大村奈央がリパチャージのファイナル進出。グランドファイナル目前。ISA-WSG大会7日目。

大村奈央がリパチャージのファイナル進出。グランドファイナル目前。ISA-WSG大会7日目。 


リパチャージのファイナル進出を決めた大村奈央 

 

プンタ・ロカス、ペルー、2014年10月31日:世界中から集まった選り抜き のトップ・サーファーに よる、ナショナル・チーム同士で競われるサーフィンのオリンピックである、50周年記念大会「クラロISAワールド・サーフィン・ゲームズ」は大会7日 目。

 

7日間の長かった大会も明日のファイナルデイを残すのみとなり、プンタ・ロカス(ペルー)のワールドクラス・ポイントブレイクで、全てのファイナルがセッティングされた。現地時間の明日土曜日に、オープン・メンズ、オープン・ウイメンズ、ISAアロハ・カップ、国別、全てのチャンピオンが決定する。

 

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国別のチーム・ポイントは、大きく動きがあり、オーストラリアがトップとなり、ペルーは現在2位となっている。そして3位にアルゼンチン、4位にコスタ・リカ、5位にエクアドル、6位にサウス・アフリカ。日本は第8位となっている。

 

メンズでは、アルゼンチンのレアンドロ「レレ」ウスナとオーストラリアのシェーン・ホームズが、グランドファイナル進出。ニコラス・スクワイヤーズとサンチァゴ・ムニーツはリパチャージに進み、コスタ・リカのアンソニー・フィリンギムとペルーのホアキン・デル・キャスティーリョとのリパチャージ・ファイナルを戦う。そこで1位と2位の選手はグランドファイナルへ勝ち上がることが出来る。

 

 

 

ウイメンズでは、エクアドルのドミニク“Mimi”バロナと、ペルーのアナリ・ゴメスが、イベントを通して見せたソリッド・パフォーマンスを証明し、グランドファイナル進出を決めた。オーストラリアのフィリッパ・アンダーソンとコスタ・リカのレイラニ・マクゴナグルは、リパチャージへ進み、イベント初のパーフェクト10をスコアしたオーストラリアのジェシカ・グリムウッド日本の大村奈央とともにリパチャージ・ファイナルを戦う。メンズ同様そこで1位と2位の選手はグランドファイナルへ勝ち上がることが出来る。

 

ALOHA CUP_ROMMEL_GONZALES

 

また、本日の個人競技が終了したあとに、昨年のISA上位8カ国による国別対抗のチームチャレンジ「ISAアロハ・カップ」のセミファイナルが開催された。これは、タッグチームによるリレー・コンペティション。各チーム3名の男子に女子1名で構成され、それぞれ4名の選手が2本の波に乗って8本の合計得点で戦う。そして、ペルー、サウス・アフリカ、アルゼンチン、オーストラリアが明日のISAアロハ・カップ・ファイナル進出を決めた。

 

 

大村奈央 ROMMEL_GONZALES

 

今回のISA-WSGで大健闘している日本のガールズ2名。再び大村奈央と黒川日菜子は再び同じヒートとなり、オープン・ウイメンズ・リパチャージ・ラウンド4のヒート1でメラニー・ジュンタ、ジェシカ・アンダーソンと対戦した。

 

海は風も無くクリーンなコンディション。オープニングウェイブを掴んだのは大村奈央。深いボトムターンからのカーヴィングターンを繰り出し5.33をスコア。その大村に刺激されたのか、黒川も素晴しいセットをキャッチ。クリティカルセクションでターンを繰り出し5.17をスコアする。

 

黒川日菜子 ROMMEL_GONZALES

 

アンダーソンがバックハンドで7.50をスコア。続けて大村はセットの肩から波を掴み、カットバックでインサイドまで繋ぎ3.17をスコア。アンダーソンはバックアップを2.33としトップへ。大村奈央2位、黒川3位で後半戦へ。残り時間2分を切って、黒川がレイト気味にビッグセットにテイクオフ。クローズセクションでロールインをインコンプリートするも3.07をスコアする。しかし逆転ならず。大村奈央が2位でラウンドアップし、黒川日菜子は惜しくもここで敗退となった。

 

 

大村奈央 ROMMEL_GONZALES

 

大村奈央はリパR4をラウンドアップ。リパR5ではジェシカ・アンダーソン、タニカ・ホフマン、ジェシカ・グリムウッドと対戦。大村奈央は大村らしいスタイリッシュなカットバックで気迫の感じられるライディングを披露。4.67をスコアする。アンダーソンが5.33と3.33をスコアしてヒートをリード。しかしジェシカ・グリムウッドが2本の7ポイントをスコアして、一気にトップへ。

 

 

大村奈央 ROMMEL_GONZALES

 

残り時間10分を切り、3位を強いられる大村。ニード4.67のためのスコアリング・ウェイブを待ち続ける。そして、残り時間5分を切って、大村奈央がビッグセットをキャッチ。ビッグカービングから、クローズセクションのリエントリーもコンプリート。6.07をスコアして大逆転。ジェシカ・グリムウッドはパーフェクト10をマーク他の選手をコンビネーションに追い込んで圧勝。大村奈央は2位でリパチャージのファイナルへ勝ち進んだ。

 

いよいよ明日はファイナルデイ。

大村奈央はリパチャージのファイナル進出。ここで勝ち上がれば日本女子初のグランドファイナルとなる。大村奈央は、昨年の5月にパナマで開催された「ISAワールド・サーフィン・ゲームズ」でも5位に入賞を果たしており、今回は昨年を上回る記録を残したいところだ。

現地時間9時、日本時間22時より1時間をかけてアロハカップのファイナル。そして日本時間23時よりリパチャージのファイナルが行われる。ファイナルデイの大村奈央に大きな声援を送りたい!がんばれ!日本!

 

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チームジャパンがISA-WSGフリーセッションに参加。試合は日本時間本日21:45開始。

大村奈央らが出場。ISAワールド・サーフィン・ゲームスはペルーで10月24日からスタート。

 

 

ISA 50th Anniversary World Surfing Games
開催国 ペルー プンタロカス
開催日 2014年10月24日~11月1日(現地時間)

< 日本代表選手 >
メンオープン
松下 諒大 JPSA
渡辺 寛 JPSA
河谷 佐助 JPSA
大世戸 洋司 東京

ウィメンオープン
大村 奈央 JPSA
黒川 日菜子 大阪

 

オフィシャルイベントサイト:http://isawsg.com/

日本サーフィン連盟オフィシャルブログ:http://blog.livedoor.jp/nsaorg/