ダカインISAワールド・ジュニア大会5日目。U18新井、小林、U16稲葉、田代がリパへ。

ダカインISAワールド・ジュニア大会5日目。U18新井、小林、U16稲葉、田代の4名がリパへ。 


素晴しいバレルもメイクしたハワイのコア・スミス Rommel Gonzales
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(2013年6月14日金曜日 15:00更新)ニカラグアで開催中の「ダカインISAワールド・ジュニア・サーフィン・チャンピオン シップ(ISA世界ジュ ニア選手権)」は大会5日目を迎え、各ディビジョンともメンバーが絞られ始めた。5日目が終わり、ディフェンディング・チーム・チャンピオンのチーム・ハワイが一人の敗退者を出しておらずリード。一名の敗退者を出したチーム・オーストラリアが僅差でそれに続く。3位にフランス、4位にアメリカ、5位にペルー、6位に南アフリカ、そして7位に日本。

 

本日はボーイズU18では、ハワイのコア・スミス、U16リパではハイエスト・トータル・ヒート・スコアをマークしたチームUSAコンペティターのジェイク・マーシャル、ガールズU18リパでは、ニッキ・ヴァイシンス(USA)、ガールズU16ディビジョンではアメリカのティア・ブランコが際立ったサーフィンを見せていた。

 

安井拓海 Photo: ISA/Rommel Gonzales

 

本日のコンペティションは、ボーイズ U-18 クオリファイ4 からスタート。ヒート1には小林直海が登場。ソリ・ベイリー(AUS)、アンディ・クライエ(FRA)らと対戦した。スタートからハイスコアを出したベイリーがヒートを圧倒。昨日までの小林のサーフィンを見せられないまま4位でリパチャージへ回った。ボーイズ U-16 リパチャージ 4 では、ヒート2に安井拓海が登場。ヒート後半に6.33をスコアした安井拓海はトップに躍り出て、ヒート終盤には4.77をスコアして1位でリパチャージ5へ勝ち上がった。

 

小林直海 PHOTO:ISA/Rommel_Gonzales

 

ガールズ U-16 リパチャージ 4 のヒート3に田代凪沙は、スタートからバックハンドで5.50をスコアしてヒートをリード。そのままヒートを通してトップをキープした。しかしヒート終盤にイザベラ・ニコルズ(AUS)に逆転されるも、激しいクロスヒートを2位でリパチャージ5へ勝ち上がった。

 

稲葉玲王

 

ボーイズ U-16 クオリファイ 4 のヒート3に登場した稲葉玲王。スタートから素晴しいフォアハンドのカーヴィングとエアのコンビネーションで6.00をスコア。さらに5.33をスコアして2位をキープするも、終盤にエクセレントをマークしたグリフィン・カラピント(USA)が一気にトップに。3位となった稲葉はリパチャージを強いられた。

 

黒川日菜子 photo:ISA/rommel_gonzales

 

ガールズU-18 リパチャージ 4のヒート2の黒川日菜子は、スタートから3.43をスコア。スコアリングウェイブを探すも惜しくも3位で敗退。ヒート3の宮坂桃子はヒート中盤に3.67、終了間際に4.50をスコアするも惜しくも逆転ならず。黒川、宮坂とも13位で今大会はフィニッシュとなった。

 

安井拓海 photo:ISA/Tweddle

 

ボーイズ U-16 リパチャージ 5には、リパチャージ4を勝ち上がってきた安井拓海が登場。安井は、スタートからライトブレイクのグッドウェイブを掴む。しかし緊張からかインコンプリートが続く。対戦相手のジェイク・マーシャル(USA)はハイスコを重ねトップを独走。これまでの安井拓海らしいサーフィンが見られないまま後半戦へ。レフトのグッドウェイブを掴んだ安井拓海は、カーヴィングのコンビネーションを見せるも、ハイスコアに繋げることは出来ず、惜しくもここで3位敗退。25位でフィニッシュとなった。

 

新井洋人

 

 

次々とイベントから姿を消すチームジャパンのなか、一人気を吐いたのが新井洋人。新井洋人はリパ5で、エリオット・イバーラ(FRA)パーカー・コフィン(USA)ケビン・シュルツ(USA)と対戦。波をじっくり選んだ新井は、後半に入りレフトの波を掴んで、深いボトムターンからクリティカルセクションへ2発の鋭いリエントリーを決めて、ヒートのベストスコアとなる8.00のエクセレントをスコア。残り時間10分を切って、前半にスコアを揃えたフランスのエリオットが1位。新井は2位に付けた。再びレフトブレイクでバックハンドでチャージを見せた新井洋人は、4.37をスコア。ついに1位に躍り出る。しかし、エリオットもバックハンドで応戦。6.80をスコアして逆転。僅差のクロスヒートの最後は、パーカーとエリオットがパドルバトルで接触。ダブルインタフェアを取られ、新井が1位。エリオットが2位という結果になり、新井洋人はトップでリパチャージ6へ進出

新井洋人は、リパチャージ6では、ジョシュ・モニーツ、ケイン・デイリーの2人のハワイアン、そして同じームジャパンの小林直海と戦う。

 

野呂海利 PHOTO:ISA/Tweddle

 

12才の西優司、13才の野呂海利、小山みなみは、16才以下のクラスに出場していたため、対戦するのは年上の大柄でパワフルなサーフィンを見せる外国選手たちばかり。はっきり言って大人と子供の対決で、パワー不足は否めなかった。しかし、3人は破れたものの大健闘。イベントを通して彼らはベストを尽くし、スタイリッシュでセンスの良いサーフィンを見せた。この子達の経験が明日の日本に大きな財産となることだろう。

 

西優司 photo:ISA/Rommel_Gonzales

 

 

明日はメイン会場のみで、
8:00AM ボーイズ U-18 クオリファイ5が2ヒート。
8:40AM ボーイズU-16 クオリファイ5が2ヒート。
9:20AM ガールズU-16 クオリファイ 4が2ヒート。
10:00AM ガールズU-18 クオリファイ 4が2ヒート。
10:40AM ボーイズU-18 リパチャージ 6が3ヒート。ヒート2に新井洋人と小林直海
11:25AM ボーイズU-16 リパチャージ6が4ヒート。ヒート3に稲葉玲王。
12:25PM ガールズU-16 リパチャージ 5 が2ヒート。ヒート2に田代凪沙
12:55PM ガールズU-18 リパチャージ 5が2ヒート。
1:25PM ボーイズU-16 リパチャージ7が2ヒート。
1:55PM ボーイズU-18 リパチャージ7が2ヒート。

 

 

がんばれ!日本!オフィシャルサイトでは毎日ライブ中継も行われている。彼らの活躍を期待してエールを送り続けよう。

 

日本と ニカラグア との時差は、15時間です。日本の方が、15時間進んでいます。

ニカラグアの明朝2013年6月14日8時00分
日本時間で今晩2013年6月14日23時00分です。

 

 

日本代表選手

アンダー16:西優司(大阪)野呂海利(徳島)安井拓海(埼玉南)稲葉玲王(JPSA)

アンダー18:西修司(大阪)、小林直海(湘南藤沢)仲村拓久未、新井洋人(ASP)

アンダー16ガールズ:田代凪沙(湘南藤沢)小山みなみ(徳島)

アンダー18ガールズ:黒川日菜子(大阪)宮坂桃子(JPSA)

 

関連リンク:「ダカインISAワールド・ジュニア」大会4日目。U18小林、U16稲葉がラウンド4進出。

関連リンク:「ダカインISAワールド・ジュニア」大会3日目。U18ガールズ宮坂桃子が9ptライド。

関連リンク:「ダカインISAワールド・ジュニア」大会2日目。U18小林、U16安井、稲葉がR3へ。

関連リンク:ニカラグアでダカインISAワールド・ジュニア開幕。日本勢は快調なスタートを切る。

関連リンク:ダカインISAワールド・ジュニア・サーフィン・チャンピオンシップ6/8開幕

関連リンク:チーム・ハワイがISA世界ジュニアで金メダル。日本は史上初の5位入賞。

 

オフィシャルサイト:http://isawjsc.com/

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