ASP-WCT第6戦「ビラボン・プロ・タヒチ」が3~5フィートのバレル・コンディションでスタート。

ASP-WCT第6戦「ビラボン・プロ・タヒチ」がバレル・コンディションでスタート。 


Matt Wilkinson (AUS), 24, parks it in a Teahupo’o pit en route to a Round 1 win at the Billabong Pro Tahiti. Credit: ASP/ROBERTSON

 

チョープー、タヒチ(2013年8月15日木曜日)2013年のASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー(WCT)第6戦のビラボン・プロ・タヒチが3~5フィートのバレル・コンディションでスタート。大会初日はラウンド1の12ヒート終了後に、ラウンド2へ突入。オープニングの4ヒートまでを完了した。

 

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そんな中、カレントASP WCT No.14のジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、比較的、波数の少ないヒートで圧倒的なパフォーマンスで、印象に残る復活を感じさせるフォームを再び見せた。フローレンスはエクセレントな9.07のバレル・ライドでタヒチアン・キャンペーンをスタート。そして、3つの猛烈なバックハンドのターンでバックアップスコア7.50で勝負を決めた。対するジュリアン・ウィルソン(AUS)とミゲール・プポ(BRA)は最終的にコンビネーションに追い込まれての敗退となった。

 

「僕が考えたより、ずっと楽しい波でしたね」と、フローレンスが言った。「不思議な風による三角波がありました。他のヒートの方がコンスタントに波が来ていましたね。僕は1本9ポイントをゲットして、何度かのターンでバックアップもスコア出来て良かったです。タヒチはいつもファンで、いつも素晴らしい。ここに来れてハッピーです。」

 

Photo: ASP World Champ Joel Parkinson. © ASP/Robertson

 

ASPワールド・チャンピオンに君臨するジョエル・パーキンソン(AUS)は、前回のバリでの勝利の勢いのまま、ラウンド1でベストとなるハイスコアリング・ヒートをテクニカル・バックサイド・チューブ・ライディングでラウンドアップを決めた。そのヒートでは、ワイルドカードを勝ち取ったアンソニー・ウォルシュ(AUS)がパーフェクト10をマークしたにもかかわらず、ハイスコアのコロヘ・アンディーノ(USA)も抑え、トップでラウンド3へ勝ち進んだ。

 

「僕はそれがバトルになると思っていたんだ」と、パーキンソンが言った。「僕は、自分の2本の8ポイント台が充分なものだとは思っていなかった。そして、それから波がスローダウンしていったんだ。スウェルはまだ届いていない。急なスコールもあったり、波はスローダウンするだろう。」

 

YouTube Preview Image▲アンソニー・ウォルシュ(AUS)のパーフェクト10

 

11タイムASPワールド・チャンピオンで4度のビラボン・プロ・タヒチ勝利者であるケリー・スレーター(USA)は、ラウンド1のヒートを終始追い込まれていた。しかしヒート終了間際にディープなバックハンドのチューブをメイクして8.50をスコア。大逆転でラウンド3へ勝ち上がった。

 

「僕は、最後にあの波が来て、ちょっとラッキーだった」と、スレーターが言った。「僕はヒートのベスト・ウェイブの一撃で、自分のフィンを失った。取りたいラインがあって、フォームボールでフィンを無くしてしまったんだ。逆転するには差が大きかった。ブレット(シンプソン)には、何度かチャンスがあったけど、ワイドにパドルし過ぎたね。自分の波は、それほど良くなかったけど、何とか逆転出来るようにやってみたんだ。」

 

Photo: Kelly Slater goes straight to Round 3 in the last minute of his heat. © ASP/Robertson

 

カレントASPワールドNo.4のジョディ・スミス(ZAF)は、クイック・スタートを見せ、終始ヒートを支配。スミスは、トラヴィス・ロギー(ZAF)とトライアル勝利者のアライン・リオウ(PYF)に対し、レアなライトハンダーとレフト・バレルでダイレクトにラウンド3のスポットを手に入れた。

 

「今日のスウェルは西だったので、チャンスがあればライトも行けると思っていました」と、スミスが言った。「僕はあれが自分のハイエスト・スコアだと思いましたね。最高でしたよ。最初に僕はプライオリティーを待って、8.10をスコア出来てラッキーでしたね。僕は 過去に間違った波を選んでいたんです。このパシフィック・レッグで良い結果を残したいと思っています。」

 

Photo: Fredrick Patacchia defeated Mick Fanning on his heat. © ASP/Robertson

 

信じ難いタイトなチョープー・チューブをナビゲートしたフレデリック・パターチア(HAW)は、ディフェンディング・イベント・チャンピオンでカレントASP WCT No.1のミック・ファニング(AUS)と危険なワイルドカード・ジョセリン・ポウラウ(PYF)を下した。

 

「僕は、いつもここで本当にリラックス出来ていると感じます。」と、パターチアが言った。「我々の今日の波はベスト・サーフではなかった。しかし、バレルになる楽しい波でした。これまでミックとはたくさんサーフして来ましたが、彼とのヒートでは、より良いサーフィンが出来て、スマートなヒートを戦えるんです。今日も彼と戦っていたから、自分のサーフィン・レベルが上がったような感じがしていましたよ。」

 

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ベテランのエリートツアラーのキーレン・ペロー(AUS)は今朝、彼のオープニング・ウェイブで、ものすごいワイプアウトを食らった。しかし、2本のエクセレントなバレルでリカバーし、16.60という本日のハイ・ヒート・トータルをもたらした。「スタートはショックでしたね。」と、ペローが言った。「何が起こっているか分かりませんでした。また、自分のラインを適切にセットすることができませんでした。深い場所からテイクオフを試みて、水面をヒットしたとき頭を激しく打ち、すぐに頭痛がしましたね。その後にはリセットが必要でしたよ。僕は7.67でヒートを始めて、ロースコアで逆転でしたが、実際にここでスモールスコアを追うことはできません。私はビッグセットを待って、それがやって来たのです。」

 

ラウンド2では番狂わせが続出。ワイルドカードのイアン・ウォルシュ(HAW)、アンソニー・ウォルシュ(AUS)、アライン・リオウ(PYF)は、トップ・シードのタジ・バロウ(AUS)、ナット・ヤング(USA)、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)といった選手を下した。

 

イベント主催者は、明朝、午前6時30分にファーストコール。午前7時のスタートを目指す。

 

オフィシャルサイト:http://www.billabongpro.com/tahiti13

 

BILLABONG PRO TAHITI ROUND 1 RESULTS:
Heat 1: Bede Durbidge (AUS) 10.67, Patrick Gudauskas (USA) 10.63, Nat Young (USA) 3.13
Heat 2: Matt Wilkinson (AUS) 15.07, Taj Burrow (AUS) 13.80, Nathan Hedge (AUS) 10.00
Heat 3: Jordy Smith (ZAF) 14.93, Alain Riou (PYF) 11.33, Travis Logie (ZAF) 6.57
Heat 4: Joel Parkinson (AUS) 16.06, Kolohe Andino (USA) 15.17, Anthony Walsh (AUS) 14.83
Heat 5: Kelly Slater (USA) 14.00, Ian Walsh (HAW) 13.83, Brett Simpson (USA) 9.43
Heat 6: Fredrick Patacchia (HAW) 15.77, Mick Fanning (AUS) 10.60, Jocelyn Poulou (PYF) 8.80
Heat 7: Kieren Perrow (AUS) 16.60, Adrian Buchan (AUS) 10.60, Adriano de Souza (BRA) 10.00
Heat 8: Yadin Nicol (AUS) 14.07, Michel Bourez (PYF) 13.13, Kai Otton (AUS) 12.67
Heat 9: Gabriel Medina (BRA) 12.16, Alejo Muniz (BRA) 11.87, Josh Kerr (AUS) 11.37
Heat 10: C.J. Hobgood (USA) 13.50, Jeremy Flores (FRA) 13.27, Adam Melling (AUS) 11.10
Heat 11: John John Florence (HAW) 16.57, Julian Wilson (AUS) 11.17, Miguel Pupo (BRA) 2.17
Heat 12: Damien Hobgood (USA) 13.16, Filipe Toledo (BRA) 6.93, Sebastian Zietz (HAW) 2.60

BILLABONG PRO TAHITI ROUND 2 RESULTS:
Heat 1: Mick Fanning (AUS) 16.37 def. Jocelyn Poulou (PYF) 10.50
Heat 2: Ian Walsh (HAW) 12.40 def. Taj Burrow (AUS) 8.00
Heat 3: Anthony Walsh (AUS) 15.43 def. Nat Young (USA) 13.10
Heat 4: Alain Riou (PYF) 12.03 def. Adriano de Souza (BRA) 11.77

BILLABONG PRO TAHITI REMAINING ROUND 2 MATCH-UPS:
Heat 5: Michel Bourez (PYF) vs. Nathan Hedge (AUS)
Heat 6: Josh Kerr (AUS) vs. Patrick Guduaskas (USA)
Heat 7: Julian Wilson (AUS) vs. Alejo Muniz (BRA)
HEAT 8: Sebastian Zietz (HAW) vs. Adam Melling (AUS)
HEAT 9: Filipe Toledo (BRA) vs. Miguel Pupo (BRA)
HEAT 10: Jeremy Flores (FRA) vs. Brett Simpson (USA)
HEAT 11: Kai Otton (AUS) vs. Kolohe Andino (USA)
HEAT 12: Adrian Buchan (AUS) vs. Travis Logie (ZAF)