グロムの西優司が今季3勝目。新井洋人が大会初のパーフェクト10。

ASPジャパンツアー第8戦 QUIKSILVER PRO JUNIOR HYUGA CUP
グロム西優司が今季3勝目。新井洋人が大会初のパーフェクト10。 


「QUIKSILVER King of the Groms Hyuga」Grom 優勝は西優司

 

宮崎県日向市、お倉ヶ浜海岸(2012年 9月1日、土曜日)宮崎県日向市お倉ヶ浜海岸で開催中の2012年ASPジャパンツアーの第8戦となるジュニアイベント「QUIKSILVER PRO JUNIOR HYUGA CUP」は大会2日目。本日の天候は曇りで晴れ間もあり北西の弱いサイドオフ。波のコンディションは腰~腹。弱い南のサイドショアで大潮。ヒートは7:45AMからジュニアからスタート。ジュニアはベスト8、カデット、ガールズはベスト4が決定。グロムはファイナルまでが行われた。

 

本日はタフなコンディションに大番狂わせも続出。ジュニアでは、優勝候補でランキング2位の大橋海人、安井拓海、佐藤魁がラウンドオブ16で敗退。厳しい代表争いも繰り広げられランキング4位の金尾玲生はラウンドオブ32で敗退した。カデットでは、ここでも優勝候補である安井拓海、西修司が敗退となった。一方で、ジュニアで好調なのがカレントリーダーの新井洋人。新井洋人はラウンドオブ32で大会初のパーフェクト10をスコア。続くラウンドオブ16でも圧倒的なサーフィンでクオーターファイナルに進出。新井はクオーターヒート1で仲村拓久未と対戦する。

 

グロムのファイナルは西優司と小笠原由織。小笠原がオープニングライドを掴み、先制攻撃でファイナルをスタートする。それに対する西は4.50でヒートをスタートし、ファイナルをリードする。後半に入り、小笠原は縦に上がるヴァーティカル・リエントリーを決め、インサイドセクションまでしっかり繋いで6.25をスコアして逆転。しかし、それに対する西もセットのライトを掴み、ボトムターンからホワイトウォーターを抜けるフローターとリエントリーのコンビネーションで5.50をスコア。両者共に甲乙つけ難い素晴しいパフォーマンスが連続するファイナル。まさに何度もトップが入れ替わる熾烈なクロスヒートとなった。そして勝負はヒート終了間際までもつれた。そこまでリードしていた西を小笠原が4.60をスコアして大逆転。しかし最後まで諦めなかった西はセットの波を掴み6.25をスコア。再び西優司が大逆転で小笠原を下し、四国でのリベンジを果たし、今季3勝目を上げた。

 

明日はいよいよファイナルデイ。今回の試合で10月にバリで開催されるWJCワールドジュニアチャンピオンシップの日本代表選手が決定する。

 

 

撮影、フォトキャプション:山本貞彦

 

「QUIKSILVER King of the Groms Hyuga」Grom 優勝は西優司−1。この世代でこの波乗りができる。将来が楽しみだ。
「QUIKSILVER King of the Groms Hyuga」Grom 優勝は西優司-2。前戦で惜しくも準優勝。今回はじっくりあせらず波を待ち逆転。素晴らしい。
「QUIKSILVER King of the Groms Hyuga」Grom 優勝は西優司-3。これで4戦中3戦優勝という結果。おめでとう!
「QUIKSILVER King of the Groms Hyuga」Grom 表彰式。
「QUIKSILVER King of the Groms Hyuga」Grom 小笠原由織。あと一歩で優勝を逃すが、波乗りはスキルは上がっている。次は優勝だ!
「ROXY Girls Challenge Hyuga」高橋みなと。波を待つことができるようになった。ラインも太くなって、イイね。
「ROXY Girls Challenge Hyuga」野呂玲花。グランドチャンピオン争いのJPSAの新島から宮崎 日向へ。こちらではWJCの日本代表争い。
「ROXY Girls Challenge Hyuga」須田那月。自分のサーフィン、戦い方を見つけたか。
「ROXY Girls Challenge Hyuga」大村奈央。久しぶりの参戦。このヒートでWJCの日本代表を確定。
「QUIKSILVER King of the Groms Hyuga」仲村拓久未。KOGの代表になるには優勝あるのみ。
「QUIKSILVER King of the Groms Hyuga」Cadet 佐藤魁。欲しいのは優勝。魁ならできるぞ。
「QUIKSILVER Pro Junior Hyuga」加藤嵐。ヒートコンディションの分析とそれに対応する能力。日々更新。勝つ為にはスキルだけじゃない。

「QUIKSILVER Pro Junior Hyuga」新井洋人。自分のサーフィンを打ち出すがごとく、毎ヒート攻めのサーフィンを魅せてくれた。
「QUIKSILVER Pro Junior Hyuga」大原洋人。止まらないサーフィン。
「QUIKSILVER Pro Junior Hyuga」仲村拓久未。カデットとジュニアのダブルエントリー。両方の日本代表を狙う。

 

 

 

ジャパン・ジュニアリーグ第4戦となる 「QUIKSILVER PRO JUNIOR HYUGA CUP」は、ジュニアのランキング争いにとっては重要なポイント争いの最終戦。各選手上位5位までの入賞を基準に、(ガールズは上位2名)10月に インドネシア・バリ島で行われるワールド・ジュニア・チャンピオンズ代表の座を争い2012年シーズンのツアーランキングを獲得するラストチャンスである。さらに同時開催のカデット(U-16)も5戦目を向かえ、Quiksilver King of the Gromシリーズの第3戦目。Quikslver社の主催で10月にフランスで開催競れる「Quiksilver King of the Grommets」の日本代表1名の出場権をかけてのポイント争いの3戦目となる。

 

現在ジュニア(U-20)クラスでは、新井洋人(神奈川)がトップを走り、2位に大橋海人(神奈川)、3位に加藤嵐(千葉)、4位が金尾 玲王(神奈川)5位に仲村拓久未(三重)。ガールズ(U-20)では高橋みなと(宮城)が1位、2位に野呂玲花(大阪)という順位であ る。カデット(U-16)では1位が仲村拓久未(三重)、2位が安井拓海(千葉)で、KOTGの代表争いも仲村拓久未(三重)が1位で松下諒太が僅差で有利 な状態この試合を迎える事となる。

 

 

このジュニアイベントは、Junior Mens(ジュニア20歳以下)U-20とJunior Girls(ジュニア・ガールズ20歳以下)U-20、Cadet(16歳以下)、Grommets(12歳以下)の4クラスで争われる。

ワールドジュニアチャンピオンズ(WJC)は、世界7地域から選抜された48人のジュニアが、インドネシア、ブラジル、オーストラリアで開催される チャンピオンシップに招待され世界タイトルを争う世界最高峰の戦いの場であり、この試合で好成績を残す選手は将来のワールドツアー参戦に最も有利なシード 権を得る事が出来、同時にこの大会で優勝をする事はジュニアの世界チャンピオンを意味する事となる。そしてWJCを目指し熱い戦いを迎えるジュニア、ジュ ニア・ガールズ共にクォリファイシリーズは後半を迎え、ガールズもこの試合「Roxy Junior Girls HYUGA CUP」と次戦の5戦からベスト3イベントスコアで1位2位となった選手が10月にインドネシア・バリ島で行われる「OAKLEY Pro Junior」に選抜されるため、引き続き重要な事は間違えないだろう。上記が17日金曜日の朝からキックオフされる予定で、2日日曜日の午後にはそれぞ れのクラスでチャンピオンが決定し、ツアーランキングが加算され今年の夏のジュニアツアーポイント争いに終止を迎える事でしょう。

このイベントはインターネットによるライブ放送されます。

直接会場にお越し出来ない方はインタ-ネットライブ中継をお楽しみ下さい。

イベント公式ページは、http://www.aspjapantour.com/webcast/2012/hyugajr/ からどうぞ!

「QUIKSILVER PRO JUNIOR HYUGA CUP」は、下記スポンサー各位に感謝すると共に提供されます。

・Quiksilver Japan(クイックシルバー株式会社)
・ASAHI SOF DRINKS(アサヒカルピスビバレッジ株式会社)
・波伝説(サーフレジェンド)
・G-SHOCK(カシオ計算機株式会社)
・SYNDICATE(シンジケート・サーフプロダクツ)

公認
・ASP インターナショナルジャパン

主催
・日向プロ実行委員会

■問合せ先:宮崎県日向市産業経済部観光振興課
tel: 0982-52-2111

ASPジャパン事務局
Email:office@aspjapantour.com