リップ・カール・プロ・ポルトガルがスタート。ラウンド2までが終了

リップ・カール・プロ・ポルトガルがスタート。ラウンド2までが終了 


Joel Parkinson (AUS),  ASP/ CESTARI

YouTube Preview Image▲ラウンド1のハイライト映像
YouTube Preview Image▲ラウンド2のヒート8までのハイライト映像
YouTube Preview Image▲ラウンド2のヒート9から12までのハイライト映像

 

スーパーチューボス、ペニシェ/ポルトガル(2012年10月14日日曜日)ASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー第8戦「リップ・カール・プロ・ポルトガル」は、ウエイティング・ピリオドのスタートから3日連続のレイデイの後、ようやくスタートを切った。コンテストは、プライマリ会場であるスーパーチューボスの3~5フィートのコンディションでラウンド1とラウンド2の8ヒートまでが終了。そして翌日、ラウンド2の残りの4ヒートが行われた。今回のイベントは、2012年のASPワールド・タイトル・レースの上で、極めて重要な役割を果たすもので、今日は今シーズンのトップランクの選手達による熱いバトルが繰り広げられた。

 

ジョエル・パーキンソン(AUS)がハイエスト・ヒート・トータルをスコア

 

カレントASP WCT No.1のジョエル・パーキンソン(AUS)は、ラウンド1から快調に飛ばし、ハイエスト・ヒート・トータルである17.17をスコアした。「確かに波はあるね。」と、パーキンソンが言った。「スーパーチューボスは、本当に楽しい波だよ。今朝はタフだった。あまり波数がなかったので、最も高いスコアを出せる波を掴まなくてはならなかった。」

 

ASP WCTランキングでNo.1スポットに居るにもかかわらず、今シーズン優勝がないパーキンソンにとって、今回のリップ・カール・プロ・ポルトガルは優勝したいところだろう。「僕は優勝するために、ここにいる。」と、パーキンソンが言った。「みんな同じだと思う。僕は今シーズン、何度か2位になったので優勝したいと思っているよ。ワールド・タイトル・レースについては本当に考えていない。僕には夢を現実のものにするより、まず目の前のヒートに勝つことが必要なんだ。」

 

「現時点でのプレッシャーはない」と、スレーターが言った。

 

11-タイムASPワールド・チャンピオンに君臨する、昨年のリップ・カール・プロ・ポルトガルで第2位でフィニッシュした、カレントASP WCT No.2であるケリー・スレーター(USA)は、その支配的なフォームを続け、ダミアン・ホブグッド(USA)とワイルドカードのディロン・ペリロー(USA)を下した。「僕の準備は、イベントからイベントの間に変化する」と、スレーターが言った。「スーパーチューボスは ツアーで我々が出会うファンウェイブの1つだね。ビッグなコンディションもホールドし、バレルになる。そして、ビーチとブレイクする場所が近いので、ラインナップに居てもギャラリーの人々と一体感が得られるんだ。素晴らしい場所だよ。」

 

現在、ASP WCTランキングNo.2のスレーターは今年、ツアー中盤のフィジー、トラッスルズ、フランスで3度優勝し、圧倒的な強さを見せて、残りの3戦を戦う。「現時点でのプレッシャーはない」と、スレーターが言った。「明らかに、最後の3つのイベントで決めなくてはならない。でもそれは他の選手も同じだ。今年のように接戦のレースになると、本当にエキサイトするね。このようなシチュエーションでは、更にパフォーマンスが上がる気がするよ。ガブリエル(メディーナ)とジョン・ジョン(フローレンス)のような若い選手や、そのジェネレーションは、かなり才能がある。おそらく僕は残りの3戦を彼らと戦っていればいい。ラッキーだよ。」

 

「今は自分を再構築するよう努力している。」とミック・ファニング(AUS)

 

2007年、2009年のASPワールド・チャンピオンであるミック・ファニング(AUS)は、ラウンド1で彼らしからぬ敗北を喫し、ラウンド2を強いられたが、そこではワイルドカードのピエール-バレンティン・ラボルド(FRA)に対し、ヒート・トータル16.17をスコアして、ラウンド3へ勝ち上がった。「今朝は少しビビっていた。」と、ファニングが言った。「波はそれほど良くなかったので、午後のヒートでは再びパドルアウトして波を掴みたかった。フランスの最後の数ヒートと、今朝のヒートは少しイライラしていた。だから波を掴んで少しリラックス出来て良かったよ。」

 

現在、ASP WCTランキングNo.3のファニングは再び、ASPワールド・タイトル獲得に向けて戦いを挑む。「僕が2度のワールド・タイトルを獲得してから、ずいぶん経ってしまった。」と、ファニングが言った。「今は自分を再構築するよう努力している。だからストレスは全くないし、今年は本当に楽しんでやっているよ。良い感じでサーフィンしたいんだ。それがコンスタントになればうれしいよ。」

 

ガブリエル・メディーナ(BRA)イベント初のパーフェクト10

 

コンディションは一日を通して良くなり、パフォーマンス・レベルが上がった。そして、イベントでは3つのパーフェクト10がスコアされた。そんな中で、ガブリエル・メディーナ(BRA)は、フォアハンド・バレルとエアリアルのコンビネーションでイベント初のパーフェクト10をスコアした。「それはファンでした」と、メディーナが言った。「その波にドロップすると、バレルになって、パーフェクトな波でしたね。そのあと最後には小さいストレートエアを決めて、最高の波でしたね。ビーチにいる皆の歓声が聞こえて来ました。ギャラリーの目の前でやれるのは快感ですね。」

 

リップ・カール・プロ・ポルトガルのオフィシャルサイトでは、ハイライトビデオや写真、自分の見たいヒートを見たい時に見れるヒート・アナライザーもあるので是非チェックしてみよう。

 

http://live.ripcurl.com

 

 

RIP CURL PRO PORTUGAL ROUND 1 RESULTS:
Heat 1: Adriano de Souza (BRA) 6.30, Brett Simpson (USA) 5.06, Raoni Monteiro (BRA) 3.67
Heat 2: Alejo Muniz (BRA) 14.33, Taj Burrow (AUS) 11.36, Jadson Andre (BRA) 6.73
Heat 3: John John Florence (HAW) 14.73, Patrick Gudauskas (USA) 7.34, Kai Otton (AUS) 4.13
Heat 4: Mick Fanning (AUS) 9.67, Kieren Perrow (AUS) 9.70, Dusty Payne (HAW) 2.33
Heat 5: Kelly Slater (USA) 13.67, Dillon Perillo (USA) 6.60, Damien Hobgood (USA) 5.90
Heat 6: Joel Parkinson (AUS) 17.17, Kolohe Andino (USA) 15.36, Pierre Valentin Laborde (FRA) 2.96
Heat 7: Owen Wright (AUS) 16.26, Bede Durbidge (AUS) 11.94, Yadin Nicol (AUS) 7.65
Heat 8: Josh Kerr (AUS) 10.70, Taylor Knox (USA) 7.43, Heitor Alves (BRA) 5.53
Heat 9: Gabriel Medina (BRA) 16.50, Matt Wilkinson! (AUS) 13.83, Miguel Pupo (BRA) 11.67
Heat 10: Jeremy Flores (FRA) 14.00, Adam Melling (AUS) 11.87, Michel Bourez (PYF) 9.67
Heat 11: C.J. Hobgood (USA) 13.73, Travis Logie (ZAF) 12.83, Jordy Smith (ZAF) 11.03
Heat 12: Julian Wilson (AUS) 15.53, Tiago Pires (PRT) 13.27, Adrian Buchan (AUS) 3.13

 

RIP CURL PRO PORTUGAL ROUND 2 RESULTS:
Heat 1: Mick Fanning (AUS) 16.17 def. Pierre-Valentin Laborde (FRA) 6.17
Heat 2: Taj Burrow (AUS) 14.33 def. Dillon Perillo (USA) 10.37
Heat 3: Dusty Payne (HAW) 12.80 def. Jordy Smith (ZAF) 10.77
Heat 4: Adrian Buchan (AUS) 18.50 def. Patrick Gudauskas (USA) 17.73
Heat 5: Michel Bourez (PYF) 15.73 def. Jadson Andre (BRA) 10.93
Heat 6: Raoni Monteiro (BRA) 15.00 def. Miguel Pupo (BRA) 12.93
Heat 7: Yadin Nicol (AUS) 16.10 def. Heitor Alves (BRA) 8.24
Heat 8: Bede Durbidge (AUS) 14.63 def. Taylor Knox (USA) 12.33
Heat 9: Brett Simpson (USA) 12.50 def. Matt Wilkinson (AUS) 11.40
Heat 10: Kai Otton (AUS) 11.67 def. Adam Melling (AUS) 8.00
Heat 11: Travis Logie (ZAF) 10.94 def. Damien Hobgood (USA) 10.27
Heat 12: Kolohe Andino (USA) 11.70 def. Tiago Pires (PRT)11.50