ASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンシップ・
ツアー・イベント第5戦「ビラボン・ウイメンズ・リオ・プロ」
サリーが優勝。今季2勝目でギルモアとの差を縮める。
バーハ・ダ・チジュカ、リオデジャネイロ/ブラジル(2012年5月13日日曜日)ASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンシップ・ツアー・イベント第5戦「ビラボン・ウイメンズ・リオ・プロ」が終了。プライマリ会場であるバーハ・ダ・チジュカのピーキーな1~3フィートのコンディションで行われたファイナルで,ココ・ホー(HAW)を14.10対14.03で破ったサリー・フィッツギボンズ(AUS)が優勝した。
厳しいコンディションでの僅差の戦いとなったファイナルは、後半に首位が入れ替わるクロスヒートとなった。ヒート前半をリードしていたフィッツギボンズだったが、後半に入るとココ・ホーがファイナルのハイエスト・スコア8.43をマークして逆転。しかし、最後まで諦めなかったフィッツギボンズは終了間際に入ってきたレフトハンダーをつかみ7.93をスコア。大逆転で勝利を手に入れた。
「凄いヒートでしたね。ココに完全に追い詰められていました。」と、フィッツギボンズが言った。「幸運を祈って、最後には良い波が来ると信じていました。ファイナルでは,いくつかのミスをしたんですが、最後にそれをリカバーすることができました。とてもエキサイトしましたね。」
現在ASPウイメンズのWCTランキングNo.2のフィッツギボンズは、今回の優勝で,トップを走るステファニー・ギルモア(AUS)との差をかなり縮めたが,2012年のASPワールド・タイトルに関しては謙虚なままだった。「このシチュエーションはワールド・タイトル・レースをより面白いものにしてくれたと思います。でも先のことを考えると,まだ道程は長いですからね。」と、フィッツギボンズが言った。「まだ,いくつかのイベントが残っています。優勝できた事は素晴しい事です。ベルズに次いで今シーズンは信じられない感じです。」
惜しくも2位となったココ・ホー。
今シーズンはクオーターファイナルを勝ち上がる事が出来ずに居たココ・ホー。ビラボン・リオ・プロの前にはASPウイメンズWCTレイティング第12位だったが、今回の結果はランキング9位に彼女を押し上げた。「今回の結果は、私に良い切っ掛けを作ってくれました。」と、ホーが言った。「今シーズンは,タフなシーズンだったので、今回ファイナルをメイク出来て本当に最高です。これは今季のベストリザルトで、私にとって重要なイベントでした。サリーの優勝にお祝いを言いたいです。おめでとう,サリー。」
3位となったカリッサ・ムーア(HAW)とアレッサ・クイゾン(HAW)。
昨年のビラボン・リオ・プロ勝利者でASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンに君臨するカリッサ・ムーア(HAW)は、フィッツギボンズとの激戦となったセミファイナルに破れて3位となった。「今年サリーには2回負けているんです。次のイベントでも挑み続ける。それだけですね。」一方、今回ビラボン・リオ・プロ・ワイルドカードで出場した18歳のアレッサ・クイゾン(HAW)は、強豪選手を倒してセミファイナルまで勝ち上がる活躍を見せた。「失うものは何もなかったので,精一杯やるだけでした。多くの事を学ぶことが出来ました。セミファイナルまで勝ち上がれて満足です。」
2012年のASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンシップ・ツアーの次のイベントは、7月10日から14日で開催予定のロキシー・プロ・ビアリッツ。イベント主催者は、まだラウンド1しか行われていない男子ビラボン・リオ・プロ再開に向けて,現地時間の明朝午前7時に、ファーストコールする。
ビラボン・ウイメンズ・リオ・プロ最終結果:
優勝:サリー・フィッツギボンズ(AUS)14.10
2位:ココ・ホー(HAW)14.03
ビラボン・ウイメンズ・リオ・プロ・セミファイナル:
SF 1:ココ・ホー(HAW)14.16 def.アレッサ・クイゾン(HAW)10.94
SF 2:サリー・フィッツギボンズ(AUS)15.47 def.カリッサ・ムーア(HAW)15.36
ASPウイメンズWCTトップ5(ビラボン・リオ・プロ終了後):
1. ステファニー・ギルモア(AUS)38,400pt
2. サリー・フィッツギボンズ(AUS)36,900pt
3. カリッサ・ムーア(HAW)30,200pt
4. コートニー・コンローグ(USA)29,600pt
5. タイラー・ライト(AUS)28,700pt
オフィシャル・サイト:www.billabongpro.com