ASPジュニア・クオリファイ・イベント6スター「ハーレー・プロ・ジュニア」

ASPジュニア・クオリファイ・イベント6スター
「ハーレー・プロ・ジュニア」

2011年1月26日-30日 バーレーヘッズ、クイーンズランド、オーストラリア


ブラジルのピーターソン・クリサントが、ASP 6スター・ハーレー・プロ・ジュニアで優勝。新井洋人は17位

Peterson Crisanto, winner of the 2011 ASP 6-Star Hurley Pro Junior and US$25,000.

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【バーレー・ヘッズ、ゴールド・コースト/オーストラリア(2011年1月30日日曜日)】オーストラリアのハーレーヘッズで開催されていたASPジュニアのクオリファイ・イベント6スター「ハーレー・プロ・ジュニア」が終了。ブラジルのピーターソン・クリサントが、ローカルキッズのトーマス・ウッズを破り優勝した。

今回の「ハーレー・プロ・ジュニア」はASPジュニアのクオリファイ・イベントのなかで最もハイグレイドな6スターイベント。賞金総額もシリーズ最高額の50,000ドルで、優勝賞金にはワールドレコードの25,000が用意された。

ハイグレイドな今回のイベントには、ASPワールド・ジュニア・チャンピオンであるジャック・フリーストーン(クーランガッタ、Qld)をはじめ、クーパー・チャップマン(ナラビーン、NSW)、昨年のイベント・チャンピオンであるディーン・ボウエン(NSW)、コナー・コフィン(USA)、エヴァン・ガイゼルマン(USA)や、南米、ヨーロッパ、南アフリカ、ハワイ、日本など国際色豊かなジュニア・トップコンペティターが参加した。

ファイナルでクリサントは、優勝候補だった地元バーレーのトーマス・ウッズと対戦した。前半は完全にウッズのペースで試合が進んだ。しかし終了間際に掴んだラスト・ウェイブでクリサントは6.50をスコア。2ウェイブ・トータルで10.00をマーク。9.25でリードしていたウッズを大逆転し勝利を手に入れた。

「完全に言葉がでない。これは間違いなく僕の人生で最高の日だよ」とクリサントが言った。「このイベントには多くの素晴しいサーファーがいた。そんな素晴しいイベントで25,000ドルを手に入れたなんて信じられない」と彼が言った。

友人や家族をはじめ、バーレーのボードライダーズ・クラブなど多くの地元応援団がウッズに声援を送っていた。「最後の最後で失敗して,あの賞金を逃したのは,かなりへこむよ。でも、たくさんのレイティング・ポイントを手に入れることが出来て嬉しい。 この結果はASPワールド・ジュニア・ツアーで戦うという僕の夢を叶える手助けをしてくれる。この一週間,僕を助けてくれた家族と,すべてのバーレー・ボーイズと彼等のサポートに感謝したい」とウッズが言った。

また今回日本からは和光大、新井洋人、粟田海が出場。和光と新井はラウンドオブ128をトップ通過。ラウンドオブ96もトップで勝ち上がった二人は,トップシードの登場するラウンドオブ64へ。和光はそこで4位敗退となったが新井は2位でラウンドアップした。

ラウンドオブ32で新井洋人は,今回優勝したトーマス・ウッズ等と対戦。ヒート中盤、大きなカーヴィング・ターン3発を決めて5.80をスコアした新井洋人だったが、バックアップを見つける事が出来ず惜しくも3位で敗退。17位でフィニッシュとなった。

彼は今シーズン,オーストラリアやカリフォルニアで開催されるASPジュニア・イベントに参戦予定。今回は試験のため一時帰国するが直ぐにオーストラリアに戻ってコンテストに出場する。もちろん今年3戦予定されているワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・イベントの日本代表にクオリファイするため,日本で行われるASPイベントにも出場する予定。まだ15歳という年齢で世界を視野に入れ奮闘する新井洋人にエールを送りたい。がんばれ!ヒロト。

ハーレー・プロ・ジュニア・ファイナル結果:

優勝:ピーターソン・クリサント(BRA)10.00

2位:トーマス・ウッズ(AUS)9.25

ハーレー・プロ・ジュニア・セミファイナル結果:

ヒート1:トーマス・ウッズ(バーレー・ヘッズ、Qld)10.25

ウエイド・カーマイケル(アヴォカビーチ、NSW)10.00

ヒート2:ピーターソン・クリサント(ブラジル)8.90

コナー・コフィン(USA)7.75

オフィシャルサイト:http://www.hurleyprojnr.com/