3Xクラウン第1戦「ハワイアンプロ」大会2日目。カノア五十嵐がR4進出。W洋人と喜納は敗退
ハレイワ・アリイビーチ、ノースショア、オアフ、ハワイ-(2015年11月19日木曜日)第33回VANSトリプルクラウン・オブ・サーフィンの第1戦となるWSL-QS10000「ハワイアンプロ」は大会2日目。クリーンな4-6フィートの波と軽いESEオフショア・トレード・ウインドの中で、ラウンド2とラウンド3の4ヒートが行われた。
オーストラリアのエイドリアン『エース』バカンと、ポルトガルのティアゴ・ピレスは、ドラマティック且つ番狂わせが発生した本日のフィーチャー・パフォーマーとなった。ピレスとバカンはラウンド3から同じヒートで勝ち進み、それぞれがハイエスト・シングル・ウェイブと本日のハイエスト・ヒート・スコアを記録した。
ピレスは、レイトチャージでスコアされた、ハイエスト・シングル9.60で、アダム・メリング(AUS)の追い上げを振り切って2位でラウンドアップ。バカンは完璧なウェイブ・セレクションによるポジショニングとマニューバーで17.00のヒート・トータルをマークした。
「それは、素晴らしいスタートでした」と、バカンがコメント。トリプル・クラウンは、自分の中でも高いところにあって、数回良いところまで行ったこともあるんです。これらのイベントでサーフィンをするチャンスがあるということは、とても名誉で、あのトロフィーに自分の名前を残す素晴しいチャンスなのです。そこに自分の全てを注ぐだけの価値のあるものなんです。」
また大会2日目でCTサーファーの姿も。カイ・オットン(AUS)は、計算されたバックハンド・アタックでファースト・ヒートで自信に満ちたパフォーマンスを披露。QSウオーリアーのスチュアート・ケネディ(AUS)は、怪我から復帰したジョディ・スミス(ZAF)を僅差で抑えて、ラウンドアップを決めた。
9.40という本日のセカンド・ハイエスト・ウェイブ・スコアを記録したコナー・コフィン(USA)は、ネクスト・ラウンド進出。22才のコフィンは、現在QSランク13位で、2016WSLサムスン・ギャラクシー・チャンピオンシップ・ツアーへクオリファイするチャンスが残されている。
元ハワイアン・プロ・チャンピオンのジョエル・センティオ(HAW)は、そのヒートを通して2本だけで勝ち上がった。センティオは 彼のホームブレイクの波 を全てのコンディションにおいて知り尽くしている。
「ここはハレイワ。自分はその通りの向こうで生活しているんです。1フィート、2フィート、4フィート、8フィート、毎回ここでサーフィンをしています。この波でサーフィンするのが大好きなんです。ヒートを勝ち上がれて嬉しいですね。」
ローカル・サーファーのセス・モニーツ(ホノルル)とサニー・ガルシア(ワイアナエ)もラウンドアップ。
本日は、昨日勝ち上がった喜納海人がラウンド2のH4、大原洋人がH12、新井洋人がH15に登場。喜納海人がローカルナレッジを発揮し、見事1位でラウンドアップ。W洋人は惜しくもここで敗退。ラウンド3へ勝ち上がった喜納海人だったが、急激にサイズダウンしたコンディションに、5.00のライディングをメイクしたのみ。そこで悔しい敗退となった。
来シーズンのクオリファイを決めたカノア五十嵐はラウンド3ヒート1からの出場。落ち着いた試合運びでエクセレントをマーク。ラウンド4へ勝ち進んだ。
ネクスト・コールは、ローカル・タイムの午前7時。日本時間の2時0分です。
オフィシャルサイトではヒートアナライザーでヒート毎に再生可能なので要チェック。
http://www.vanstriplecrownofsurfing.com/hawaiianpro2015
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