クイックシルバー・プロ・ゴールドコースト、ケリーが優勝

ASPワールド・タイトル・イベント第1戦
「クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト」

2011年2月26日-3月9日 ゴールド・コースト、クイーンズランド、オーストラリア

10XASP世界チャンピオンのケリーが46回目の優勝

 

【スナッパー・ロックス、クイーンズランド/オーストラリア(2011年3月9日水曜日)】2011年のシーズン開幕戦である「クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・プレゼンテッド・バイ・ランドローバー」が終了。10XASPワールドチャンピオンのケリー・スレーターは,ファイナルでディフェンディング・チャンピオンのタジ・バロウ(AUS)を下し,46回目のエリートツアー優勝を手に入れた。

2011年のASPワールド・タイトル・シーズンのオープニング・イベントであるクイックシルバー・プロ・ゴールド・コーストは、現在のASPトップ34の素晴らしい能力の深さを垣間見ることになったが、スレーターの圧倒的な勝利で幕を閉じた。

スレーターは、コンペティションのファイナルデイに急に活気づき、バロウとのファイナルまでの間に彼のトップリザルトを記録した。ファイナルでは徐々にスコアを伸ばして行ったスレーターは、洗練された戦略で2011年のクイックシルバー・プロ・ゴールド・コーストの王冠を手に入れた。

「凄く楽しんでいるよ」とスレーターが言った。「とても簡単なことさ。スナッパーに行ってサーフィンして楽しむ。コンテストでサーフすることはボーナスだからね。僕のガールフレンドとイベントを開催してくれたクイックシルバーのみんなに感謝したい。波が最高だから,このイベントがみんな好きなんだ。僕がオンリーワンだとは思わないよ。タジはイベントを通して素晴しいサーフィンをしていた」

 

絶好調だったタジ・バロウ。ファイナルでは全く精彩を欠いた。 


おそらくイベント全体を通したフォーム・サーファーだったバロウは、クオーターファイナルでは危険な南アフリカのジョディ・スミス(ZAF)を、セミファイナルではブレット・シンプソン(USA)を下し、ファイナルデイを完全に制圧する勢いがあった。しかし、ファイナルでは、それまでの勢いが感じられず,スレーターを凌ぐだけのスコアを手に入れることが出来ず2位でフィニッシュとなった。「2011年のツアーがワクワクするね」とバロウが言った。「イベントは最高に楽しかったよ。でも,波が最後まで持ちこたえてくれなくて残念だったよ。セカンドスコアの3ポイントを改善することができなかった。ケリーには脱帽だよ。最後にコンテストを開催してくれた皆に感謝したい。素晴しかったよ」

 

 

 


土壇場の大逆転を見せたジョディ・スミス(ZAF)


2010年のASP世界ランキング2位のジョディ・スミス(ZAF)は、今回のイベントを通してスタイリッシュでパンチの効いたサーフィンを披露。ジョエル・パーキンソン(AUS)とアレホ・ムニーツ(BRA)に対し、エキサイティングな土壇場の大逆転勝利を見せ、セミファイナルへ勝ち上がった。しかし、セミファイナルでは昨年のスナッパーでのファイナルを繰り返すかのようにタジ・バロウに敗れた。 「すべてが上手くいっているようなとき、波が協力してくれない。残念だね」とスミスが言った。「タジ(バロウ)は驚異的なサーフィンをしていたよ。でも自分にとって良いスタートさ。次のイベントを楽しみにしているよ。頭を切り替えて、次のイベントまでにハードにトレーニングするつもりさ」

 

 

ティアゴ・ピレス(PRT)が3位


2010年のASP世界ランキング26位のティアゴ・ピレス(PRT)は、セミファイナルでスレーターに破れはしたものの、2011年のオープニング・イベントでチャージを見せた。「それは非常にタフなヒートだった」とピレスが言った。「波は少しトリッキーで、僕たちのヒートの前ほどパーフェクトではなかった。バレルを求め過ぎたんだね。バレルなんてほとんどなかったのに。1本のバレルを手に入れて、プライオリティでシャットダウンされた。みんな本当に良いサーファーだよ。全てのヒートがタフで、それぞれのヒートに物語があるんだ」 2011年のASPワールド・タイトル・シーズンの次のイベントは、2011年4月19〜30日で開催されるリップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ。そちらもお楽しみに。 クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト:結果 優勝:ケリー・スレーター(USA)11.20
2位:タジ・バロウ(AUS)10.17
セミファイナル結果:
SF 1:ケリー・スレーター(USA)16.77 def.ティアゴ・ピレス(PRT)8.20
SF 2:タジ・バロウ(AUS)17.56 def.ジョディ・スミス(ZAF)11.40
クォーターファイナル結果:
QF 1:ケリー・スレーター(USA)15.40 def.ダスティー・ペイン(HAW)9.06
QF 2:ティアゴ・ピレス(PRT)14.64 def.マット・ウィルキンソン(AUS)14.40
QF 3:タジ・バロウ(AUS)17.30 def.ブレット・シンプソン(USA)11.60
QF 4:ジョディ・スミス(ZAF)13.03 def.アレホ・ムニーツ(BRA)9.95 ASPワールド・タイトル・トップ5(クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト後):
1. ケリー・スレーター(USA)10,000 points
2. タジ・バロウ(AUS) 8,000 points
3. ジョディ・スミス(ZAF) 6,500 points
3. ティアゴ・ピレス(PRT) 6,500 points
5. マット・ウィルキンソン(AUS) 5,200 points
5. ブレット・シンプソン(USA) 5,200 points
5. ダスティー・ペイン(HAW) 5,200 points
5. アレホ・ムニーツ(BRA) 5,200 points