ハンティントンのASP 4スターで新井洋人、田中樹がハイスコアをマーク。

ハンティントンのASP 4スターで新井洋人、田中樹がハイスコアをマーク。北田力也も2位でラウウドアップ。(3/29)

新井洋人
田中樹

【ハンティントンビーチ、カリフォルニア、2012年3月28日】カリフォルニアのハンティントン・ビーチ・ピアにおいて、ASP 4スター・バンズ・ピア・クラシック&バンズ・プロ・ジュニアがスタート。大会初日は、現地時間朝8時から4スターのラウンド1であるR-144からスタート。クリーンなグッドコンディションで新井洋人と川畑大志のヒートがスタートした。

ハワイのエズラ・シットとトラヴィス・サウスワースと対戦した新井洋人は、スタートからビッグ・ラウンドハウス・カットバックとリエントリーで6.00をスコアしヒートをリード。ヒート中盤にはセットの波を掴み、クリティカルセクションでシャープなターンを決めてヒートのトップスコアとなる7,67をスコアした。今回早くからカリフォルニア入りし調整していた新井洋人。どこから入って来るウネリをどこで待てば良いかを完全に分かっている感じで、落ち着いた試合運びを見せ、完全にヒートをコントロール。余裕のトップ通過を果たした。

川畑はチャージを繰り返すも思うようにスコアが伸びず4位敗退となった。ヒート5の脇田貴之は、全くスコアリング・ウェイブを見つけることが出来なかったが、ラストウェイブでバックハンドのバーティカルなリエントリを連発し、5.13をスコアするも3位で敗退となった。ヒート7の河村海沙は2本しか波に乗らず3位で敗退。これでラウンドオブ144を勝ち上がったのは新井洋人のみとなった。

続けてスタートしたラウンドオブ128。ヒート2には北田力也が登場。ファーストウェイブからフォアハンドのシャープなオフザトップを披露し5.00をスコア。バックアップも3.80をスコアして2位でラウンドアップした。ヒート3には田中樹が登場。対戦相手のひとりである元WTサーファーのティミー・カランがスタートから6.17をスコア。しかしヒート中盤に田中樹も、フォアハンドで深いボトムターンからバーティカルにクリティカルセクションを攻める素晴しいターンのコンビネーションを2発決めて、ヒートの最高点となる7.43をスコア。トップに躍り出た田中樹は後半に入り駄目押しの6.17をスコア。良い波を独り占めした田中樹は、ヒートスコア13.60で1位でラウンドアップした。

北田力也

ラウンドオブ144を1位でラウンドアップした新井洋人がR128のヒート5に登場。午後になり潮もあげ、風の影響で面も乱れ始めた。新井洋人はじっくりと良い波を見極めシャープなオフザトップを決めて7.33をスコア。セカンドウェブでも4.37をスコアすると完全にヒートを支配。後半にエヴァン・トンプソンと交錯する一幕もあったがトンプソンがインタフェアを取られた。最後はエアリバースまで決めた新井洋人は5.90をスコア。ヒートスコア13.23で再び1位でラウンドアップを決めた。この時点で新井洋人の7.67のハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアは破られていなかった。

 

ヒート7に登場した大橋海人はシャープなバックハンドで5.83をスコアする。さらにフォアハンドのカーヴィングで5.87をスコア。ヒートスコア11.70で2位をキープしていたが、3位のジェイソン・ハリスが終了間際に乗ったラスト・ウェイブで逆転。大橋海人は悔しい3位敗退となった。ヒート8に登場した加藤嵐。ファーストウェイブで4.83をスコアしてスタートする。バックアップに3.40を揃え2位をキープ。しかし後半に入り3位だったロバート・パターソンが逆転。加藤は3位に転落し残り時間は5分と追い込まれ、そのまま3位敗退。本日のラストヒートとなったヒート16の椎葉順も4.00をスコアするも3位敗退となった。

 

2ヒートでパワフルなターンを披露したASPワールド・ジュニア・ツアー・コンペティターである17歳の新井洋人(JPN)「凄く嬉しいでね。スローなヒートでしたけど、良い波乗れてスコア出せました。」と新井洋人がいった。「僕はオーストラリアとアメリカでプロ・ジュニアに参加していますが、ASPワールド・ジュニア・ツアーのポイントは、日本のイベントからだけなので、練習のために参加しているんです。」と試合後のASPインタビューに英語で答えている。

 

いよいよ明日は、ラウンドオブ96がスタート。R-96 H-2には田嶋鉄兵、H-15 大澤伸幸、R-64 H-2 辻裕次郎が出場。北田力也、新井洋人、田中樹も明日に繋げている。プロジュニアにはR-72 H-2に加藤嵐、H-4 大橋海人が出場する。

今回のバンズ・ピア・クラシックとバンズ・プロ・ジュニアは、て2012年3月28日から4月1日まで、
http://www.vans.com/microsites/pierclassic/2012/webcast.html

でウェブキャストされる予定なので、彼らの活躍に期待し、日本から声援を送ろう!頑張れ日本!