NALU2015年7月号 No.97発売。新たなコンセプトで新生「NALU」がスタート

NALU2015年7月号 No.97発売。新たなコンセプトで新生「NALU」がスタート

これまで海とロングボードサーフィンを一つの文化として、様々なコンテンツを提供し、海が好きな人に向け、幅広い内容でロングボードの楽しさを発信してきた雑誌「NALU」。

今月号より、元SURFTRIP Journal編集長の寺内崇氏がディレクターとして参加。ロングボード・マガジンという枠組みを外し、サーフィンの本質を追求する、本格的サーフィン専門誌へ向けた、新生「NALU」がスタートする。

巻頭特集では、ジョエル・チューダーやトム・カレンといったサーフスター12人に、サーフィンの本質とは何かを独自にインタビュー。貴重な歴史的価値の高い写真を使い、更に彼らの言葉一つひとつを確実に読者へと届けられるよう、極めてシンプルなレイアウト・デザインに誌面も変更している。

今回編集部がこだわったのは “言葉”が持つパワー。様々な革命と逸脱を繰り返し、本質へと到達したサーファーの言葉の中には、人生を豊かにしてくれるヒントが数多く秘められている。

これまで完全な老舗ロングボード雑誌というイメージを貫いて来た「NALU」。今回の本を手にする読者も大多数がロングボーダーである事は間違いないだろう。その読者がこれを見てどう感じるのか。非常に興味深いところだ。ナルー編集部のFBには、急激な編集方針の方向転換に関して、こんなコメントが綴られている。

「改革。熱さの伝染。サーフィンの本質。そんなことをテーマに新生「NALU」を編集しました。正直に言えば、今までこの「NALU」を愛して頂いた読者の方々に対しての、裏切り行為になるかもしれません。でも、現在あるサーフィン誌の、表面上しか表現されないサーフィンの世界は、とても陳腐に思えてなりません。私達が愛するサーフィンは、もっと奥深いものであるはずです。」https://www.facebook.com/nalumagazine

世界的に見てもロングボード雑誌で成功しているものは少ない。今回の改革がどのような理由で行われたかは定かではないが、雑誌が生き残るために、この決断は正解なのかもしれない。そして、この新しい門出を賞賛する声は多く、自分もこの本を手に取って感銘を受けた一人である。新しい時代を切り開く、新生「NALU」に期待したい。

問い合わせ：NALU