ステファニー・ギルモア、世界タイトル奪還へのシナリオ。 


ステファニーは5度目の王冠を手に出来るのか?

 

世界最高峰の女性サーファーたちは、7月10日から14日で開催される、全7戦開催予定の2012年のASPワールド・チャンピオンシップ・ツアーの第6戦「ロキシー・プロ・ビアリッツ」のためにフランス南部に集結している。ASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンシップ・ツアーイベントである「ロキシー・プロ・ビアリッツ」は、今年の最後から2番目のイベント。2012年のASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンの決定と、世界最高峰の女性サーファーのリクオリファイ・キャンペーンにおいて、極めて重要な役割を果たすイベントとなる。

 

現在、ASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンシップ・ツアー・ランキングでトップを走る、4タイムASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンであるステファニー・ギルモア(AUS)は、今シーズン2勝をあげ、全てのイベントでクオーターファイナル以上でフィニッシュするという素晴しい成績を収め、第6戦も優勝者の最有力候補である。そして、このビアリッツで、2012年のASPタイトルを決定することのできるギルモアが、その可能性について話をした。

 

「最終結果については、自分がやろうとすることが出来なくなるような気がして、あまり考えないようにしていましたね。でも、間違いなく感情は穏やかです。」そんな彼女の今シーズンの最大のライバルはサリー・フィッツギボンズ(AUS)。「彼女は驚異的なアスリートで素晴しいサーファー。彼女は成功を目指して走り続けると思います。」と、ギルモアが言った。「彼女はもちろんのこと、他のガールズたちも侮れないですね。」

 

昨年のイベントチャンピオンであるギルモア。フランスのビーチブレイクとの相性が非常にいい彼女にとって、今週の試合は大きなアドバンテージと言えよう。「フランスは本当に大好きで、いつもホームに居るような気分になるんです。」と、ギルモアが言った。「昨年のツアーは素晴しい波で行うことが出来ました。ヨーロッパの夏は波的にはベストシーズンではないと思いますが、コンペティションを楽しめるコンディションが、いつもあると思います。フランスやハンティントンの波に合わせ、いま使っているものよりも、短くてワイドなDHDの新しいシェイプのボードでサーフィンしていますよ。」

 

ギルモアのライバルであるランキング2位のサリー・フィッツギボンズ(AUS)は今シーズン、ベルズ・ビーチとリオ・デ・ジャネイロの2戦で優勝している。2度世界ランキングで2位となっているフィッツギボンズは、今シーズンこそは念願のワールドタイトルを獲得したところだろう。

 

2012年のASPウイメンズ・ワールド・タイトルの現在考えられるシナリオは、以下の通りである:

ギルモアがロキシー・プロ・ビアリッツで優勝するならば、フィッツギボンズは2位に入賞することで、ハンティントンの最終戦となるナイキUSオープンまでASPウイメンズ・ワールド・タイトル・レースを持ち越すことができる。

ギルモアがロキシー・プロ・ビアリッツで第2位ならば、ASPウイメンズ・ワールド・タイトル・レースはナイキUSオープンまで持ち越しとなる。

ギルモアがロキシー・プロ・ビアリッツで第3位になれば、カリッサ・ムーアとコートニー・コンローグ(USA)はロキシーはプロ・ビアリッツで優勝することによって、ギルモアとフィッツギボンズと共にレースに加わることができる。

 

ASPウイメンズWCTもいよいよ大詰め。大会初日はコンディション不良でレイデイとなった。ワールドタイトルが決定するかもしれないASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンシップ・ツアー第6戦「ロキシー・プロ・ビアリッツ」に注目したい。

 

http://roxylive.com/roxyprobiarritz/2012/