ベルズで番狂わせが続出。ケリーとパーコがラウンド3で敗退する。

ベルズで番狂わせが続出。ケリーとパーコがラウンド3で敗退する。 


クオーター進出のナット・ヤング (USA) © ASP/ ROBERTSON
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2013年のASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー(WCT)第2戦のリップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチは、ベルズ・ビーチでのハイパフォーマンス・サーフィンに多くの番狂わせが発生。11タイムASPワールド・チャンピオンでカレントASP WCT No.1であるケリー・スレーター(USA)は、怪我のため棄権した選手のリプレイスメントで出場しているウイリアン・カルドゾ(BRA)に破れた。

 

「クリーンなベルズ・ボウルでは絶対に負けたくない。」と、スレーターが言った。「僕は2、3日前、腰をひねって、全く100%の状態ではない。だからMRIを撮りにいくつもりなんだ。とは言っても、ウイリアン(カルドゾ)にはやられたよ。一目瞭然だ。彼は本当に良いサーフィンをしていて、本当にパワフルだった。彼におめでとうと言いたい。他のトップ選手が、この後どうなるか見守るしかないね。でも、この先はまだ長いけどね。」

 

ASPワールド・チャンピオンで、3度のリップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ勝利者(2004、2009、2011)であるジョエル・パーキンソン(AUS)は、スレーターのラウンド3敗退という予想外の展開を上手く利用し、レイティング上の彼との差を縮めたいところだったが、9.10とパーフェクト10という信じがたいスコアラインを持っていたにも関わらず、ヒートスコア19.17をマークしたラオニ・モンテイロ(BRA)に僅差で破れた。

 

「誰も決して負けたくない」と、パーキンソンが言った。「10と9をスコアしているのに負けたい奴はいないよね。しかし、ラオニ(モンテイロ)は本当に良いサーフィンをしている。そして、そんなスコアで僕を倒した彼は確かに称賛に値する。ベルズで早くに負けてしまって残念だけど、まだ今シーズンはこれから。気持ちを切り替えて、ブラジルに集中するよ。」

 

モンテイロがラウンド5で、2度のASPワールド・チャンピオン(2007、2009)ミック・ファニング(AUS)に敗れたのに対し、カルドゾは怪物パフォーマンスを続け、ダイレクトにクオーターファイナルに進んだ。「これは、自分にとって本当にビッグな一日です」と、カルドゾが言った。「このイベンに出場するつもりもなかった。ゴールド・コーストとマーガレット・リヴァーの後、僕はブラジルに飛んだ。僕が家に帰ったとき、ベルズに出場出来る通知が来て、直ぐに戻ったんです。ケリー(スレーター)は私のヒーローである。彼を倒すなんて本当に信じられない。その後のラウンドも勝てて最高です。ブラジルのためにベルを鳴らしたいですね。」

 

また、今回のベルズで好調なジョディ・スミス(ZAF)は、ラウンド3で18.27、ラウンド4で19.10をスコアして、圧倒的なパフォーマンスでダイレクトにクオーターファイナル進出を決めた。「自分には最高の現場です。」と、スミスが言った。「今日の波は最高にファンですよ。かなり小さくなったけど、凄くクリーンでたくさん波が来てました。サーフボードが好調で、ビッグフィニッシュを楽しみにしていますよ。」

 

スレーターとパーキンソンのラウンド3敗退という予想外の展開を上手く利用したいタジ・バロウ(AUS)とミック・ファニング(AUS)はリップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチのクオーターファイナルに進出。ルーキーのナット・ヤング(USA)も、ベテランのジョシュ・カー(AUS)にヒート終了間際の大逆転で初のクオーター進出を決めた。「あの波が来たなんて信じられないですね。」と、ヤングが言った。「ジョシュは優先権を持っていて、彼は僕たちがそれをゲットできるとは思わなかったんだと思います。僕はその波に思い切りパドルしてアゴを付けて、どうにかゲット出来たんです。それは僕とってラストチャンスだったので、自分の持っているモノ全てを出し切りました。ベルズでクオーターに勝ち上がれるなんて夢が叶ったのようです。グーフィー・フッターとしてベストを尽くして勝利を持ち帰りたいです。」ヤングは、仲間のルーキー、17才のフリーペ・トリード(BRA)とともにクオーターファイナル進出を果たした。

 

 

2013リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチは、http://www.live.ripcurl.com/ でライブ中継されます。また、オフィシャルサイトでは写真やビデオをはじめ、見逃したヒートを見れるヒートアナライザーもあるので要チェック。また、 iPhone, iPod touch,  iPadの人は、アップデートされた無料のリップ・カール・ライブ・イベント・アプリをダウンロードすれば、どこでもリップ・カール・プロを楽しめます。ダウンロードはこちら。

 

 

RIP CURL PRO BELLS BEACH QUARTERFINAL MATCH-UPS:

QF 1:カイ・オットン(AUS)対タジ・バロウ(AUS)
QF 2:ウイリアン・カルドゾ(BRA)対ナット・ヤング(AUS)
QF3:エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)対ミック・ファニング(AUS)
QF 4:ジョディ・スミス(ZAF)対フリーペ・トリード(BRA)

 

RIP CURL PRO BELLS BEACH REMAINING ROUND 3 RESULTS:
Heat 4: Josh Kerr (AUS) 16.50 def. Sebastian Zietz (HAW) 14.17
Heat 5: Adrian Buchan (AUS) 17.47 def. Bede Durbidge (AUS) 17.16
Heat 6: Willian Cardoso (BRA) 16.66 def. Kelly Slater (USA) 14.96
Heat 7: Raoni Monteiro (BRA) 19.17 def. Joel Parkinson (AUS) 19.10
Heat 8: C.J. Hobgood (USA) 18.06 def. Damien Hobgood (USA) 17.74
Heat 9: Adriano de Souza (BRA) 18.67 def. Kolohe Andino (USA) 16.00
Heat 10: Filipe Toledo (BRA) 15.10 def. Gabriel Medina (BRA) 14.56
Heat 11: Jordy Smith (ZAF) 18.27 def. Alejo Muniz (BRA) 10.60
Heat 12: Mick Fanning (AUS) 18.50 def. Tiago Pires (PRT) 14.73

 

RIP CURL PRO BELLS BEACH ROUND 4 RESULTS:
Heat 1: Kai Otton (AUS) 15.87, Taj Burrow (AUS) 11.03, Nat Young (USA) 10.36
Heat 2: Willian Cardoso (BRA) 16.50, Josh Kerr (AUS) 16.40, Adrian Buchan (AUS) 16.00
Heat 3: Raoni Monteiro (BRA), C.J. Hobgood (USA), Adriano de Souza (BRA)
Heat 4: Jordy Smith (ZAF) 19.10, Filipe Toledo (BRA) 17.67, Mick Fanning (AUS) 17.03

 

RIP CURL PRO BELLS BEACH ROUND 5 RESULTS:
Heat 1: Taj Burrow (AUS) 16.23 def. Adriano Buchan (AUS) 15.33
Heat 2: Nat Young (USA) 15.50 ef. Josh Kerr (AUS) 15.13
Heat 3: Mick Fanning (AUS) 16.37 def. Raoni Monteiro (BRA) 14.63
Heat 4: Filipe Toledo (BRA) 18.34 def. C.J. Hobgood (USA) 12.94