加藤嵐が3年連続、野中美波が初のグラチャン獲得。村上舜が仙台2連覇、松永莉奈がJPSA初優勝

優勝した村上舜と松永莉奈

写真、リポート:山本貞彦 宮城県仙台新港で開催された、JPSAショートボード第8戦(最終戦)「なみある?仙台プロ supported by やまや」大会最終日。今日も左の「根っこポイント」を開放してもらい感謝です。試合は男子のクォーターファイナルを8時からスタート。

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波は昨日に比べてサイズダウンでヒザモモ。ブレイクは早く、ダンパー気味。掘れていても波は押してくれない。なので、板のチョイスも重要なポイント。

潮の上げ込みで多少はサイズもアップするものの、バックウオッシュが入る。波の選択も勝負の分かれ目となった。

 

 

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優勝した村上舜

 

男子のファイナルは、絶好調の村上舜と田中大貴の戦いとなった。ファイナルはスタート直後に田中大貴がライトブレイクにテイクオフ。フォアハンドで5.50をスコアして先制攻撃を仕掛ける。それに対して村上舜は、肩の張ったレフトを掴んでシャープでパワフルなターンを連発してエクセレントに近い7.15をスコアして反撃する。

 

田中大貴
田中大貴

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村上舜はアンダープライオリティーでフォアハンドのグラブエアーをメイク。5.85をスコアしトータ ル13.00としてファイナルをリード。田中は波数の少ない中で、狙った波を取れず優先権を村上に渡してしまう痛恨のミス。村上は再びセットのレフトで高速ターンを何度も繰り出し、6.25をスコアしてバックアップを塗り替え、田中を圧倒。田中はエンドセクションでエアを繰り返すもメイクできず。そのまま村上が逃げ切り、昨年の仙台大会にに続き2年連続優勝を決めた。

 

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「今回は両親が応援に来てくれ、ちょっとはかっこ良いところを見せられて良かったです。」と、村上舜。
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エクセレントを出した舜のバックハンド。
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絶好調の舜を誰も止めることはできなかった。

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決勝は潮止まりもあり、厳しいコンディション。それでも仙台新港の癖を知り尽くしているのか、波の見極めは完璧だった。波を待つことができる。乗ればエクセレントを出せるだけのスキルがあるからこその戦術。これでこの大会を2連覇!おめでとう!

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田中大貴の初ファイナルの相手は村上舜

daiki-6369田中大貴
今回、JPSA初ファイナル進出を果たし2位となった田中大貴。どんなに追い込まれても、諦めない。決勝も最後まで攻めた。清々しいまでの戦う姿勢に改めて感動。頑張れ!次は優勝だ!

 

加藤嵐3年連続グランドチャンピオン

arashi-4484 arashi-4537加藤嵐
クォーターでは万全の戦いだったものの、セミでは波まわりもあって、後手に回ったが挽回できず。それでもJPSAグランドチャンピオンを3連覇は見事。グラチャンはどんなコンディションでも勝つことができるという称号。確実な力を手にいれた嵐は次のステージへ。来年はどんな姿を見せてくれるのか。

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「今年の初めは3年連続を取るつもりはなかったですが、海外の試合を回っているうちに今の自分はどっちにフォーカスすべきかを考えて、途中からJPSAの方に集中するようにしたんです。正直、取れてほっとしました。来年は更にパワーアップして帰ってきたいと思います。」と、コメント。

 

 

mar-4911大野修聖
今年は最後まで大会を盛り上げた一人。ISAでは日本チームのコーチングスタッフとしても活躍。コンペに対しては、より情熱を持って今期は戦った。前よりも感情を隠さず、爆発させる場面も。自分は人間らしい大野マーには好感。来年も楽しみです。

yujiro-4871辻裕次郎
最後の最後まで加藤嵐とグラチャン争いを演じたが、大野とのQFで敗れた。「やれることはやって、ベストは尽くせたかなと。今年は初めて千葉でコーチングを受けて、来年に繋がる結果が残せたと思っています」と今シーズンを振り返った。来年は今シーズンの悔しさをバネに更なる飛躍の年にして欲しい。

 

松永莉奈JPSA初優勝

rina-7120 rina-7322松永莉奈
アマチュアで参加してJPSA初優勝。今年も多くの大会を出場して来た経験と自分のできることを100%やった結果。来年からは正式にプロとして参戦すると公言。また一人楽しみなプロサーファーが誕生した。おめでとう!

minato-6104 minato-5748高橋みなと
勝ちたかった。地元で多くの応援をもらい、今までの努力を振り返ればなおさら。今までにない、一番悔しい負けを経験したこと。この経験は間違いなく、みなと自身を強くする。この負けは次の勝ちに繋がるんだ。Go!Minato!

reika-6087野呂玲花
コーチングもあり、試合を楽しむことができるようになった。そのおかげで後半戦はメキメキと頭角を現し、グラチャン争いにも絡む。しかし、セミではそのタイトルがプレッシャーになったか。いつもの伸びやかなサーフィンが見られなかった。でも、スタートは切ったばかり。これからこの積み重ねで、必ずやタイトルは手に入る。頑張れ!玲花!

mana watanabe-5562渡辺愛
パワーある波では男子顔負けの演技を見せるが、小さい早い波は苦手か。まだ波次第なところが気になるところ。でも、攻める姿勢は良かった。あとは練習あるのみ。

sasuke-4225河谷佐助
最後までグラチャン争いに加わったサスケ。QFのヒート2では加藤嵐と直接対決となったが、ここで力尽きてランキング3位でフィニッシュ。来年は更なるパワーアップをしてツアーに戻ってきて欲しい。

大会をフルサポートしてくれた仙台ローカルのみんな。ありがとうございました!大会をフルサポートしてくれた仙台ローカルのみんな。ありがとうございました!

 

 

mens-7148男子
優勝:村上舜
2位:田中大貴
3位:加藤嵐、大野修聖

womens-7094女子
優勝:松永莉奈
2位:高橋みなと
3位:渡辺愛、野呂玲花

rina-7180すわひめ賞:松永莉奈

arashi-72182018グランドチャンピオン
男子:加藤嵐
女子:野中美波

yuri ogasawara-7193 kokona kawase-68682018ルーキーオブザイヤー
男子:小笠原由織
女子:川瀬心那

 

今回もAbemaTVがJPSA最終戦【なみある?仙台プロsupported byやまや】を生中継。

JPSA2018 第8戦なみある?仙台プロsupported byやまや 4日目
【LIVE1】
■編成日時■2018-11-17 07:00~17:00
■番組URL■https://bit.ly/2OHTRWw

JPSA2018 第8戦なみある?仙台プロsupported byやまや 5日目
【LIVE1】
■編成日時■2018-11-18 07:00~16:00
■番組URL■https://bit.ly/2PouYEB

 

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またオフィシャルサイトでのライブ中継は通常通り行われます。http://www.namiaru.tv/ust/jpsa/

JPSAオフィシャルサイト:http://www.jpsa.com/