JAPAN ACTION SPORTS AWARDS 2015開催。SURFER of the YEARに辻裕次郎と前田マヒナ
2012年10月にアクションスポーツの普及、発展、文化の向上を目的に設立した一般社団法人JASA(JAPAN ACTION SPORTS ASSOCIATION / 日本アクションスポーツ連盟、代表理事:金山 元一)は、年間を通じてアクションスポーツ(サーフィン、スケートボード、スノーボード等)で活躍したライダー、アクションスポーツの発展に貢献した人物 やイベントを表彰する『JAPAN ACTION SPORTS AWARDS 2015』を3月19日(木)に東京・渋谷のWOMBにて開催した。
オーストラリアから帰国したばかりの辻裕次郎はインタビューに応えた。「率直にこのような賞を頂いて本当に嬉しいです。この賞に恥じないように、これからも頑張っていきたいと思っています。昨年は海外に出ず、日本国内のJPSAをフォローしました。コンテストと言うよりは友達と楽しくやれた一年でした。一番印象に残っている試合は、初戦のバリ島ですね。日本の波とは違ってパワーのある良い波だったので、そこで勝てたのが嬉しかったです。」
「ブラジルやハワイ、オーストラリアなど、海外で活躍するサーファーはレベルが高いので、そういったサーファー達と戦う事は自分のレベルアップにも繋がり、これまでの海外での経験が昨年の結果の要因の一つだと思っています。」
「ここ数年ヨガをやりはじめて、それがようやくライフスタイルやコンテストでも馴染んで来ています。今後は成績を残す事も大切ですが、僕は先輩たちから多くの事を助けられて来たので、今度は僕が後輩に色々な事を残してあげられたらと思っています。去年チャンピオンになって、2年連続というのは今年しかとれないので、それも狙いながら、海外も転戦して頑張っていきたいと思います。」と。コメントした。
今年も更なる辻裕次郎の活躍に期待したい。
今回のアワードも、サーフィン部門選考委員8名のなかの一人として、イベントに参加させて頂いた。サーフィンをはじめ、アクションスポーツというものが、 このような形で手を組むことは業界の発展に繋がる素晴しい試みだと思う。スタートしたばかりのJASAだが、イベントも2年目を迎え、選考基準をはじめ、誰のために、何処へ向けて発信するのか。明確な方向付けが必要とされる事を感じるイベントとなった。来年度は更に飛躍したイベント開催となることを願う。
<JAPAN ACTION SPORTS AWARDS 2015 受賞者>
■SURFER of the YEAR(MAN)
辻裕次郎(つじゆうじろう)
出身地:徳島県。1996年、11歳でサーフィンを始め、2002年、若干16歳でプロサーファーの資格を得る。その後、プロジュニアを卒業し、2007年からJPSA(日本プロサーフィン連盟)国内ツアーを中心にASP・WQS世界ツアーに参戦。2008年JPSAツアーで初優勝し、その後も国内ツアー世界ツアーを休みなく駆け巡り、活躍を見せる。2014年には、JPSAグランドチャンピオンを獲得。王座獲得後に徳島県知事から表彰され、サーフィンをアピールすることに貢献した。
■SURFER of the YEAR(WOMAN)
今回欠席したマヒナはビデオメッセージで挨拶
前田マヒナ(まえだまひな)
出身地はハワイ、ノースショア。純日本人でありながらハワイで生まれ育ったガールズサーファー。両親がサーフィンのためにハワイ(ノースショア)に移住したことから、その環境の下で、サーフィンを幼い頃から始める。2014年シーズンは、ASP SwatchGirls ProFrance 2014で2位、ポルトガルで開催されたWJC(ワールドプロジュニア)では見事ワールドチャンプに輝いた。近々、トップツアー入りも現実味を帯びてきている。また、世界的なビッグウェイブスポットとして知られるポルトガルのナザレで20ft近いモンスター級の巨大波をメイクしたXXL Big Wave Awardの映像は衝撃を与えた。
■ SKATER of the YEAR(MAN)
堀米 雄斗(ほりごめ ゆうと)
ストリート からミニランプ、バーチカルまでオールマイティーに活躍する次世 代を担う 天才スケートボードライダー。 2005 年からスケートボードを始め、その後、数々の国内の大会に参戦。また、 2012 年 Vert Attack 6 ジュニアクラス優勝、 2013 KIA WORLD EXTREME GAMES 10 位、そして2014年には TAMPA AMで14 位と、国外の大会でも活躍を見せる。今、最も注目の1人。
■ SKATER of the YEAR(WOMAN)
中村 貴咲(なかむら きさ)
6 歳の頃 に 、 スケートボードをはじめ、 8歳で初参戦した大会 VERTMEETING バーチカル種目において大人も混じった中で初優勝を果たす。さらに、 2011 年にAJSA全日本レディース選手権パーク種目優勝を果たす と、翌年もAJSA全日本レディース選手権パーク種目において優勝し連覇 。2014年アメリカで開催された「 Girls Combi Pool Classic Amateurs 14 &under(USA ) 」に 参戦し、世界大会への初出場を遂げる。初の世界大会で準優勝し 、日本人女子として初の偉業を成し遂げた。
この準優勝をきっかけに、世界最高峰の「 Van Doren Invitational Women‘s Bowl Contest ( US OPEN)2014 」からインビーテションされ6位入賞。さらに翌週に開催されたアメリカプロ戦「 16th Annual Tim Brauch Memorial Skate Contest women’s pro class ( USA) 」で 優勝し、 世界に「 Kisa Nakamura 」の名が知れ渡ることになった。
■ SNOWBOARDER of the YEAR(MAN)
國母 和宏 ( こくぼ かずひろ )
4 歳でスノーボードを始め、若干11 歳でプロ資格を取得 。14 歳の時にUS OPENで日本人初なる2位入賞を獲得する。その後 FIS WORLD CUP や国際大会で数々の優勝を飾り、トリノ、バンクーバー五輪日本代表として活躍。その後 2010,11 年と 2 年連続でUS OPEN優勝。シーズンはアメリカに滞在し、撮影や大会等に出場中 。 2014 シーズン、 1年間に世界で10誌以上のスノーボード専門誌の表紙を 飾り、また世界に発信されている CAPITAのチームムービーでトリをつとめるなど、 海外メディア での露出、活躍が目立った。
■ SNOWBOARDER of the YEAR(WOMAN)
鬼塚 雅(おにつか みやび)
5 歳でスノーボードを始め、 8 歳でバートンとスポンサー契約を結ぶ。スロープスタイル競技に本格的に参戦 するまでは、レールなどの人口造作物を使った 「ジブ」と呼ばれるカテゴリーで頭角を表し、日本最強のガールズジバーと呼 ばれていた 。 2013 年にスイスで行われた O‘Neill Evolution 2013 女子ビッグエアーで優勝するなど、ソチ五輪への出場も期待されたが 、選考大会となったワールドカップの成績が振るわずに日本代表入りはならなかった。 2015 シーズンは、 2014 年9月のBURTON HIGH FIVES で2位、1月の世界選手権で大会史上最年少記録となる16歳3ヶ月で日本人女子初優勝という快挙を成し遂げ ている。
■ SPECIAL AWARD
雪マジ! 19 ~ SNOW MAGIC ~
( 株 )リクルートライフスタイル じゃらん リサーチセンター
スノーアクティビティを楽しむ人々を増やし、中長期的にスノーアクティビティ市場と、冬季の山間地域を活性化することを目的に 2011年11月7日にスタートし たプロジェクト。スノーアクティビティ市場の活性化のためには、高校卒業後のはじめて訪れる冬に、同年代の友達同士、自らの意志で若者にスキー場へ足を運 んでもらい、スノーアクティビティの楽しさを体験してもらうことが必要だと考え、 19 歳の方が会員になることでリフト券が無料になる等のサービスを提供。 3季目の2013 – 14シーズンは昨シーズン対比約 1.3 倍となる全国 172 のスキー場が参加し、約15万人の19歳が雪マジ! 19に会員登録した。今シーズン( 2014 – 15 )は、全国 181 の スキー場が参加している。
会場内にはスケートランプも設置され、トップスケーターがパフォーマンスを披露
LIVEでは、Hi-STANDARDでの活躍でも知られる難波章浩率いるNAMBA69が登場。
DJ YU-MI、湯川正人らがサウンドをスピン。