トリッキーなサンセットで「VANSワールド・カップ」がついに開幕。大原洋人が好発進

トリッキーなサンセットで「VANSワールド・カップ」がついに開幕。大原洋人が好発進。


ウルグアイのマルコ・ジョージ IMAGE CREDIT: WSL / Kirstin

 

 

現地時間2015年11月28日土曜日:11月24日からウエイティング・ピリオドに入っていた、VANSトリプルクラウン第2の舞台となるサンセットで「VANSワールド・カップ・オブ・サーフィン」がついに戦いの火蓋を切った。

 

サンセット・ビーチは、コンペティターのためにチャレンジングな新しいスウェルを届け、そのディープ・ウォーター・ラインナップは、1週前のハレイワで乗ったスモール・ウェイブ・ボードから、ビッグ・ウェイブ・エクイップメントに替えた新しいレベルが要求された。

 

20フィートのウェイブ・フェイスにストロング・サイドショアのトレード・ウインドが加わった事で、ハードルが更に上がり、VANSトリプルクラウン・シリーズ・リーダーのウエイド・カーマイケル(AUS)、ティアゴ・ピレス(PRT)、ビリー・ケンパー(HAW)といった選手が大会初日の犠牲者となった。

 

トリッキーなコンディションにもかかわらず、ウルグアイのマルコ・ジョージ(URY)がパワフルなマニューバーで9.30という本日のハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアを記録。VANSトリプルクラウンで唯一のウルグアイ選手であるジョージは、サウス・アフリカのベイリック・デ・ブリース、ルーク・シェパードソン(HAW)、マイケル・ライト(AUS)を抑えて、1位で勝ち上がった。

 

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Marco Giorgi Tames Sunset for 9.30

 

「ハワイに戻って来れて本当に嬉しいですね。 しばらくトリプル・クラウンに参加していなかった ― 3、4年ぶりですね。」と、今回が3度目のトリプルクラウンであるジョージが言った。「これは自分が試合で経験したベスト・ウェイブの1つです。」

 

また、VANSトリプルクラウン・ルーキーのベンジ・ブランド(HAW)とプログレッシブ・ホノルル・サーファーのセス・モニーツ(HAW)は、インプレッシブ・チャージをラウンド1と2をメイクした。彼らはコンペティションが再開するとき、ラウンド3でシードされたツアー・アスリートと戦う。

 

 

ハワイアンがローカルナレッジを発揮する中で、バスク・カントリーのゴニー・スビサレッタ(ESP)は、素晴しいパフォーマンスを見せた。メイソン・ホー、マイルス・パダカ、キロン・ジャボーといった強力なノースショア軍団を見事に迎え撃ち、13.73のヒート・トータルでラウンドアップ。

 

ソリッドなダブル・オーバーヘッド・ウェイブのポケットでみせたクリティカル・スナップで、スビサレッタは7.00をスコアした。


 

ジョエル・センティオ(HAW)IMAGE CREDIT: WSL / Masurel

 

 

 

ジョエル・センティオ(HAW)は、トリッキーなサンセットで、自信に満ちたトップ・フォームをディスプレー。センティオは、マウイのイアン・ウォルシュに次いで、ハワイのリージョナル・レイティングのトップ2をキープする。

 

サーフィン・エンターティナーのジェイミ・オブライエン(HAW)は、アルゼンチンのサンチァゴ・ムニーツに次いで、11.87のヒート・トータルで勝ち上がった。HICプロの時に負った怪我で足首に固定器を装着して出場したが、怪我を感じさせないパフォーマンスを見せていた。

 

 

喜納海人 IMAGE CREDIT: WSL / Masurel

 

 

 

VANSトリプルクラウン予選イベントであるHICプロで3位入賞を果たし、前回のハレイワではラウンド3まで勝ち上がった喜納海人(HAW)は、今回のサンセットでも好調だ。

 

ラウンド1から出場の喜納海人は、ファースト・ラウンドでインプレッシブ・パフォーマンスを披露。仲間のハワイ・アスリート、エヴァン・バリエール(HAW)と共に勝ち上がった。

 

「僕はビッグなとき 、いつもここでサーフィンをしています。」と、喜納が言った。「自分のスタイルに合っている感じがするんです。ここでのサーフィンはリラックスしてやれます。HICプロの結果がこの試合への大きな自信を与えてくれました。最高の気分ですね。」

 

喜納海人はラウンド2ヒート4で、コナー・コフィンUSA 、タナー・グダスカスUSA 、ケコア・カジメロと対戦。

 

大原洋人 IMAGE CREDIT: WSL / Kirstin

 

 

また、今回日本人として唯一人出場している大原洋人は、ラウンド2から出場。ヒート1でフレデリコ・モライス(PRT)、ウエイド・カーマイケル(AUS)、チャーリー・マーティン(GLP)といった強豪選手と対戦。

 

ヒート後半まで3位を強いられていた大原洋人は、クレイジーな3ターンを含む、クリティカル・マニューバーで8.33のエクセレントをスコア。一気にトップへ躍り出る。最終的にはフレデリコ・モライスに逆転され2位となるも、この厳しいサンセットで強豪相手に勝ち上がった。

 

大原洋人は、ラウンド3ヒート2で、ジョン・ジョン・フローレンスHAW、コロヘ・アンディーノUSA 、ベンジ・ブランドと対戦する。

 

また、トップシードのラウンド3から出場のカノア五十嵐は、ヒート1でジョディ・スミスZAF、フレデリコ・モライスPRT、セス・モニーツと対戦。

 

明日もビッグサーフの30分ヒートで 現地時間で午前8時のスタートが予定されている。

 

 

オフィシャルサイトではヒートアナライザーでヒート毎に再生可能なので要チェック。

http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mqs/1316/vans-world-cup

http://www.vanstriplecrownofsurfing.com/vansworldcupofsurfing2015