ビラボン・リオ・プロがスタート。トップ・シードがラウンド1を支配。

ビラボン・リオ・プロがスタート。トップ・シードがラウンド1を支配。 


ジュリアン・ウィルソン(AUS)(C) ASP / DUNBAR
ジュリアン・ウィルソン(AUS)(C) ASP / DUNBAR
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アルポラドル、リオデジャネイロ/ブラジル(2012年5月9日水曜日)ASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー・イベント第3戦「ビラボン・リオ・プロ」がスタート。トップ・シード選手はクリーンな2~4フィート(1.5メートル)のレフトハンダーで行われたラウンド1を支配した。なかでも、ワールドツアー2年目のジュリアン・ウィルソン(AUS)は、コミットしたバックハンドのサーフィンで、今日のハイエスト・シングル・ウェイブスコア9.27をマーク。さらにハイエスト・ヒート・トータル17.14をスコアした。

「フレディー(パターチア)があの波に行かなかったから、ちょっとラッキーでしたね。」と、ウィルソンが言った。「その前のセットでフレディーは最初の波に行ったんです。でも、その1つ後のほうが良い波だった。それで2本目のセットが来て、そこに自分に最高のセットがラインナップしていたんです。」先週のロウワー・トラッスルズでのASPプライム・イベントでラウンド1でのまさかの敗退を喫したウィルソンは、今回のイベントではアーリーラウンドを勝ち上がり、心機一転で頂を目指す。

「今日はインタフェアをしたロウワーズのヒートのちょっとしたお返しって感じすかね。」ウィルソンが言った。「ここに着いても僕にはちょっとしたフラストレーションが残っていて、ソリッドなスタートをしたかったんです。あのヒートの波は本当にファンで、良いサーフィンが出来てエキサイトしました。」

タジ・バロウ(AUS)

もう一人のオーストラリア・ナチュラルフッターであるタジ・バロウ(AUS)は、アルポラドルのレフトハンダーをコントロールして、彼らしいスタイルで16.16のヒート・トータルを手に入れ、ダイレクトにラウンド3へ勝ち進んだ。「ファースト・ラウンドを勝ち上がれて嬉しいよ。」と、バロウが言った。「セカンド・ラウンドをスキップすることは、最高のもてなしだからね。僕はあのラウンドが嫌いなんだ。いくつかのファン・レフトをキャッチする事が出来て最高だった。初めはちょっとコンスタントではなかったんだ。僕のボードはブランニューだったから、すこし緊張した。でも調子良くて良かったよ。」

スナッパー・ロックスでの2012年のASPワールド・タイトル・キャンペーンを優勝でスタートさせたバロウは、ベルズでは13位となったが、このビラボン・リオ・プロでASPワールド・タイトルへ向かって走り出す。「ベルズはショックだった。参ったよ。特に勝利の後はね。 」と、バロウが言った。「僕はハングリーだったし、バックアップする自信もあったけど、そこで完全にメルトダウンしてしまった。起こりうる事さ。でも少しのプレッシャーも感じない。僕のどこが悪かったのかを正確に理解しているからね。リラックスしているときのほうが良いサーフィンが出来る。そして、楽しみたいよ。」

エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)

昨年のビラボン・リオ・プロ・チャンピオンであるエイドリアーノ・デ・スザ(BRA)は、カイ・オットン(AUS)とウイリアン・カルドゾ(BRA)とのクロスヒートを競り勝ち,自分の道をナビゲートした。「アルポラドルに居られて最高の気分だよ。」と、デ・スザが言った。「ここが大好きなんだ。アマチュアのときから、ずっとここで戦ってきたんだ。ここに戻って来れて嬉しいよ。再びWCTをここで開催出来ることは素晴しいね。エキサイトするし、モチベーションが上がるよ。」

11タイムASPワールド・チャンピオンで現在ランキングトップを走るケリー・スレーター(USA)の欠場で、デ・スザは今回の結果によって2012年のタイトルレースをリードできる選手のひとりである。しかし、ヤング・ブラジリアンは、スレーターの不在が、さらなるプレッシャーを加えると言った。「ディフェンディング・チャンピオンであることと、ここにケリー(スレーター)がいないことで多くのプレッシャーを感じる。」と、デ・スザが言った。「僕はセカンド・シードで、今回の結果によってはタイトル・レースをリードすることができる。タイトルについて考えるのは、まだあまりに早い。しかしこのイベントではギャラリーが僕の味方なんだ。」

その他に,エイドリアン・バカン(AUS)をはじめとする、ジョシュ・カー(AUS)、オーウェン・ライト(AUS)、ジョエル・パーキンソン(AUS)、ミック・ファニング(AUS)といったオーストラリア勢もラウンドアップ。ミゲール・プポ(BRA)、ジェレミー・フローレス(FRA)、アレホ・ムニーツ(BRA)もラウンド3へ勝ち進んだ。

また,男子ラウンド1終了後に,女子のラウンド1がスタート。順当な男子とは裏腹に番狂わせも起きた女子のラウンド1。18歳のイベント・ワイルドカードで出場のアレッサ・クイゾン(HAW)は4タイムASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンでカレントリーダーのステファニー・ギルモア(AUS)をラウンド2へ追いやった。また、17歳のカリフォルニア・ルーキー、レイキー・ピーターソン(USA)が今日のハイエスト・スコアをマーク。カリッサ・ムーア(HAW)、レベッカ・ウッズ(AUS)、タイラー・ライト(AUS)、マリア・マニュエル(HAW)といった選手は順当にラウンドアップしている。

 

BILLABONG RIO PRO MEN’S ROUND 1 RESULTS:
Heat 1: Josh Kerr (AUS) 11.86, Bede Durbidge (AUS) 11.23, Jadson Andre (BRA) 9.56
Heat 2: Jordy Smith (ZAF) 13.57, C.J. Hobgood (USA) 13.24, Patrick Gudauskas (USA) 11.53
Heat 3: Owen Wright (AUS) 13.60, Raoni Monteiro (BRA) 9.20, Taylor Knox (USA) 6.03
Heat 4: Adriano de Souza (BRA) 14.80, Kai Otton (AUS) 14.53, Willian Cardoso (BRA) 11.40
Heat 5: Taj Burrow (AUS) 16.16, Kieren Perrow (AUS) 11.20, Tomas Hermes (BRA) 9.53
Heat 6: Joel Parkinson (AUS) 16.00, Matt Wilkinson (AUS) 10.23, Peterson Crisanto (BRA)
Heat 7: Julian Wilson (AUS) 17.14, Fredrick Patacchia (HAW) 13.74, Brett Simpson (USA) 11.56
Heat 8: Adrian Buchan (AUS) 15.00, Gabriel Medina (BRA) 14.24, Yadin Nicol (AUS) 11.30
Heat 9: Mick Fanning (AUS) 16.34, Travis Logie (ZAF), 13.87, Damien Hobgood (USA) 13.53
Heat 10: Miguel Pupo (BRA) 13.90, Tiago Pires (PRT) 13.17, Michel Bourez (PYF) 11.57
Heat 11: Jeremy Flores (FRA) 13.84, Kolohe Andino (USA) 10.17, Heitor Alves (BRA) 9.37
Heat 12: Alejo Muniz (BRA) 14.93, Adam Melling (AUS) 12.57, John John Florence (HAW) 9.16

UPCOMING BILLABONG RIO PRO ROUND 2 MATCH-UPS:
Heat 1: Gabriel Medina (BRA) vs. Peterson Crisanto (BRA)
Heat 2: Michel Bourez (PYF) vs. Tomas Hermes (BRA)
Heat 3: John John Florence (HAW) vs. Willian Cardoso (BRA)
Heat 4: Heitor Alves (BRA) vs. Taylor Knox (USA)
Heat 5: Damien Hobgood (USA) vs. Patrick Gudauskas (USA)
Heat 6: Brett Simpson (USA) vs. Jadson Andre (BRA)
Heat 7: Bede Durbidge (AUS) vs. Fredrick Patacchia (HAW)
Heat 8: C.J. Hobgood (USA) vs. Yadin Nicol (AUS)
Heat 9: Raoni Monteiro (BRA) vs. Travis Logie (ZAF)
Heat 10: Kai Otton (AUS) vs. Tiago Pires (PRT)
Heat 11: Kieren Perrow (AUS) vs. Kolohe Andino (USA)
Heat 12: Matt Wilkinson (AUS) vs. Adam Melling (AUS)

BILLABONG RIO PRO WOMEN’S ROUND 1 RESULTS:
Heat 1: Lakey Peterson (USA) 15.50, Sage Erickson (USA) 14.54, Courtney Conlogue (USA) 13.03
Heat 2: Tyler Wright (AUS) 13.77, Justine Dupont (FRA) 8.33, Paige Hareb (NZL) 8.27
Heat 3: Alessa Quizon (HAW) 13.10, Stephanie Gilmore (AUS) 12.93, Sarah Mason (NZL) 9.27
Heat 4: Rebecca Woods (AUS) 14.17, Sally Fitzgibbons (AUS) 14.07, Melanie Bartels (HAW) 6.67
Heat 5: Carissa Moore (HAW) 14.63, Jacqueline Silva (BRA) 5.80, Coco Ho (HAW) 0.27
Heat 6: Malia Manuel (HAW) 11.66, Laura Enever (AUS) 11.10, Pauline Ado (FRA) 9.77

BILLABONG RIO PRO WOMEN’S ROUND 2 MATCH-UPS:
Heat 1: Paige Hareb (NZL) vs. Pauline Ado (FRA)
Heat 2: Laura Enever (AUS) vs. Sage Erickson (USA)
Heat 3: Stephanie Gilmore (AUS) vs. Melanie Bartels (HAW)
Heat 4: Sally Fitzgibbons (AUS) vs. Jacqueline Silva (BRA)
Heat 5: Courtney Conlogue (USA) vs. Justine Dupont (FRA)
Heat 6: Coco Ho (HAW) vs. Sarah Mason (NZL)

 

オフィシャル・サイト:www.billabongpro.com