オークリーASP-WJCウイメンズのラウンド1が終了。日本女子はラウンド2へ。

オークリーASP-WJCウイメンズのラウンド1が終了。日本女子はR2へ。


Nikki Van Dijk (AUS) ASP/Robertson.
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チャングー、バリ/インドネシア(2012年10月7日日曜日)2012年のオークリーASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・バリの大会2日目は、女子のラウンド1がスタート。3フィート(1.5メートル)のエコービーチで、ASPジュニア・チャンピオンの座をかけたバトルにパーフェクトなキャンバスをガールズ達に提供した。

 

ビアンカ・ブュイティンダッグ(ZAF)がハイスコア。

 

そんな中で、下馬評通りのパフォーマンスを見せたのが、ビアンカ・ブュイティンダッグ(ZAF)。冷静にヒートを進めた彼女は、長身を活かしたビッグマニューバーで圧倒的なサーフィンを披露。ハイエスト2ウェイブ・ヒート・トータルとなる 18.10をスコアした。また来季のWCT入りが決まっている彼女は、9月末にポルトガルで行われた6スターイベント最終戦でも優勝し、勢いがある。「いま本当に最高の気分です。」と、ブュイティンダッグが言った。「ヨーロッパで3試合連続で戦って、1つの試合で優勝することもできました。WCTもクオリファイ出来たので、バリは自分にとってホリデーのようなんです。全くプレッシャーもないですね。来年のWCTツアーと同じフォーマットなので、楽しんでやるつもりです。」

 

ASPウイメンズ・ワールド・ジュニア・チャンピオンに君臨するレイラ・ハースト(HAW)は、タイトル防衛に向けた1勝をあげた。「ASPワールド・ジュニア・チャンピオンのタイトル防衛については考えないようにしています。」と、ハーストが言った。「そのことを考えてしまうと緊張してしまうので、考えないように努力しています。波は本当に楽しかった。でもちょっとトリッキーでしたね。コンディションは分ごとに変わっていて、最後に良い波を掴めてラッキーでした。」

 

また、フィリッパ・アンダーソン(AUS)は、素早くてパワフルなプログレッシブ・ターンで9.50をスコア。彼女のラウンド1の勝利を更に印象深いものにした。「楽しみました。」と、アンダーソンが言った。「ずっと、波が来ていた訳ではないですけど、何とか良い波を見つけられました。どんなコンテストでもファースト・ヒートは、いつも神経がすり減ります。特にこのイベントはASPワールド・ジュニア・タイトルへの唯一の挑戦ですから。」

 

2012年のASPオーストララシアのプロ・ジュニア・シリーズのチャンピオンであるニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)は、今日のトップ・パフォーマーの1人だった。彼女は、セカンド・ハイエスト2ウェイブ・ヒート・トータル17.27をスコアした。「今回、バリが初めてなんですけど、凄く気に入りました。」と、ヴァン・ダイクが言った。「ヨーロッパのコンテストから直接ここに来ました。長旅でしたね。ヒートに勝って良かったです。良いスタートが切れると気分が良いです。」

 

日本女子2名はラウンド2へ。

 

昨日の男子に続き、女子のラウンド1には、ヒート3に高橋みなと(JPN)、ヒート5に大村奈央(JPN)が登場した。高橋は、ビアンカ・ブュイティンダッグ(ZAF)、フランキー・ハラー(USA)と対戦。高橋はスタートから、小振りな波ながら際どいセクションに板を当て込み、インサイドまで繋ぎ、3.33、4.00をスコアする。予想通りの圧倒的なサーフィンを見せるビアンカは、いきなり8.33、そして特大セットを掴むと9.77をスコア。2本のエクセレントで他の選手をコンビネーションに追い込んだ。アメリカのフランキーもスタイリッシュながら、しっかりとトリッキーな技を入れ、ハイスコアをマーク。高橋は3位となりラウンド2へ回った。

 

 

大村奈央は、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)、ブリアンナ・コープ(HAW)と対戦。スタートからカーヴィングのコンビネーションで3.00をスコアしてヒートを開始する大村。ヴァン・ダイクは立て続けに7.83、9.00をスコアしてして他の選手をコンビネーションに追い込む。波数も少ない中、スコアリングウェイブを探す大村。クリティカルセクションを見つけては、逆転を狙い、板を当て込んでいくが後が続かずハイスコアに結びつかない。ラストウェイブで3.57をスコアしてバックアップを塗り替えるも逆転ならず、高橋とともにラウンド2を戦う事となった。

 

ラウンド2では、ヒート1で高橋みなとはマウド・ル・カー(FRA)、ロザニー・アルバレス(VEN)と対戦。ヒート2で大村奈央は、マヒナ前田(HAW)、ジュリアナ・メネガール(BRA)と対戦する。昨年のバリのイベントでは5位入賞を果たしている大村だけに、このラウンド2は踏ん張り所だ。

 

全員ラウンド2を強いられている日本男子は、ヒート7で加藤嵐(JPN)がカノア五十嵐(USA)と、ヒート8で大橋海人(JPN)がスレード・プレストウィッチ(ZAF)と、ヒート13で 新井洋人(JPN)がカイマナ・ハキアス(HAW)と、ヒート14で金尾玲生(JPN)がクーパー・チャップマン(AUS)と、ヒート15で仲村拓久未(JPN)がカウ・ウッド(BRA)と対戦する。頑張れ日本!

 

オークリーASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・ウイメンズ:ラウンド1

ヒート1:
レイラ・ハースト(HAW)13.83、ジョアン・デフェイ(FRA)10.60、マヒナ前田(HAW)10.17
ヒート2:
サラ・バウム(ZAF)15.63、カネル・ブラード(REU)14.50、ロザニー・アルバレス(VEN)7.10
ヒート3:
ビアンカ・ブュイティンダッグ(ZAF)18.10、フランキー・ハラー(USA)8.67、高橋みなと(JPN)7.33
ヒート4:
フィリッパ・アンダーソン(AUS)16.83、エリー-ジーン・コフィー(AUS)7.83、ジュリアナ・メネガール(BRA)5.86
ヒート5:
ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)17.27、ブリアンナ・コープ(HAW)11.27、大村奈央(JPN)7.64
ヒート6:
アレッサ・クイゾン(HAW)14.33、クインシー・デイビス(USA)11.34、マウド・ル・カー(FRA)7.03

 

オークリーASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・ウイメンズ:ラウンド2
ヒート1:
マウド・ル・カー(FRA)、ロザニー・アルバレス(VEN)、高橋みなと(JPN)
ヒート2:
大村奈央(JPN)、マヒナ前田(HAW)、ジュリアナ・メネガール(BRA)

 

http://oakleyprojunior.com/