サニー・ガルシアが20年振りに再びサンセットで優勝する。

サニー・ガルシアが20年振りに再びサンセットで優勝。 7回目のトリプルクラウン獲得を目指す。 


サニー・ガルシア(左)とHICプロのファイナリスト。写真:バーニー・ベーカー

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ホノルル(2012年11月10日土曜日)-ノースショア・サーフィン・レジェンドのサニー・ガルシアがサンセット・ビーチで行われたHICプロで見事優勝した。ガルシアは、歴史に名高いキャリアのアーリーステージといえる20年前に、この場所で優勝していた。そして彼は今日、孫を抱きかかえながら表彰台に上がったのだ。ガルシアにとって今回のイベントでの勝利は、月曜日から始まるバンズ・トリプルクラウンにおける7回目のシリーズ・タイトル獲得への点火薬であると言った。

 

ガルシアは、ISAワールド・マスターズ・チャンピオンであり、6度のバンズ・トリプルクラウン・チャンピオンという記録保持者で、22回のメジャータイトルを持つ、元ASPワールド・チャンピオンである。今日の勝利は優勝賞金15,000ドルと、2012年のASPハワイ・リージョナル・チャンピオン・タイトルに加え、バンズ・トリプルクラウンの最初の2イベントにおけるラウンドオブ64から出場のワイルドカードを彼にもたらした。

サニー・ガルシア 写真:バーニー・ベーカー

 

「私を支え、サーフィンを続けるサポートを続けてくれている人々に対して、ここで感謝したい」と、ガルシアが言った。「私が長い間ずっと夢を実現することができたのは彼等のお陰です。トップにいて優勝に慣れている、歳を重ねたアスリートにとって、年を取るのは本当に辛い事だ。元気の良い若い選手の活躍ぶりを見ると、ケツを叩かれている気分だよ。だから、そんな選手達とまだ戦えて、勝てて嬉しいよ。」

 

ガルシアと第2位となったマウイ島のグレンジャー・ラーセンは、今日のオーバーヘッド・コンディションにおいて、5ラウンドを戦っていた。息切れしたガルシアは、ファイナル前半に勝負を仕掛けないとと思い、ヒートのファーストウェイブを掴み、強烈なハッキング・ターンを2発お見舞いして8.5をスコア。そして続けて6.33のセカンド・スコアをマーク。ヒート開始僅か8分で勝負を決定的なものにした。

 

「クォーターで僕は終わっていて…もう辞めたかった。キャディーのビリー・ケンパーは『さあ!パドルして!』って感じで叫んでた。でも僕のガソリンはもうエンプティだったのさ。セミでは、彼はチャンネルにいて『さあ、この波をゲットして!』って叫んでた。何にそんなに叫んでるんだ。俺は言われた事は全部やってるぜって感じだった(笑)。自分の居場所に戻って来て、トリプル・クラウンに勝てると感じることが出来る。トリプル・クラウンに勝てないと感じた時は、自分が辞める時だ。いい気分だね。今は最高の気分だよ。」

 

第2位にはマウイ島のグレンジャー・ラーセン、第3位には、ホノルルで土木技師をやっているグレッグ・ナカムラが入った。プロ・サーフィン・シーンでは無名の彼は、9ラウンドを勝ち上がり、ローカル・ヒーローとなった。「サニーとフレッドとファイナルを戦えるなんて信じられませんね。こんなこと誰も想像すら出来なかったと思います。」と、グレッグが言った。またファイナルでは、思うような波を掴むことが出来なかったフレッド・パターチアが第4位となった。

 

また。今回のイベントには日本から多くの選手が参加。ファイナルデイまで田嶋鉄兵と林健太が残り、林健太はラウンドオブ32まで勝ち上がって、25位となった。彼等のファイナルデイの活躍はこちらをご覧下さい。

 

そして、第30回バンズ・トリプルクラウンが、現地時間11月12日月曜日よりウエイティング期間がスタートする。

 

http://www.vanstriplecrownofsurfing.com/

 

FINAL:
1st – Sunny Garcia (HAW) – $15,000 – 14.83 (8.5, 6.33)
2nd – Granger Larsen (HAW) – $7,500 – 12.5 (7.17, 5.33)
3rd – Gregg Nakamura (HAW) – $5,000 -11.74 (6.57, 5.17)
4th – Fred Patacchia (HAW) – $3,500 – 7.33 (4.0, 3.33)

SEMI-FINALS:
H1: Gregg Nakamura; Fred Patacchia; Torrey Meister; Lincoln Taylor
H2: Sunny Garcia; Granger Larsen; Kekoa Bacalso; Joshua Moniz

QUARTER FINALS:
H1: Torrey Meister; Gregg Nakamura; Kiron Jabour; Ian Gentil
H2: Fred Patacchia; Lincoln Taylor; Keanu Asing; Alex Smith
H3: Kekoa Bacalso; Joshua Moniz; Dion Atkinson (Aus); Nathan Carvalho
H4: Granger Larson; Sunny Garcia; Shane Beschen; Thomas Woods

ROUND OF 32:
H1: Torrey Meister; Fred Patacchia; Tanner Hendrickson; Eala Stewart
H2: Ian Gentil; Alex Smith; Ezekiel Lau; Jamie O’Brien
H3: Keanu Asing; Gregg Nakamura; Keala Naihe; Kenta Hayashi (Jpn)
H4: Lincoln Taylor (Aus); Kiron Jabour; Dylan Goodale; Jean Da Silva (Brz)
H5: Kekoa Bacalso; Shane Beschen; Davey Cathels (Aus); Kahea Hart
H6: Joshua Moniz; Thomas Woods (Aus); Nathan Hedge (Aus); Roy Powers
H7: Sunny Garcia; Dion Atkinson (Aus); Hank Gaskell; Jake Davis (USA)
H8: Granger Larsen; Nathan Carvalho; Flynn Novak; Hizunome Bettero (BRZ)