男子トップ8と女子トップ4が決定。五十嵐カノアは3位で決勝ラウンド進出。サーフランチ・プロ大会3日目

3位で決勝ラウンドに進んだ五十嵐カノア

レモー、カリフォルニア/USA(2018年9月8日土曜日)ワールドクラスのハイパフォーマンス・ヒューマン・メイド・ウェイブ「WSLサーフ・ランチ」において開催中の、史上初となるワールド・サーフ・リーグ男女チャンピオンシップ・ツアー(CT)第8戦「サーフ・ランチ・プロ presented by Hurley」は大会3日目。予選ラウンドが全て終了し、決勝ラウンド進出の男子トップ8と女子トップ4が決定した。

 

 

メンズ・ファイナリストは、ガブリエル・メディーナ(BRA)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)、カノア五十嵐(JPN)、フィリーペ・トリード(BRA)、オーウェン・ライト(AUS)、ケリー・スレーター(USA)、ミゲル・プポ(BRA)、セバスチャン・ジーツ(HAW)。

セバスチャン・ジーツ(HAW)PHOTO: © WSL / Cestari
セバスチャン・ジーツ(HAW)PHOTO: © WSL / Cestari

 

ウイメンズは、カリッサ・ムーア(HAW)、レイキー・ピーターソン(USA)、キャロライン・マーク(USA)とステファニー・ギルモア(AUS)の4名が決勝ラウンドを戦う。

 

ミゲル・プポ(BRA)PHOTO: © WSL / Cestari
ミゲル・プポ(BRA)PHOTO: © WSL / Cestari

 

昨日、予選9位まで順位を落とした11度のWSLチャンピオン・ケリー・スレーター(USA)、23位のミゲル・プポ(BRA)、25位のセバスチャン・ジーツ(HAW)ha予選最終日の頑張りで見事決勝ラウンドへと駒を進めた。

 

ケリー・スレーターPHOTO: © WSL / Cestari
ケリー・スレーターPHOTO: © WSL / Cestari

 

「かなり落ちていた。昨日の結果からリラックスして出来るとは思っていなかったよ。」とスレーターは言った。「トップ8から脱落したあと、プレッシャーは変わる。レフトで自分のベストだった6.40をスコアするのは難しいことではないけど、ワイプアウトしやすいのでプレッシャーがあるんだ。明らかに(ガブリエル)メディーナが優勝候補。彼は最初の2本で勝っていたからね。フィリーペ(トリード)がライトに乗るたびに、みんな興奮しているけど、メディーナはレフトとライトどちらも魅せるからね。」

 

ジュリアン・ウィルソン(AUS)PHOTO: © WSL / Cestari
ジュリアン・ウィルソン(AUS)PHOTO: © WSL / Cestari

 

昨日予選2日目まで振るわなかったジュリアン・ウィルソン(AUS)。予選最終日には、それを払拭する中のように、ライトとレフトともエクセレントでベストスコアを塗り替えて、第2位の予選ランキングで明日の決勝ラウンドに駒を進めた。

 

五十嵐カノア 
五十嵐カノア

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暫定2位で決勝ラウンドを目指して挑んだ五十嵐カノアは、レフトのランではバックハンドでリバースをメイクし、インサイドのバレルを見事にクリア。7.90をマークしてスコアを伸ばす子に成功。

 

続きライトではインサイドで、昨日インタビューで言っていた「まだ出していない技」カラプト・フリップを披露するもワイプアウト。トップスコアを塗り替えることはできなかったが、見事、予選ラウンド3位でファイナルラウンドへと駒を進めた。

 

予選ラウンドで敗退となった大原洋人 PHOTO: © WSL / Cestari
予選ラウンドで敗退となった大原洋人 PHOTO: © WSL / Cestari

 

今回ワイルドカードを獲得して出場した大原洋人は、予選二日目までメンズ36名中で31位。今日の予選最終日に決勝ラウンドに向けたラストランを行った。彼に残されたチャンスはライトとレフト1本づつ。

 

レフトでは初日のサーフィン以上にパワーと鋭さを感じるパフォーマンス。エンドセクションのバレルもメイクして6.23をスコア。レフトのベストスコアを塗り替えた。しかし期待のかかるライトブレイクのラストランでは、力が入りすぎたのかバレル・セクションを奥に取り過ぎメイクできず。スコアを伸ばすことは出来ずに最終30位でフィニッシュとなった。

 

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「ちょっと不甲斐ない結果ではあるんですけど、今の自分の出せるサーフィンだったかなと思います。ライトのレフトも最後まで乗り切りたかったのはあるんですけど。新たな目標に向けて頑張りたいと思います。」と、大原がコメント。

 

いよいよ明日はファイナルデイ。男女12名のファイナリストは、3回のランで6本の波(3つのレフトと3つのライト)で演技。各選手のベスト・スコアリング・ライトとベスト・スコアリング・レフトのトータル・スコアで、初のサーフランチプロの優勝者が決定する。

 

大会最終日: 9月9日(日)(Finals Day)

Men’s Draw:
8 Sebastian Zietz (HAW) – Run 1: 9:32 AM | Run 2: 12:02 PM | Run 3: 1:46 PM
7 Miguel Pupo (BRA) – Run 1: 9:40 AM | Run 2: 12:10 PM | Run 3: 1:54 PM
6 Kelly Slater (USA) – Run 1: 9:48 AM | Run 2: 12:18 PM | Run 3: 2:02 PM
5 Owen Wright (AUS) – Run 1: 9:56 AM | Run 2: 12:26 PM | Run 3: 2:10 PM
4 Filipe Toledo (BRA) – Run 1: 10:04 AM | Run 2: 12:34 PM | Run 3: 2:18 PM
3五十嵐カノア (JPN)
Run 1: 10:12 AM | 日本深夜2時12
Run 2: 12:42 PM | 日本明朝4時42分
Run 3: 2:26 PM   日本明朝6時25分

2 Julian Wilson (AUS) – Run 1: 10:20 AM | Run 2: 12:50 PM | Run 3: 2:34 PM
1 Gabriel Medina (BRA) – Run 1: 10:28 AM | Run 2: 12:58 PM | Run 3: 2:42 PM
Competition Hold: 10:30am – 11:30am

Women’s Draw:
4 Stephanie Gilmore (AUS) – Run 1: 9:00 AM | Run 2: 11:30 AM | Run 3: 1:06 PM
3 Caroline Marks (USA) – Run 1: 9:08 AM | Run 2: 11:38 AM | Run 3: 1:14 PM
2 Lakey Peterson (USA) – Run 1: 9:16 AM | Run 2: 11:46 AM | Run 3: 1:22 PM
1 Carissa Moore (HAW) – Run 1: 9:24 AM | Run 2: 11:54 AM | Run 3:1:30 PM

 

finalm

メンズ・サーフ・ランチ・プロ 決勝ラウンド出場のトップ8

1-ガブリエル・メディーナ(BRA)17.60
2-ジュリアン・ウィルソン(AUS)17.27
3-カノア五十嵐(JPN)16.83
4-フィリーペ・トリード(BRA)16.64
5-オーウェン・ライト(AUS)16.13
6-ケリー・スレーター(USA)15.77
7-ミゲル・プポ(BRA)15.56
8-セバスチャン・ジーツ(HAW)15.50
フル・メンズ・リーダーボード

finalw

ウイメンズ/サーフ・ランチ・プロ 決勝ラウンド出場のトップ4
1-カリッサ・ムーア(HAW)17.60
2-レイキー・ピーターソン(USA)16.50
3-キャロライン・マーク(USA)16.43
4-ステファニー・ギルモア(AUS)16.26
フル・ウイメンズ・リーダーボード

 

大会サイト:https://wslsurfranchpro.com/

http://www.worldsurfleague.com/