女子パワー炸裂!第10回TAHARAおいでんGIRL’S CUP
BPDガールズサーキット第2戦が愛知県田原市で開催! 


 

リポート:米地有理子 、写真:内山涼、米地有理子

 

BPDガールズサーキット第2戦目となる、「第10回TAHARAおいでんGIRL’S CUP」が7月15日(日)に愛知県田原市赤羽根海岸のロコポイントで行われました。大会前日の14日(土)の夕方には、大会会場にてフタバフルーツさんによる「フルーツパーティ」が行われ、参加者は美味しいフルーツを頂きながら、OSUMI KING 、AKILA、チルアウトまっちゃんらによるライブを聞かせてもらいました。夕暮れ時のビーチでのライブは1日の疲れを癒してくれ、明日へのパワーをくれました。

 

 

15日(日)の大会当日は雨が心配されていましたが、徐々に雲が取れてきて、昼間にはが晴れ渡りました。前回千葉県一松海岸で行われた第1戦も、朝はどんよりとした天気でしたが、午後は青空になり、女子のパワーでは!と思いましたが、今回も同様のパターンになり、やはり女子パワーでは!と驚きました。波のサイズも腰腹ぐらいのコンディション良好の中、ガールズサーファーは熱い戦いを繰り広げました。

 

大会のクラスは今年からBBクラスが始まり、ショートスペシャル(スペシャルなサーファー)、ショートオープン(そこそこ乗れる人)、ショートビギナー(コンテスト入門者です)、ママさん(わが子が応援に★ママ)、ロングスペシャル(バリバリスペシャルです)、ロングオープン(ビギナー~乗れる人まで)、BBスペシャル(バリバリスペシャルです)、BBオープン(ビギナー~乗れる人まで)の8クラスで、180名のエントリーでした。

 

 

今回初の「サーキットキャラバン」が千葉から東京を周り、無料で参加者をピックアップしてくれる企画もあり、関東エリアからも多くのエントリーがありました。かなりのヒート数をこなさなくてはならないので、ヒートは2ポイントで行われました。今回とても感じたのはカメラマンや観客の多さでした。女性たちの華やかな大会ということから、砂浜には三脚を立てたカメラマンが炎天下のもと、こぞってシャッターを押していました。そして、ガールズサーファーの友人、家族、同じチーム又は友人のガールズサーファーを応援する男性陣など、応援団の人たちがビーチサイドで声援を送っているのが印象的でした。多くの観客がビーチに集まるなかでのヒートは選手たちのボルテージをさらにアップさせていました。

 

BBスペシャル優勝の岡澤紫織さん

 

また、会場はネイル、水着やサーフパンツ、アクセサリーの展示、マッサージなど、女の子に嬉しいブースが多く出展しており、大にぎわい。大会特設ステージではベリーダンス(色っぽさに釘付けでした)、タヒチアンダンス(こちらも艶やかでした)、キッズによるヒップホップダンス(子供パワーに元気もらいました)などのパフォマーンスが行われ、大会をさらに盛り上げてくれました。

 

ロングスペシャル優勝の吉川広夏さん

 

大会中盤には、総勢16人のプロたちによるエキシビジョンが披露され、選手たちはもちろん多くの観客がプロのライディングを真剣に観ていました。ガールズサーキットは今大会もそうですが、女子プロサーファー、女子プロボディーボーダーが中心となって運営をしており、選手たちは憧れのプロと話をしたり、写真を撮ったりする絶好の機会ともなっています。それがまたガールズサーファーを勇気づけ、更なる努力へと繋がっていると感じます。

 

ベストライディング賞の吉川広夏さんと大沢裕子さん

 

大会は最後まで熱戦が展開され、最後のヒートが終了すると会場にいる人全員が達成感を得るような一体感でした。そしてドキドキの結果発表、表彰式ステージへ皆集合しました。各クラス4位、3位と発表されていき、残りの2人はプロによるハンズアップ、緊張の瞬間です。優勝者の手が挙げられた瞬間、歓声が上がります。優勝者の中には感激の涙を流す人も。豪華な賞品とガラスに飾りをつけた手作りのトロフィーが各選手に手渡され、各クラスごとに記念撮影が行われました。

 

表彰式最後においでんガールズカップ実行委員会代表の大沢裕子プロから感動の挨拶がありました。「TAHARAおいでんGIRL’S CUP」は今年で10回目という記念すべき時を迎えたのです。女子プロサーファーが中心となり、10年間女子の大会をやり続けるということは並々ならぬ苦労があったことと思います。私自身は今大会が初取材でしたが、大会の模様を観ながら、その10年間の苦労の素晴らしい結果を観させて頂いたと感じました。また、大会を運営する女性たちを支える男性陣の力も随所で感じました。大沢プロがステージに立ったとき、感動でもらい泣きをしてしまいました。女子プロサーファーとして、ガールズサーファーを励まし育てて下さっている大沢プロに心から拍手を送りたいと思います。

 

前夜祭ではAKILAをはじめ、多数のアーティストがパフォーマンス

 

「TAHARAおいでんGIRL’S CUP」の“おいでん”とは、“おいで/来て下さい”という意味。その呼びかけのように、選手たちを温かく迎えてくれた「第10回TAHARAおいでんGIRL’S CUP」。大盛り上がりでの終了に、これからもますますパワーアップしていくことを感じて大会会場を後にしました。

 

ビーチを埋め尽くしたギャラリー
ショートSP3位の浅野こなみさん
大会特設ステージでは多くのパフォーマンスが行われた。

実行委員会代表の大沢裕子プロに突撃インタビュー

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