R.I.P. MICHAEL PETERSON 1952 – 2012
ベルズ・ビーチ・イースター・サーフィン・クラシックの3度の勝利者で、オーストラリアで最も素晴らしいサーファーの1人と言われていたマイケル・ピーターソンが、心臓発作が原因で59才の若さで亡くなった。マイケル・ピーターソンは70年代オーストラリアで開催された全てのメジャーコンテストを制し、74年ハワイ・パイプラインのバックドアを打ち破りサーフィンを次のレベルへ高めた知るべきサーファーである。だが頂点を極めるとドラッグが原因で没落した。最後はポリスとのカーチェイスの末に逮捕され医療精神施設に送られ長期間の電気治療で人格が破壊された。彼の在りし日の姿は,1971年のアイコニック・サーフィン・ムービーである「モーニングオブジアース」や「サーチン・フォー・マイケル・ピーターソン」で見ることが出来る。
ショートボード第一次革命期に当たる60年代後期、ナット・ヤングはフルスピードでの急激な方向転換に成功してサーフィンを次のステップに引き上げた。そのナット本人が公言するようにMPことマイケル・ピーターソンは、スピード&マニューバーの後継者であるばかりでなく次の次元にまで導いたのだ。急角度に上り垂直に落下しながらチューブの中に入り、誰よりの長く居続けメイクする。MPのスタイルは時代を超越して、トム・カレンやケリー・スレーター、ミック・ファニングといった後世のワールドチャンプにも強い影響を与えていると言われている。
偉大なサーフスターの冥福を心から祈ります。
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