・テイクセラ、カム・リチャーズと対戦。大原洋人はフォアハンドで3.43をスコアしてヒートをスタート。リチャーズが果敢に波を攻め5.33をスコアしてスタートダッシュを見せる。セス・モニーツもライトブレイクでフォアハンドのスラッシュをみせて、5.83をスコアトップへ躍り出る。ヒート後半、バックハンドでチャージを見せた大原洋人は素晴しいクリティカル・ターンのコンビネーションで7.17をスコア。バックアップも5.23でトップに躍り出る。残り時間5分を切りセス・モニーツが6.83をスコア。大原洋人は2位を強いられるも、ラストウェイブのバックハンドで7.77をスコア。絶好調の大原が、トップを奪い返しファイナル進出を決めた。

 

4スターWQSセミファイナル 


クオーターファイナルをトップでラウンドアップした大橋海人と大原洋人。セミファイナルでは再び同じヒート1でアメリカのライアン・ブリッグス、パトリック・グダスカスと対戦した。早朝から誰よりもラウンドを繰り返し、相当タフな大原洋人だが、いきなりバックハンドで5.33をスコアしてヒートをスコアする。大橋海人もレフトの波でフォアハンドのシャープなターンを繰り出し、4.33をスコア。クイックでスナップの効いたサーフィンを見せるライアン・ブリッグスが5.50をスコア。大原洋人はヒート中盤にセカンドウェイブを掴みフォアハンドで5.17。3本目ではフルレールのカットバックと、ブロウテールリバースのコンビネーションで4.07をスコアしてヒートをコントロール。大橋海人もリフォームするレフトの波でリエントリーを連打して5.67をスコアして2位に付ける。しかし、ヒート後半に反撃を開始したパット・グダスカスが続けてハイスコアをゲット。トップに躍り出る。2位大原、3位大橋で残り時間10分を切った。追い込まれバックハンドでクリティカルなターンを2発を決めた大橋海人は6.30をスコアして大逆転で2位へ。逆に3位に追い込まれた大原。ラストウェイブで起死回生のバックハンドを見せたが惜しくも逆転ならず、3位敗退。大橋海人が見事ファイナル進出を決めた。

 

 

大原洋人がジュニアのファイナルに進出。 


ジュニアのファイナルは、カラニ・デビッド、セス・モニーツ、ジョシュア・モニーツという3名のハワイアンと対決となった大原洋人。ヒートはカラニ、ジョシュアが代わる代わるグッドウェイブを掴みハイスコアをマーク。セス・モニーツも6.83をスコアしてヒートをリードする。大原はそれまでのパフォーマンスが嘘のように思うように良い波が掴めない。ヒート中盤にジョシュアがフォアハンドでエアリバースを決めてエクセレントの8.17をスコア。ヒートをリードする。ヒート後半に入り、ヒートをリードするジョシュアが再びカーヴィングとブロウテールリバースのコンビネーションで7.80をスコア。更にリードを広げる。ヒート終盤に入り、スコアリング・ウェイブを掴んだ大原洋人は、カーヴィングターンのコンビネーションで6.47をスコア。ラストウェイブでは5.27をスコア。3位に浮上するも惜しくもここでタイムアップとなった。

 

今回のジュニアのハイエストスコアを次々とと叩き出し、優勝候補の注目選手だった大原洋人。4スターとジュニアのダブルエントリーでラウンドアップを続けた大原洋人にとって、ハードなヒートが連続するファイナルデイは相当タフなものだったに違いない。ファイナルでは集中力も切れ、精彩を欠いた感じだった。それでも4スターイベントでもセミファイナルまで勝ち上がり、5位で貴重なワールドランキングの422ポイントと賞金$ 2,500を獲得。ジュニアでも3位入賞で563ポイントと賞金 $ 1,600を獲得。海外での大きなイベントで次ぎに繋がる素晴しい経験をしたと言えよう。

 

 

 

大橋海人が4スターWQSファイナル進出 


 

大橋海人がASP4スターVans Proのファイナル進出。キアヌ・アシン、パトリック・グダスカス、デヴィッド・シルヴァと対戦した。パトリック・グダスカスがスタートからフォアハンドでチャージを見せて、7.50をスコア。更にバックハンドで5,17をスコアしてファイナルをリード。ブラジルのデヴィッド・シルヴァもヒートスコア11.50で2位に付ける。大橋海人もヒート中盤にバックハンドのビッグリエントリーで4.33をスコア。後半に入り、レフトの波でフォアハンドのビッグターンを連打するもインサイドでワイプアウト。大橋は、ハイスコアに繋げられない。3位のまま残り時間10分を切る。ヒート終盤にキアヌ・アシンに逆転され4位を強いられる大橋。残り時間5分を切りバックハンドのビッグスナップで4.77をスコア。3位に浮上するも、キアヌに再び逆転されてタイムアップ。4位でフィニッシュとなった。

 

大橋海人は、今年の7月にメキシコで開催されたASP4スター「サーフ・オープン・アカプルコ presented by Vans」では、マンオンマンでセミファイナルまで勝ち上がり3位入賞。今回のイベントでは4人ヒートでファイナルまで勝ち上がったが、自身の記録を塗り替えることは出来ず、4位となった。しかし大原同様に、ファイナルデイでは世界にジャパニーズ・コンペティターとしての素晴しいパフォーマンスをアピール。優勝候補の一人として注目され、ラウンドアップを続けた。ファイナルでは思うような波を掴めず4位となったが、次ぎに繋がる素晴しい結果を手に入れ、ランキング・ポイント492ポイントと賞金$ 3,500を獲得した。

 

 

 

彼らのの戦いはアメリカから再びヨーロッパへ。 


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大橋海人、大澤伸幸、新井洋人の3名は、8月13日からフランスのラカナウで行われたASP5スター「ソルーズ・ラカナウ・プロ」に出場。その直後、アメリカ東海岸へ移動し8月19-25日、アメリカ東海岸のバージニアビーチで開催されたASP 4スターイベント「Vans Pro &プロジュニア」に加藤嵐、大原洋人、辻裕次郎、稲葉玲王とともに参戦した。そして、彼らの戦いの場は再びヨーロッパへ。

 

8月27日から9月1 日でスペインのパンティンで行われるASP3スターイベン「パンティン・クラシック・ガリシア・プロ」に出場。今回は、大橋海人、大澤伸幸、新井洋人の3名に加え、今回バージニアで大活躍した大原洋人も参戦。R-96 H-14 新井洋人、R-64 H-5 大原洋人、H-14 大澤伸幸、H-15 に大橋海人がクレジット。また、ASPウイメンズ6スター「パンティン・クラシック・ガリシア・プロ」も同時開催され、大村奈央、野呂玲花、武知実波、水野亜彩子が出場予定。世界を目指しチャージを続ける彼らの活躍を期待しエールを送り続けたい! 頑張れ!日本!

 

パンティン・クラシック・ガリシア・プロのオフィシャルサイト

http://aspeurope.com/pantin2013/

 

 

VANS PRO FINAL RESULT:
1 –
Patrick Gudauskas (USA) 12.67
2 – Deivid Silva (BRA) 12.63
3 – Keanu Asing (HAW) 11.00
4 – Kaito Ohashi (JPN) 9.10

VANS PRO SEMIFINALS RESULTS:
SF 1:
Patrick Gudauskas (USA) 13.17, Kaito Ohashi (JPN) 11.97, Hiroto Ohhara (JPN) 10.80, Ryan Briggs (USA) 10.23
SF 2: Keanu Asing (HAW) 16.17, Deivid Silva (BRA) 14.27, Evan Geiselman (USA) 13.97, Cory Arrambide (USA) 12.40

VANS PRO QUARTERFINALS RESULTS:
QF 1:
Kaito Ohashi (JPN) 13.26, Ryan Briggs (USA) 12.10, Ben Bourgeois (USA) 11.97, Jonah Carter (USA) 4.53
QF 2: Hiroto Ohhara (JPN) 15.23, Patrick Gudauskas (USA) 12.86, Nathaniel Curran (USA) 12.47, Matt Pagan (USA) 5.40
QF 3: Deivid Silva (BRA) 14.83, Cory Arrambide (USA) 12.46, Rafael Teixeira (BRA) 11.67, Cam Richards (USA) 9.27
QF 4: Evan Geiselman (USA) 13.10, Keanu Asing (HAW) 13.10, Carlos Munoz (CRI) 11.13, Italo Ferreira (BRA) 9.47

VANS PRO ROUND OF 32 RESULTS:
Heat 1:
Kaito Ohashi (JPN) 15.16, Hiroto Ohhara (JPN) 12.83, Ian Gouveia (BRA) 12.70, Parker Coffin (USA) 11.80
Heat 2: Ben Bourgeois (USA) 15.33, Patrick Gudauskas (USA) 13.30, Kanoa Igarashi (USA) 12.26, Michael Powell (USA) 9.60
Heat 3: Matt Pagan (USA) 10.80, Jonah Carter (USA) 10.50, Gabe Kling (USA) 8.33, Chris Foster (USA) 6.90
Heat 4: Nathaniel Curran (USA) 13.00, Ryan Briggs (USA) 10.73, Phillip Goold (USA) 9.60, Tanner Gudauskas (USA) 9.17
Heat 5: Deivid Silva (BRA) 16.03, Italo Ferreira (BRA) 12.94, Brian Toth (PRI) 10.30, Evan Thompson (USA) 10.17
Heat 6: Cory Arrambide (USA) 14.50, Carlos Munoz (CRI) 11.33, Chris Waring (USA) 6.54, Brad Ettinger (USA) 4.93
Heat 7: Evan Geiselman (USA) 12.24, Cam Richards (USA) 11.90, Cody Thompson (USA) 10.64, Aaron Cormican (USA) 10.40
Heat 8: Keanu Asing (HAW) 15.17, Rafael Teixeira (BRA) 15.03, Wesley Santos (BRA) 11.40, Joshua Moniz (HAW) 9.66

VANS PRO JUNIOR FINAL RESULT:
1 –
Joshua Moniz (HAW) 15.97
2 – Seth Moniz (HAW) 13.16
3 – Hiroto Ohhara (JPN) 11.74
4 – Kalani David (HAW) 10.90

VANS PRO JUNIOR SEMIFINALS RESULTS:
SF 1:
Hiroto Ohhara (JPN) 14.94, Seth Moniz (HAW) 13.23, Rafael Teixeira (BRA) 12.13, Cam Richards (USA) 8.33
SF 2: Kalani David (HAW) 13.33, Joshua Moniz (HAW) 11.57, Kaimana Jaquias (HAW) 11.07, Noe Mar McGonagle (HAW) 10.13

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