WSL-QS「マルティニーク・サーフ・プロ」で稲葉玲王と新井洋人がハイスコアで快進撃

WSL-QS「マルティニーク・サーフ・プロ」で稲葉玲王と新井洋人がハイスコアで快進撃 


Reo Inaba (JPN) - WSL

 

現地時間、2015年4月23日木曜日:カリブ海に浮かぶフランス領西インド諸島の「マルティニーク」で、WSL初のQS3000イベントとして開催中の「マルティニーク・サーフ・プロ」は、大会3日目が終了。3~4フィートレンジの新しいスウェルがヒットし、ロングウォールを形成するバス-ポワーントのロッキー・ポイントでラウンド3が終了した。

 

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レオが18.77のイベント最高点!

 

そんな中で、18才の稲葉玲王(JPN)は、バックハンドで見事な18.77という、ここまでのイベント・ハイエスト・ヒート・トータルをスコアして、ヒートを完全に支配。ヤング・ジャパニーズ・サーファーはエキサイティングな30分のヒートで、ベスト・ウェイブをセレクトし、ロング・ライトを完璧にサーフした。

 

そして、稲葉は最後の数分間で、パーフェクトに近い9.77と9.00をスコア。稲葉玲王(JPN)のバックハンドは圧倒的だった。

 

「自分がプライオリティを持っている時に、あの2本の波が来て超ラッキーでした。」と、稲葉が言った。「バックハンドが好調で、ここの波は最高に楽しいですね。マルティニークに来れて嬉しいです。更にラウンドを勝ち上がります。次のヒートが楽しみです。」

 

Hiroto Arai(JPN)

 

 

そんな稲葉に触発された、日本の新井洋人(JPN)は、ハワイアンのイアン・ジャンティル(HAW)とカイマナ・ハキアス(HAW)との激しいデッドヒートを制した。

 

「僕はレオが2本の9ポイントをマークするのを見ていたんです。それを見て本当に気合いが入って、興奮して自分のヒートに挑みました。」と、新井が言った。

 

「4メン・プライオリティー・システムは素晴しいですね。僕は辛抱強く、その良い波を待つことが出来ました。

 

あのヒートは信じられないほどハードでしたね。カイマナは9ポイントを出すし、イアンも2つのソリッド・スコアを持っていました。あのヒートでトップに立てて本当に最高でした!波は本当にファンウェイブなので、明日さらにサイズアップする事を楽しみにしています。」

 


 

その他に、ジョシュア・モニーツ(HAW)、マイケル・フェブラリー(ZAF)、ディラン・ライトフット(ZAF)、ルエル・フィリップ(BRA)、イアン・ゴウベイア(BRA)、ジェイク・ハルステッド(USA)、クーパー・チャップマン(ASU)といった強豪選手がラウンドアップ。

 

ラウンド4のヒート3で稲葉玲王は、ルエル・フィリップBRA、グリフィン・カラピントUSA、マイケル・ダンフィUSAと対戦。ヒート5で、新井洋人は、イアン・ゴウベイアBRA、コリー・アランバイドUSA、ティモティー・ビッソGLPと対戦する。

 

今回参戦したラウンドオブ96のヒート12にクレジットされた河村海沙は惜しくも敗退となっている。

 

世界を目指し、戦いを続ける彼らにエールを送り続けたい。

 

 

現地時間で4月21日(水)から26日(日)まで開催される「マルティニーク・サーフ・プロ」。サイズアップするスウェルと絶好のウインド・コンディションで、コンテスト主催者は、現地金曜日の朝8時にコール。素晴しいコンディションでラウンド4が再開される事が期待されている。

 


 

ライブ中継はこちら。

http://www.canalplus-caraibes.com/Programmes/sport/surfplus

 

オフィシャルサイトはこちら。

http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mqs/1228/martinique-surf-pro

 

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