仲村拓久未がヒートスコア16.87。新井洋人は今大会の最高点9.87をマーク。ISA大会6日目

仲村拓久未がヒートスコア16.87。新井洋人は今大会の最高点9.87をマーク。ISA大会6日目 


新井洋人と仲村拓久未の2トップでメダル獲得を目指す波乗りジャパン

 

プラヤ・ハコ、コスタ・リカ、2016年8月12日金曜日:2016INS ISAワールド・サーフィン・ゲームズは大会6日目。メイン・イベント・オープン・メンズのラウンド4から再開、リパチャージ男子ラウンド5、リパチャージ女子ラウンド4、リパチャージ男子ラウンド6、リパチャージ女子ラウンド5。チーム戦のISAアロハ・カップのセミファイナルまで行われた。

 

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Competition Day 6 – 2016 INS ISA World Surfing Games

 

大会6日目が終わり、チーム・ランキングは、昨日のリーダーだったポルトガルとコスタ・リカはランクを下げて、チーム・ペルーがトップへ。波乗りジャパンは二人のトップサーファーの活躍で4位をキープしている。

 

本日はメイン・イベント・オープン・メンズ・ラウンド4から再開。本日の第1ヒートに仲村拓久未が登場。ギリヤミ・フォンセカ、フランシスコ・ベロリン、カルロス・ムニョスと対戦した。

 


仲村拓久未はバックハンドで3.50、3.39をスコアして2位につける。6.17を持っていた3位のべネゼーラのフランシスコが残り時間10分を切って、フォアハンドのパワーハックで6.00をスコア。一気に1位のポジションへ。3位を強いられる仲村。

 

がんばれ!波乗りジャパン Photo: ISA / Sean Evans

 

 

ニード5.65で残り時間3分を切って、レフトのセットを掴んだ仲村はバックハンドのコンビネーションマニューバーでエクセレントの8.17をスコア。2位へ浮上。しかしポルトガルのギリヤミ・フォンセカがラストウェイブで逆転。3位に押し出された仲村は僅差のクロスヒートに敗れ、リパチャージへ回った。リパチャージ男子ラウンド6は本日行われる。


 

逆転したかと思った大野修聖 Photo: ISA / Pablo Jimenez

 


リパチャージ男子ラウンド5には、ヒート2に大野修聖が登場。ヒートはポルトガルのエドゥアルド・フェルナンデスがリード。大野修聖は辛抱強く波を待ち続け、ヒート中盤にレフトのセットをキャッチ。フォアハンドのカーヴィングとクローズセクションでのリエントリーをコネクトして6.27をスコアする。

 

ベスト2を揃えたフェルナンデスがトップ。大野を含む3名の選手はバックアップが無い状態。残り時間2分を切って4位と追い込まれた大野はニード6.84。セットのレフトを掴んで、パワーハックを披露したがスコアは5.83。3位に浮上した大野だったが惜しくもここで敗退。今大会を19位でフィニッシュとなった。

 

 

 

ヒート前の新井洋人とタクミ Photo: ISA / Pablo Jimenez


ヒート3の新井洋人は、ブレット・シンプソン、ビリー・ステアメンド、メディ・ヴェミナルディと対戦。新井洋人はオープニングライドからビッグレフトを掴み、好調なバックハンドサーフィンを披露して6.67をスコア。さらに3.17でバックアップしてヒートをリードする。


 

際どいセクションで板を切り返す新井洋人 Photo: ISA / Pablo Jimenez

 

 


安定したサーフィンを見せるステアメンドはフォアハンドで7.57、4.50をスコアしてヒートスコア12.07でトップへ。後半に入り新井はフォアハンドのテールリバースで5.90をスコアして、再びトップへ。ステアメンドとのトップ争いが続く。

 

クリティカルなセクションで、気持ち良いほど決まる新井のバックハンドは、このラウンドでも健在で、ヒートスコア12.64で第2位でラウンドアップを決めた。


 

田代凪沙 Photo: ISA / Sean Evans


リパチャージ女子ラウンド4には、ヒート1で田代凪沙がアナリ・ゴメスらと対戦。アナリ・ゴメスはヒート開始と同時に6.67、5.50をスコア。圧倒的な強さでヒートをリード。田代はヒートスコア5.67で2位に付ける。

 

しかしヒート後半に逆転され4位を強いられる田代。ニード4.94で優先権を持って起死回生のセットを待つ。セットのレフトを掴み2つのターンで4.47をスコアして3位に浮上するもそこまで。田代凪沙は13位で今大会をフィニッシュ。

 

 

仲村拓久未がヒートスコア16.87。新井洋人は今大会の最高点9.87をマーク。

 

仲村拓久未のサーフィンが爆発 Photo: ISA / Pablo Jimenez


リパチャージ男子ラウンド6には、ヒート1に仲村拓久未、ヒート3に勝ち上がった新井洋人が登場。仲村拓久未は、スタートからエクセレントを連発。8.77、8.10をスコアして、ヒートスコア16.87をマーク。危なげないヒート展開で1位でラウンドアップを決めた。ようやくタクミらしいサーフィンが見れた。

 

 

新井洋人は今大会の最高点9.87をマーク。 Photo: ISA / Pablo Jimenez

 

 

少し疲れが出て来たか、昨日と比べるとワイプアウトが目立つ感があるヒート3の新井洋人。それでもレフトブレイクで得意のバックハンドサーフィンを披露。スタートから6.50をスコア。3.33でバックアップしてヒートをリードした。

 

パーフェクトに近いスコアを叩き出す新井洋人 Photo: ISA / Pablo Jimenez

 

 

後半に入りミゲール・トゥデラがバックハンドでエクセレントの8.33をスコアしてトップへ。残り時間5分を切って、再び素晴しいバックハンドサーフィンを見せる新井洋人は9.87のエクセレントをスコア。再びトップを奪い取りラウンドアップを決めた。

 


中南米の選手が勝ち残る中、波乗りジャパンは仲村拓久未と新井洋人が、存在感を示して勝ち上がっている。そして、リパチャージのラウンド7では、二人が同じヒートで地元の大声援を受けるカルロス・ムニョスと対戦する。


 

絶対負けられない波乗りジャパン。彼らのヒート開始は現地時間7時30分、日本時間22時30分。

 

がんばれ!日本!GO!NAMINORI JAPAN!

 

 

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大会名 2016 ISA World Surfing Games
開催国 コスタリカ ハコ
開催日 2016年8月6日~8月15日(現地時間)

 

■日本代表 結果
Open Men

新井 洋人  リパチャージR7進出
石川 拳大  37位
大野 修聖  19位
仲村 拓久未 リパチャージR7進出
Open Women

大村 奈央  19位
田代 凪沙  13位

 

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