ステファニー・ギルモアとレイキー・ピーターソンが敗退。世界タイトル争いは最終戦のマウイへ持ち越し

ステファニー・ギルモア(AUS)PHOTO: © WSL / Poullenot

ホセゴー、ランド、ヌーヴェル-アキテーヌ、フランス(2018年10月11日木曜日)WSL男女チャンピオンシップ・ツアー第9戦「クイックシルバー&ロキシー・プロ・フランス」は、男女共ラウンド3が行われ、女子はベスト8が決定。男子はベスト16が決定した。

 

番狂わせとドラマチックなヒートが繰り広げられた本日。ステファニー・ギルモアとレイキー・ピーターソンがロキシー・プロ・フランスのR3で敗退し、世界タイトル争いは最終戦のマウイへ持ち越しとなった。

 

PHOTO: © WSL / Poullenot
ステファニー・ギルモア(AUS)PHOTO: © WSL / Poullenot

 

ギルモアは、終了間際に素晴らしいバックハンド・ターンの組み合わせで、エクセレントの8.27という、ヒートのベスト・ウェイブをスコアしたが、バックアップのスコアが足らずに逆転することはできなかった。だが 敗北したにもかかわらず、ギルモアの7度目世界タイトル獲得は、依然として射程距離内である。

 

「前半にプライオリティーを持っていたとき、数回チャンスを逃したと思う」と、ギルモアは言った。「そして、私はストレスを感じ始めて、ミスが続きました。 最後の波は良いスコアが出ましたが、バックアップが足りなかった。 それはつらい事実。 これまでにない最悪の気分です。 レイキー(ピーターソン)と私は共にショッキングな 敗退ですね。」

 

レイキー・ピーターソン(USA)
レイキー・ピーターソン(USA)

 

ギルモアの退場後、ピーターソンにとっては、ワールドタイトル・レースでの差を縮めるチャンスであったが、同じラウンドで敗れてチャンスを逃してしまった。今シーズン2度目の9位はハワイでの最終戦を更に厳しいものにしたと言わざるを得ない。

 

「正直言って、自分のサーフィンにはがっかりです。ここ数日は調子が悪くて、あまりサーフできなかったのです。 ハワイの前に家に帰って休むつもりです。最近は少し忙しくて、ちょっと深呼吸が必要ですね。」

 

レイキー・ピーターソン(USA)PHOTO: © WSL / Poullenot
レイキー・ピーターソン(USA)PHOTO: © WSL / Poullenot

 

 

ワールド・タイトル・シナリオは以下の通りである:

  • ギルモアは、最終戦のマウイで3位以上で世界タイトルを獲得。
  • ギルモアが5位以下で負けた場合、ピーターソンは優勝することで、ギルモアとタイブレイクとなり、ワールドタイトルをかけたサーフオフに持ち込むことができる。

 

この状況を考えるとギルモアの7度目の世界タイトルの確率はかなり高くなったと言えそうだ。

 

ジョエル・パーキンソン(AUS)とグリフィン・コラピント(USA)が、マイキー・ライト(AUS)とセバスチャン・ジーツ(HAW)に敗退する中、パトリック・グダスカス(USA)とコロへ・アンディーノ(USA)のオール・アメリカンヒートは、ヒート終了間際に思わぬ展開となった。

 

アンディーノは13.10のヒートトータルを持ってヒートを支配していた。グダスカスが逆転するためにはハイ8が必要で完全に追い込まれていた。逆転を狙い グダスカスが最後の波にパドルを開始したときビーチ・アナウンサはヒート終了のカウントダウンを始めた。優先権を持っていたアンディーノは、その波をブロックするかのように同じ波にテイクオフ。しかしそれは終了ホーン後と判断され、アンディーノはインタフェアと見なされヒートを失った。

 

「ヒートの終了間際に僕は8が必要で、コロへからある程度、距離を置こうととしていたんです。それで僕はテイクオフした。そして、彼もテイクオフした。しかし、彼のテイクオフはホーンの後だった」と、グダスカスは言った。「ヒートの勝ち方としては最悪ですよね。決して自分が故意に仕掛けたわけじゃないけど、インタフェアになって、僕が勝つことになったんです。」

 

 

ロキシー・プロ・フランス・クォーターファイナル組合せ:
QF 1:カリッサ・ムーア(HAW)対マリア・マニュエル(HAW)
QF 2:コートニー・コンローグ(USA)対ジョアン・ディフェイ(FRA)
QF 3:ココ・ホー(HAW)対メイシー・キャラハン(AUS)
QF 4:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(BRA)対ブロンテ・マコーレー(AUS)

 

クイックシルバー・プロ・フランス:ラウンド4組合せ
ヒート1:マット・ウィルキンソン(AUS)、コナー・コフィン(USA)、ジョーディ・スミス(ZAF)
ヒート2:ウィリアン・カルドゾ(BRA)、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)、ライアン・カリナン(AUS)
ヒート3:ガブリエル・メディーナ(BRA)、マイケル・ロドリゲス(BRA)、マイキー・ライト(AUS)
ヒート4:パトリック・グダスカス(USA)、セバスチャン・ジーツ(HAW)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)

 

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