VQS東日本大会が終了。来年のフィジー タバルアへの日本代表は村上舜。

VQS Surf Tour Sashimi-Fish 東日本大会が終了。来年のフィジー タバルアへの日本代表は村上舜。 


今年はプロレスがテーマだったVQS。

毎年行われるVOLCOM世界大会VQS CHAMPIONSHIPSの日本予選第2戦目が11/3(土)千葉県鴨川市マルキポイントで行われた。2012年度より各地で行なわれるVQS予選は新たにPRO-AM(U-20)、AIR SHOW、JUNIOR、GROM、SQUIDS、GIRLSの6クラスが設けられた。またVQS CHAMPIONSHIPSがASPのWCTの「VOLCOM FIJI PRO」と同時開催されることとなり、2013年度よりVQS本戦への日本代表選手はPRO-AMの1名のみとなった。

この大会は、エントリー費無料で、VOLCOM独自のルール(エアー、トリック、スタイル重視)で行われるVOLCOMらいしコンテスト。子供たちの笑顔が絶えないイベントだ。当日の朝は風も強く、真冬のような寒さだったが、午後には風も止み天候も回復。波も腰セット胸のコンディションで、クライマックスを迎えた。

 

ハードに波をチャージした大原洋人

 

GIRLSクラスのファイナルでは、宮坂3姉妹の宮坂麻衣子がセットのレフトを確実に掴み、得意のカーヴィングターンで他の選手を圧倒して優勝。SQUIDSクラスでは、レフトブレイクで、大人顔負けのフォアハンド・テクニックを披露した平原颯馬が優勝。GROMでは、藤沼圭太郎が、スタートから積極的に波を掴み、果敢にレフト、ライトともにチャージを繰り返し、レフトでハイスコアを出していた都筑百斗の追撃を振り切り勝利を手に入れた。JUNIORでは、村上舜の2つ下の弟の村上蓮が、スタートからバックハンドの激しいビッグスナップで高得点をマーク。後半に入ったビッグセットでハイポイントをマークして追い上げる山本竜平を下して、優勝した。

 

最大セットを掴み最高のパフォーマンスを見せた加藤嵐

 

PRO-AMクラスのファイナルは、加藤嵐、大橋海人、大原洋人、村上舜といったASPのプロジュニアのファイナルのようなメンバーが顔を揃えた。全く波とリズムが合わない村上舜は精彩を欠く。大原洋人はリップを真上にぶち抜くブロウテール・エアリバースを何度も打ち上げスコアを重ねる。大橋海人もエア系のド派手なエアリバースをインサイドでメイクし、高得点を叩き出す。しかし、じっくりとセットの波を待った加藤嵐が、ファイナル終盤に入った最大最高のセットを掴み、素晴しいカーヴィングターンのコンビネーションを見せてフィニッシュ。見事勝利を手に入れた。

 

優勝賞金の現金10万円をゲットした大澤伸幸

プロアマのファイナルに引き続き行われたAIR SHOWのファイナルには、海外の試合で技に磨きをかける大澤伸幸と、フライボーイ飛田剛、続けてプロアマでもファイナルまで勝ち上がった大橋海人、大原洋人の2名が出場しハイパフォーマンスを披露した。大澤はスタートからビッグエアにチャージ。2本のインディーグラブのエアリバースをコンプリートして優勝した。また大澤は、エレクトリック賞(ベストトリック) も受賞。賞金10万円とVQS-AIR SHOWタイトルを手に入れた。

 

日本代表としてフィジーで戦う村上舜
VQS日本代表としてフィジーで戦う村上舜

 

そして、来年のフィジー タバルアへの日本代表の権利は、国内予選第1戦の四国大会でプロアマ3位に入賞し、今回の鴨川大会でも4位となった村上舜が獲得。村上舜は、タバルアで開催されるASP WCT 「Volcom Fiji Pro」の大会期間中に開催されるジュニアのVQS大会において、日本代表としてWCT選手と同じフィールドで各国の代表と戦う。がんばれ!村上舜!

 

エアショウで優勝した大澤伸幸
日本代表となった村上舜
圧倒的なエアマニューバーを披露した大橋海人
GROM優勝の 藤沼圭太郎
JUNIOR優勝の村上蓮
GIRLS 優勝の宮坂麻衣子
SQUIDS優勝の平原颯馬
フライボーイ飛田剛

 

【RESULT】

AIR SHOW
1位 大澤伸幸、2位 大橋海人、3位 大原洋人、4位 飛田 剛

PRO-AM
1位 加藤嵐、2位 大橋海人、3位 大原洋人、4位 村上舜

JUNIOR
1位 村上蓮オレンジ、2位 山本竜平ブルー、3位 清水章生グリーン、4位 三浦涼レッド

GROM
1位 藤沼圭太郎、2位 都筑百斗、3位 森友二、4位  内藤遥

SQUIDS
1位 平原颯馬レッド、2位 村田嵐ブルー、3位 島田碧人グリーン、4位 松原渚生オレンジ

GIRLS
1位 宮坂麻衣子、2位 関口海璃、3位 宮坂 莉乙子、4位 大矢ひいな