ミック・ファニングがビラボン・プロ・タヒチで優勝。ASP WCTランキングのリードを固める。

ミック・ファニングがビラボン・プロ・タヒチで優勝。
ASP WCTランキングのリードを固める。 


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チョープー、タイアラプ/タヒチ(2012年8月27日月曜日)2012年のASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー第5戦「ビラボン・プロ・タヒチ」が終了。ミック・ファニング(AUS)は、同じゴールド・コースト出身で大親友であるジョエル・パーキンソン(AUS)とのクラシックな4-6フィートのチョープーで行われたファイナルを見事制し優勝した。

 

ファニングは、ファイナルのオープニング・ライドで9.50と8.87という2本のエクセレントをスコアしたパーキンソンに、スタートから完全に追い詰められていてた。しかし、このイベントで準優勝の経験のあるファニングは、ヒート中盤に素晴しい9.37をスコア。そして、ヒート終了間際に掴んだ波で9.50をスコアし、大逆転で勝利を手中に収めた。今回の優勝でファニングは、1999年のマーク・オクルーポ(AUS)以来初めてのビラボン・プロ・タヒチ・タイトルをオーストラリアにもたらし、今年のASP WCTランキングにおける彼のトップスポットをさらに固めた。

 

「35分のファイナル。波が来る事は分かっていたんだ。」と、ファニングが言った。「僕は、ただ忍耐強く波を待たなければならなかった。それがチョープー。オンとオフがあるんだ。2分で2本のパーフェクト10を手に入れることもあるからね。だから僕は、ファイナルを通して落ち着く必要があると思っていたんだ。ジョエル(パーキンソン)は本当に素晴しいサーファーで、彼はタヒチでも素晴しいサーフィンをしていた。彼がスタートから良いスコアを出してリードしていたのは分かっていた。だから僕は僕自身の戦略にフォーカスしようと思った。僕はヒート中盤で、あのグッドスコアを手に入れて、そのあと彼は優先権があったとき、最初の波に行ったけど、上手く行かなかった。僕はその次の2本目の波を掴んだんだ。それは信じられないフィーリングで、逆転し勝利を掴む事ができた。最高だったよ。」

 

 

今回の優勝は、ファニングのキャリア15勝目。今シーズン2勝目となった。二度のASPワールド・チャンピオンであるファニングは、現在シーズン前半を折り返しASP WCTレイティングでトップを走る。「チョープーは、キャリアを通して改善に取り組んだスポットのうちの1つだよ。」と、ファニングが言った。「ここでは前にファイナルまでメイクしたことはあるけど、優勝できた事は、自分の今後の自信に繋がる素晴しい事だと感じている。そして、シーズン後半戦に入り、僕は最高のポジションに居る。まだライバルはたくさん居るし、タイトル争いはこれからだからね。」

 

2位となったパーキンソン。

 

パーキンソンは、イベントを通して、地球上で最も優れたバックハンド・チューブ-ライダーとしての地位を確立した。ファイナルでもスタートから素晴しいリードを奪ったにもかかわらず、終了間際のパーキンソンのプライオリティー下での決断は、ファニングに逆転のチャンスを与えてしまった。「僕は35分のファイナルで終了4分前までリードを保持していた。」と、パーキンソンが言った。「あのような負け方は、本当に悔しいね。でもミック(ファニング)をとがめることはできない。彼が本当のチャンピオンだよ。」パーキンソンは、ASP WCTランキングで現在第2位となる。「今年2度目のファイナルで、他にも良い結果がある。」と、パーキンソンが言った。「ツアーの残りの全てのイベントに力強いパワーを感じる。そして、僕はこれを振り落して、トラッスルズへのフォーカスをスタートさせる。」

 

そして惜しくも3位となったのはジョン・ジョン・フローレンス(HAW)とオーウェン・ライト(AUS)。フローレンス(HAW)は、バックハンドのチューブで9.67をスコアしたにもかかわらず、バックアップを見つけられず敗退。ライトはセミファイナルで18.10をスコアするも、ファニングに破れ3位タイでフィニッシュとなった。また、ビラボン・プロ・タヒチへ2年連続でトライアル優勝をしてワイルドカードを手に入れたリカルド・サントス(BRA)は、インスピレーションを与えるパフォーマンスで「アンディ・アイアンズ・フォーエバー・アワード」を授賞した。「アンディ(アイアンズ)は、僕のヒーローだった…ヒーローである」と、サントスが言った。「これは僕にとって、優勝以上に意味のある事かもしれません。アイアンズのファミリーによって、これを与えられることは、最大の名誉です。ありがとう。」

 

2012年のASPワールド・チャンピオンシップ・ツアーの次のイベントは、9月16日から22日まで、カリフォルニアのトラッスルズで開催予定のハーレープロ。そちらのリポートもお楽しみに。

 

ビラボン・プロ・タヒチ・ファイナル結果:
優勝:ミック・ファニング(AUS)18.87
2位:ジョエル・パーキンソン(AUS)18.37

ビラボン・プロ・タヒチ・セミファイナル:

SF 1:ミック・ファニング(AUS)18.93 def.オーウェン・ライト(AUS)18.10
SF 2:ジョエル・パーキンソン(AUS)17.14 def.ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)15.17

 

ビラボン・プロ・タヒチ・クオーターファイナル:
QF 1:ミック・ファニング(AUS)119.07def.リカルド・ド・サントス(BRA)18.64
QF 2:オーウェン・ライト(AUS)18.90 def.C.Jホブグッド(USA)15.60
QF 3:ジョエル・パーキンソン(AUS)16.50 def.ジェレミー・フローレス(FRA)16.43
QF 4:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)16.17 def.ガブリエル・メディーナ(BRA)4.17

ビラボン・プロ・タヒチ:ラウンド5

ヒート1:リカルド・ド・サントス(BRA)16.17 def.タジ・バロウ(AUS)10.27
ヒート2:オーウェン・ライト(AUS)18.96 def.ジュリアン・ウィルソン(AUS)10.70
ヒート3:ジェレミー・フローレス(FRA)15.66 def.キーレン・ペロー(AUS)9.50
ヒート4:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)16.66 def.ダミアン・ホブグッド(USA)14.64

 

カレントASP WCTトップ5(ビラボン・プロ・タヒチ後)
1.ミック・ファニング(AUS)34,750pt
2.ジョエル・パーキンソン(AUS)31,700pt
3.ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)27,450pt
4.ケリー・スレーター(USA)25,450pt
5.タジ・バロウ(AUS)24,950pt

 

 

 

 

 

 

大会オフィシャルサイトはこちら。http://billabongpro.com/tahiti12