JPSA「KAIDO 鴨川ロングボードプロ」は女子のベスト6が決定。 いよいよ明日がファイナルデイ。

JPSA「KAIDO 鴨川ロングボードプロ」は女子のベスト6が決定。 いよいよ明日がファイナルデイ。 


グラチャン争う喜納元輝は確実にラウンドアップを決める。やはりサーフィンが際立っている。

 

(2012年11月17日土曜日)JPSAロングボード最終戦「 KAIDO 鴨川ロングボードプロ」は大会2日目。本日は、女子のラウンド2からスタート。続けて男子ランド2、そして男子ラウンド3が行われたが、朝から吹いていたオンショアが、正午ぐらいから強く吹き始め、海は一気に真っ白なハードなコンディションへと豹変。カレントも強くゲッティングアウトも厳しくなったため、ラウンド3の第6ヒートで終了となった。

 

今回が最終戦で、グランドチャンピオンともう一つの注目がルーキーオブザイヤー。男子のルーキーオブザイヤー候補の松下智光は敗退したものの、未だ最有力。あと増山翔太の他に藤原和将、岡崎生水、福田治にチャンスがあり、女子のルーキーオブザイヤーは小栗瑞恵が最有力だが、大島みどり、林未来にもチャンスが残されている。

 

そして、グラチャン争いの喜納元輝がラウンド2に登場。他の選手を圧倒するサーフィンでラウンド2では11.50をスコアして1位通過。ラウンド3では、本日のベストスコアとなるエクセレントの8.00をマークし、ヒートスコアでも他を圧倒する15.25という本日のベストスコアをマーク。グラチャンを目指す喜納元輝は、こんなところでは負けるわけにはいかない。そんな気迫さえ感じるサーフィンである。

 

また、昨日晴れてプロ合格を果たした吉川広夏は、今日もその勢いを続け、ラウンド2でも本日の女子のベストスコアとなる10.60をマークして、セミファイナルに勝ち上がっている。女子のセミファイナルヒート1は、小熊 明美、吉川 広夏、阿隅 由香里。ヒート2は、林 未来、大島 みどり、植村 未来といったベスト6が決定している。

 

いよいよ明日はファイナルデイ。明日は朝6時30分集合。男女の優勝者と、男子のグランドチャンピオンが決定する。

 

写真。フォトキャプション:山本貞彦

 

JPSA「KAIDO 鴨川ロングボードプロ」大島みどり。小栗瑞恵に土を付け、ルーキーオブザイヤーのチャンスに懸ける。
JPSA「KAIDO 鴨川ロングボードプロ」林未来。同じくルーキーオブザイヤーの座を狙えるか。
JPSA「KAIDO 鴨川ロングボードプロ」阿隅由香里。強いカレントに流されながらも、決めるとこ決めてセミファイナルへ。
JPSA「KAIDO 鴨川ロングボードプロ」吉川広夏。今大会絶好調。どんな波でも乗りこなす事ができるのはスキルのある証拠。
JPSA「KAIDO 鴨川ロングボードプロ」ASPの大会で日本代表にも選ばれている秋本祥平。隙のない演技に拍手。
JPSA「KAIDO 鴨川ロングボードプロ」ルーキーオブザイヤーの最有力候補の松下智光。
JPSA「KAIDO 鴨川ロングボードプロ」まだルーキーオブザイヤーのチャンスはある増山翔太。
JPSA「KAIDO 鴨川ロングボードプロ」同じく藤原和将。
JPSA「KAIDO 鴨川ロングボードプロ」攻め攻めの佐久間秀人。思いっきりの演技がカッコいい。
JPSA「KAIDO 鴨川ロングボードプロ」小室正則−1。64歳の現役プロサーファー。もちろんJPSAでも最年長です。
JPSA「KAIDO 鴨川ロングボードプロ」小室正則-2。リスペクト!
JPSA「KAIDO 鴨川ロングボードプロ」鍋島杏里。
JPSA「KAIDO 鴨川ロングボードプロ」岡部祐司。
JPSA「KAIDO 鴨川ロングボードプロ」大野靖幸。
JPSA「KAIDO 鴨川ロングボードプロ」加瀬正志。
JPSA「KAIDO 鴨川ロングボードプロ」佐藤広。
JPSA「KAIDO 鴨川ロングボードプロ」土屋昌平。

 

 

JPSAロングボード最終戦「 KAIDO 鴨川ロングボードプロ」が11月16日(金)~18日(日)、千葉県鴨川市 東条海岸のマルキポイントで開催される。ショートボードは既に全戦が終了し、林健太と庵原美穂がグランドチャンピオンに決定。ロングボードでも、女子のグ ランドチャンピオンは既に植村未来に決定し、注目は男子のグランドチャンピオンということになっている。

 

最終戦を目前にし、全5戦の上位4戦のポイント合計で年間ランキングが決定される今シーズンのJPSAツアーにおいて、5戦中2戦で優勝している尾頭信弘がカレントリーダーとしてトップを独走。2位の喜納元輝が追いかける。

 

今回の最終戦もラウンド4から出場の尾頭。現在尾頭が持っている最低スコアは1000で、ラウンド4やクオーターで敗退してもこのポイントは切り捨 てられる。つまり黙っていていも現在保持する6720ポイントは確実という状況だ。そこに2位の喜納元輝がどこまで食い下がれるかと言う戦い。

 

第3戦を欠場し、新島で優勝している喜納元輝は、ベスト3の合計で4940ポイントを保持。尾頭と喜納元輝の差は1780ポイント。この差は尾頭が クオーターで負け、喜納元輝が優勝しなければ埋める事は出来ない数字。しかし喜納元輝は優勝しても、尾頭がセミファイナルに進出して5位になるとグラチャ ンは掴めない。

 

状況としては、ラウンド2から出場する喜納元輝は5ラウンド勝ち上がってファイナルまで辿り着けるため、尾頭信弘が優勢といった感じだろうか。しか し両者ともファイナル常連組なので、まだまだ何が起こるか分からない状況だ。どちらが勝っても初タイトル。果たしてどのような結末が待っているのか。今回 の最終戦もJPSA HPよりLIVE中継が行われる予定。サーフメディアでは今回も現地から最新情報をお届けします。お楽しみに。また速報はツイッターの@SURFMEDIA_LIVEで配信中。こちらも是非フォローして下さい。

 

ライブ中継はこちら。http://www.namiaru.tv/ust/jpsa2012_45/

 

大会の写真はこちらからご覧下さい。

http://twitpic.com/photos/SURFMEDIA_LIVE

また今大会の情報はJPSAのオフィシャルページに掲載されています。