リップ・カール・プロ・ポルトガルでケリーがまさかのラウンド3敗退。

リップ・カール・プロ・ポルトガルでケリーがまさかのラウンド3敗退。 


John John Florence (HAW), © ASP/ CESTARI
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スーパーチューボス、ペニシェ/ポルトガル(2012年10月18日木曜日)ASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー第8戦「リップ・カール・プロ・ポルトガル」が再開。3-5フィートのコンディションで、8人のクオーターファイナル進出者のうちの7人が決定して、明日のエンディングへ向けた準備が整った。そんな中でハイスコアが続出。一方でワールドタイトルレースに大きな影響を及ぼしかねない大番狂わせが発生した。

 

11タイムASPワールド・チャンピオンに君臨し、カレントASP WCT No.2のケリー・スレーター(USA)は、今朝行われたラウンド3で、ラオニ・モンテイロ(BRA)に破れた。この敗退は2012年のASPワールド・タイトルを争うスレーターにとって、タイトル獲得の大きな妨げとなる。フィジー、トラッスルズ、フランスと今シーズン3勝をあげ、素晴しい勢いでポルトガルに入ったスレーターだったが、今年のブラジル欠場に加え、タヒチと同じ13位タイという結果は、シーズン終盤を迎えたスレーターに厳しい状況を強いることとなる。

 

「今日は本当にハードだよ」と、スレーターが言った。「僕はヒートの15分後もサーフィンを続けたが、全く良い波を掴めなかった。何と言ったら良いか分からない。くじ運とかもあるしね。実際にセットでない小さなコーナーを見つければ、恐らく何かをすることができたかもしれない。タフだった。でもジュリアン(ウィルソン)は10を手に入れたし、どうとでも言ってくれ。45分(30分のヒートと15分後)で、僕は3点以上スコアできなかった。正直なところ、パドルアウトすらすべきではなかった。我々がサーフィンすることができないほど波が悪いと言うべきだったよ。しかし、ジョエル(パーキンソン)は6点と7点を手に入れていた。運営側は時間がなく、ゴーするしかなかったと言うんだろう。ヒートの前にダミアン(ハードマン)とは話さなかったし、他の誰とも話さなかったしね。」

 

「それは鍵となるヒートだった」と、スレーターが言った。「これは、次のラウンドへ向けた多くのチャンスが提供されるので、本当に切り抜けたいラウンドだったよ。10戦のベスト8へアジャストされるなか、いま僕が13位になったことは問題だね。まあ世の中そんなものさ。もしかしたら、年末により良いフィニッシュに向かうかもしれない。盛り上がるかもね。僕は既に2つの悪い結果を持っている。ツアー終了までの3戦中1つはとるつもりなんだ。少しがっかりだけど、それは長い目で見れば、ツアーをより興味深いものにするかもしれない。」

 

パーコはクオーター進出。

 

カレントASP WCT No.1のジョエル・パーキンソン(AUS)は一足早く、エイドリアン・バカン(AUS)とジョシュ・カー(AUS)を下し、クオーターファイナル進出を決めた。「3人ヒートは盛り上がリを期待するけど、まとまりのないヒートに直面したときは、その対処をしなければならないんだ。」と、パーキンソンが言った。「僕はいくつかのバレルを期待したけど、多くはなかったね。いくつかのターンができたけど、このボードはバレルで良い感じに機能する。どちらにせよ勝ち上がれて最高だよ。」

 

パーキンソンのクオーターファイナル進出は、ASP WCTランキング上で彼の現在のリードを固める。しかし、彼はが用心深く、残りのシーズンについて語った。「たとえランキング2位の彼(スレーター)が既にイベントから姿を消していても、僕たちには僕たちがしなければならない事がある。」とパーキンソンが言った。「確かにレースは少し厳しくなるね。パイプでの勝負になるかもしれないね。自分が優勝する時なんだとは思うけど。それは長過ぎた。できれば適切な時をキープしたいね.

ファニングはオーウェン・ライト(AUS)に破れる。

 

カレントASP WCT No.7のオーウェン・ライト(AUS)は、2度のASPワールド・チャンピオンでカレントASP WCT No.3のミック・ファニング(AUS)を破る、大番狂わせをラウンド5で起こした。ヒート前半をリードしたファニングだったが、ライトがバックハンドのチューブをメイクしてパーフェクト10をスコア。更に終了間際にバックアップを8.00に塗り替えて大逆転で勝利した。「彼は素早くリードを手に入れた」と、ライトが言った。「僕はタイトルレースを戦っている。さすが素早いなって思っていた。僕の10ポイントライドは彼の波の後にあった。それでコンビネーションから試合にカムバックできたんだ。そして、終了間際に彼がパドルして、優先権を失った。そして、僕のところに最後のあの波がやって来たんだ。」

 

イベント主催者は、明朝午前7時45分にファーストコール.午前8時のスタートを目指す。

 

リップ・カール・プロ・ポルトガル・クオーターファイナル:
QF 1:ガブリエル・メディーナ(BRA)対ジョシュ・カー(AUS)
QF 2:ジョエル・パーキンソン(AUS)対ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)
QF 3:ジュリアン・ウィルソン(AUS)対オーウェン・ライト(AUS)
QF 4:エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)対TBD

 

RIP CURL PRO PORTUGAL REMAINING ROUND 3 RESULTS:
Heat 3: Kolohe Andino (USA) 12.50 def. Taj Burrow (AUS) 5.33
Heat 4: Josh Kerr (AUS) 13.24 def. Alejo Muniz (BRA) 10.50
Heat 5: Adrian Buchan (AUS) 11.33 def. C.J. Hobgood (USA) 10.43
Heat 6: Joel Parkinson (AUS) 14.73 def. Dusty Payne (HAW) 6.17
Heat 7: Raoni Monteiro (BRA) 9.20 def. Kelly Slater (USA) 5.27
Heat 8: Julian Wilson (AUS) 16.00 def. Michel Bourez (PYF) 10.23
Heat 9: Owen Wright (AUS) 16.27 def. Kai Otton (AUS) 9.83
Heat 10: Adriano de Souza (BRA) 12.43 def. Kieren Perrow (AUS) 11.33
Heat 11: Jeremy Flores (FRA) 13.27 def. Bede Durbidge (AUS) 10.60
Heat 12: Mick Fanning (AUS) 16.77 def. Yadin Nicol (AUS) 9.84
RIP CURL PRO PORTUGAL ROUND 4 RESULTS:
Heat 1: Gabriel Medina (BRA) 18.50, Kolohe Andino (USA) 12.80, John John Florence (HAW) 5.77
Heat 2: Joel Parkinson (AUS) 12.30, Adrian Buchan (AUS) 7.53, Josh Kerr (AUS) 6.26
Heat 3: Julian Wilson (AUS) 14.46, Owen Wright (AUS) 13.07, Raoni Monteiro (BRA) 12.40
Heat 4: Adriano de Souza (BRA) 13.10, Jeremy Flores (FRA) 13.06, Mick Fanning (AUS) 12.93
RIP CURL PRO PORTUGAL ROUND 5 RESULTS:
Heat 1: Josh Kerr (AUS) 16.57 def. Kolohe Andino (USA) 11.84
Heat 2: John John Florence (HAW) 17.03 def. Adrian Buchan (AUS) 5.80
Heat 3: Owen Wright (AUS) 18.00 def. Mick Fanning (AUS) 16.54

 

オフィシャルサイト

http://live.ripcurl.com