ステファニー・ギルモアはフランスで7度目の世界タイトル獲得なるか。タイトル獲得へのシナリオ

ワールドタイトルに王手のステファニー WSL / Damien Poullenot

ホセゴー、ランド、ヌーヴェル-アキテーヌ、フランス(2018年10月3日水曜日) ワールド・サーフ・リーグ(WSL)男女チャンピオンシップ・ツアー(CT)第9戦「クイックシルバー&ロキシー・プロ・フランス」が開幕。クリーンな3-フィート・サーフで女子のロキシー・プロのラウンド1が行われた。

記者会見に登場したサーファー達 PHOTO: © WSL / Poullenot
記者会見に登場したサーファー達 PHOTO: © WSL / Poullenot

 

このイベントは、男女共ワールド・タイトル・レースにおいて重要なポジションにある試合で、ステファニー・ギルモア(AUS)は、このフランスで世界タイトルを決定できる唯一のサーファーである。

 

カレントリーダーであるステファニー・ギルモア(AUS)と2位のレイキー・ピーターソン(USA)のタイトル争いをする二人共にラウンド1を勝ち上がり、ラウンド3進出。ステファニー・ギルモアはフランスであと4ヒートを勝ち上がれば7度目の世界タイトルを獲得となる。

 

 

ステファニーとレイキー PHOTO: © WSL / Poullenot
ステファニーとレイキー PHOTO: © WSL / Poullenot

 

第2位のピーターソンはフランスでのギルモアのワールドタイトルを止められる唯一のサーファーであるが、タイトな2018WSLタイトル・レースのなかで、最終戦のマウイにレースを持ち越すためにピーターソンは、このフランスでギルモアを上回る結果が必要とされる。

 

 

ロキシー・プロ・フランスでのワールド・タイトル・シナリオは、以下の通りである:

  • ギルモアが優勝するならば、彼女のワールドタイトルが決定。
  • ピーターソンが優勝ならば、タイトル争いはマウイへ持ち越し
  • ギルモアが第2位、ピーターソンが第3位以下ならば、ギルモアのワールドタイトルが決定。
  • ギルモアが第3位、ピーターソンが第5位以下ならば、タイトルはギルモア。
  • ギルモアが第5位以下ならば、タイトル争いはマウイの最終戦へ

 

 

メディーナとトリードPHOTO: © WSL / Poullenot
メディーナとトリードPHOTO: © WSL / Poullenot

 

男子においては、トップを独走するフィリーペ・トリード(BRA)と2位の2014WSLチャンピオンのガブリエル・メディーナ(BRA)の間でタイトなレースとなっている。

 

Filipe Toledo (BRA) WSL / Laurent Masurel
Filipe Toledo (BRA)
WSL / Laurent Masurel

 

「自分のいまの戦略は、ただ試合で勝って、みんなより上位に入ること」と、トリードは言った。「シーズン後半に入り、タイトルレースが見え始めて、トップ5の他の選手よりも良い結果を出していきたい。自分は良いポジションにいると思う。長い間をジープ・リーダー・ジャージをつかむためにやって来たから、僕はそれを手放したくはないのです。」

 

メディーナは、前回までの2つのCTイベント(タヒチ・プロ・チョープーとサーフ・ランチ・プロ)で連勝することによってワールド・タイトル・キャンペーンをかなり強化した。2度目の世界タイトルも射程距離内だ。

 

またメディーナは、クイックシルバー・プロ・フランスでは勝率も高く、昨年と2011と2015年に優勝。2013年と2016年に2位という結果を残している。

 

「最後の2つのイベントで優勝できたことは素晴らしかった。」と、メディーナは言った。「その優勝にインスパイアされて、かなり気合が入っていますね。僕はこのフランスとポルトガルの波が好きで、できれば良い結果を維持したいですね。この4年間、ワールド・タイトルを取るために戦っていました。レースはハワイに持ち越しになって。あのプレッシャーとあのアドレナリンに対処することにも慣れた感じですね。

 

メディーナ PHOTO: © WSL / Poullenot
メディーナ PHOTO: © WSL / Poullenot

 

最大の挑戦は常に残りのサーファーから来ます、それだけの才能がありますから。ジュリアン(ウィルソン)は、まだ成功の見込みがある。そして、僕は彼が絶対にカムバックすると思う。そして、フィリーペ(トリード)が第1位。しかし、僕は自分のことに集中するだけ。そして、僕がこの2戦でやってきたことをキープできれば、自分の望む場所に行けると思っています。」

 

 

大会2日目はレイデー。予報では暫くコンディションが整わないようで、ピリオドの後半に期待されているようだ。日本の五十嵐カノアは、男子ラウンド1のヒート9に登場。

 

今回のフランスのWSLワイルドカードは、QSハイエスト・フランス・サーファーであるジョーガン・クズネット、クイックシルバー・ワイルドカードは、オーストラリアン・マイキー・ライト。怪我で欠場のケリー、ジョンジョン、カイオ・イベリののリプレイスで、ミゲル・プポ、ウィゴリー・ダンタス、ライアン・カリナンが出場。

 

女子では、ロキシー・ワイルドカードは、現在の世界ジュニア・チャンプ、ヴァヒネ・フィエロ。リプレイスはポーリン・アドゥとオーストラリアのメイシー・キャラハンである。

 

 

また今年のイベントでは、エアリアルの革新的なサーファーの18名をフィーチャーするエアリアル・スペシャルイベント「レッド・ブル・エアボーン」が開催される。

 

 

Roxy Pro France Round 1 Results:
Heat 1: Bronte Macaulay (AUS) 11.20, Nikki Van Dijk (AUS) 10.50, Caroline Marks (USA) 4.74
Heat 2: Carissa Moore (HAW) 12.17, Coco Ho (HAW) 5.40, Paige Hareb (NZL) 4.63
Heat 3: Stephanie Gilmore (AUS) 11.36, Sage Erickson (USA) 10.53, Vahine Fierro (PYF) 10.10
Heat 4: Lakey Peterson (USA) 9.67, Courtney Conlogue (USA) 9.03, Pauline Ado (FRA) 7.43
Heat 5: Tatiana Weston-Webb (BRA) 14.63, Malia Manuel (HAW) 12.83, Macy Callaghan (AUS) 10.77
Heat 6: Johanne Defay (FRA) 14.14, Sally Fitzgibbons (AUS) 9.97, Keely Andrew (AUS) 6.26

Roxy Pro France Round 2 Matchups:
Heat 1: Malia Manuel (HAW) vs. Keely Andrew (AUS)
Heat 2: Coco Ho (HAW) vs. Paige Hareb (NZL)
Heat 3: Caroline Marks (USA) vs. Vahine Fierro (PYF)
Heat 4: Sally Fitzgibbons (AUS) vs. Pauline Ado (FRA)
Heat 5: Nikki Van Dijk (AUS) vs. Macy Callaghan (AUS)
Heat 6: Courtney Conlogue (USA) vs. Sage Erickson (USA)

Quiksilver Pro France Round 1 Matchups:
Heat 1: Jordy Smith (ZAF), Ezekiel Lau (HAW), Matt Wilkinson (AUS)
Heat 2: Owen Wright (AUS), Sebastian Zietz (HAW), Joan Duru (FRA)
Heat 3: Italo Ferreira (BRA), Yago Dora (BRA), Keanu Asing (HAW)
Heat 4: Julian Wilson (AUS), Frederico Morais (PRT), Wiggolly Dantas (BRA)
Heat 5: Gabriel Medina (BRA), Tomas Hermes (BRA), Ryan Callinan (AUS)
Heat 6: Filipe Toledo (BRA), Connor O’Leary (AUS), Jorgann Couzinet (REU)
Heat 7: Wade Carmichael (AUS), Adriano de Souza (BRA), Miguel Pupo (BRA)
Heat 8: Kolohe Andino (USA), Adrian Buchan (AUS), Ian Gouveia (BRA)
Heat 9: Kanoa Igarashi (JPN), Michael Rodrigues (BRA), Patrick Gudauskas (USA)
Heat 10: Michel Bourez (PYF), Griffin Colapinto (USA), Jesse Mendes (BRA)
Heat 11: Mikey Wright (AUS), Conner Coffin (USA), Michael February (ZAF)
Heat 12: Willian Cardoso (BRA), Jeremy Flores (FRA), Joel Parkinson (AUS)

More available at WorldSurfLeague.com.

 

2018WSLメンズCTジープ・リーダーボード:
1-フィリーペ・トリード(BRA)49,785ポイント
2-ガブリエル・メディーナ(BRA)45,685
3-ジュリアン・ウィルソン(AUS)37,125
4-イタロ・フェレイラ(BRA)31,825
5-オーウェン・ライト(AUS)29,485
6-コロヘ・アンディーノ(USA)24,690
7-カノア五十嵐(JPN)24,530

 

2018WSLウイメンズCTジープ・リーダーボード:
1-ステファニー・ギルモア(AUS)61,175
2-レイキー・ピーターソン(USA)54,260
3-タティアナ・ウエストン-ウェッブ(BRA)41,415
4-カリッサ・ムーア(HAW)41,235
5-キャロライン・マークス(USA)37,000