フィリーペ・トレード(BRA)がJベイ2連覇を達成しランキングトップへ。五十嵐カノア3位入賞

2連覇をJベイで決めたトリード PHOTO: © WSL / Cestari

ジェフリーズ・ベイ、サウス・アフリカ(2018年7月5日木曜日)WSLチャンピオンシップ・ツアー第6戦「コロナ・オープンJ-ベイ」が終了。

 

 

フィリーペ・トレード(BRA)が 、2018CTルーキー・ウェイド・カーマイケル(AUS)をファイナルで下し優勝。ブラジルに続く今季2勝目を挙げ、2年連続のメンズ・コロナ・オープンJ-ベイ・タイトル獲得で、ランキング・トップに躍り出た。

 

今季2勝目でランキングトップに躍り出たトリード。PHOTO: © WSL / Cestari
今季2勝目でランキングトップに躍り出たトリード。PHOTO: © WSL / Cestari

 

「2連覇は常に夢見てきたものです」とトレードが言った。「今年のJベイでは特別なことはできなかったけど、再び良い波に恵まれました。神とキリストに感謝したい。家族と支えてくれたみんなに感謝したい。ありがとう。本当に祝福されている気持ちです。」

 

得意のエアマニューバーをほぼ封印して勝ち上がったトリード。PHOTO: © WSL / Cestari
得意のエアマニューバーをほぼ封印して勝ち上がったトリード。PHOTO: © WSL / Cestari

 

今回のコロナ・オープンJ-ベイのハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアのトップ10のうちの5つはトレードによるもので、すべて9ポイント・ライド。ハイエスト・ヒート・トータルに関してもトレードはトップ10のうちの5つをマークした。

 

カーマイケルとトリード PHOTO: © WSL / Cestari
カーマイケルとトリード PHOTO: © WSL / Cestari

 

23歳のトレードは、これまで過去7回のファイナル進出を果たしているが、ファイナルでは負け知らずの全勝という勝負強さを見せる。そして、今回の優勝でトレードは、ジープ・ランキングでトップに躍り出て、第7戦のWSL CTタヒチ・プロ・チョープーでジープ・リーダー・ジャージを着る。

 

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「ファイナル・デイのときは、クリックするだけ」と、トレードは続けた。「今でなければ二度とないチャンスのために全てを集中します。それが常に自分の戦略で ‘Go big or go home.’ (大胆になれ、さもなければ家に帰れ)それは簡単で僕は攻めたんです。ファイナルというは1位か2位かという敗者のいない、思い切りやれるヒートの一つ。だから自分は波の上で、自分のやれる全てを大胆に攻めた。それがトレーニングし、集中できる理由なんです。

 

今回本当に素晴らしいサーフィンをしていたウェイド・カーマイケルと、ブラジル戦に続いてファイナルを戦えたことは本当に嬉しかった。彼はビッグネームの選手を次々と破っていた。優勝出来て本当に最高です、皆に感謝します。」

カーマイケル PHOTO: © WSL / Cestari
カーマイケル PHOTO: © WSL / Cestari

今シーズン、ルーキーながら2度目のファイナル進出を果たしたオーストラリアのウェイド・カーマイケル。今回のファイナルではトリードと僅差のバトルを演じたが惜しくも敗れたたものの、セミファイナルではジョーディ・スミス(ZAF)、クォーターファイナルでコナー・コフィン(USA)を下してファイナル進出を果たし、ランキング6位へ浮上した。

 

 

「今年、期待はありませんでした」とカーマイケルは言った。「とても幸せです。サーフィンの改善を続けたいと思っているんです本当に楽しい時間を過ごしています。本当に楽しんでいます。みんなに感謝したい。」とカーマイケルがコメント。

 

 

五十嵐カノアは、QFの最終ヒートでハワイのベテラン、セバスチャン・ジーツと対戦。圧倒的な試合運びでセミファイナル進出を果たした。そこで待ち受けていたのは今回優勝したフィリーペ・トレード(BRA)。

 

 

ラウンド4ではイベントのハイエスト・シングル・ウェイブ・スコア9.67 をスコアしていた20才の五十嵐だったが、勢いを増すトリードを止めることはできなかった。「セミファイナルでフィニッシュできたことは、今年トップ10を目標にしている僕にとっては素晴らしい結果です。」とコメント。

 

3位入賞した五十嵐 PHOTO: © WSL / Cestari
3位入賞した五十嵐 PHOTO: © WSL / Cestari

 

今シーズン初の3位入賞を果たした五十嵐は、17位へジャンプアップ。次はホームタウンのカリフォルニアのハンティントビーチで7月28日から開催される「USオープン」にディフェンディング・チャンピオンとして出場。今シーズンの更なる活躍に期待したい。頑張れ!カノア!がんばれ!日本!

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mct/2747/corona-open-j-bay-mens

 

QFでトリードに敗れたガブリエル・メディーナ(BRA)PHOTO: © WSL / Cestari
QFでトリードに敗れたガブリエル・メディーナ(BRA)PHOTO: © WSL / Cestari
3位でフィニッシュした。ジョーディ・スミス(ZAF)PHOTO: © WSL / Cestari
3位でフィニッシュした。ジョーディ・スミス(ZAF)PHOTO: © WSL / Cestari

 

メンズ・ファイナル結果:
優勝:フィリーペ・トレード(BRA)16.80
2位:ウェイド・カーマイケル(AUS)15.33
メンズ・コロナ・オープンJ-ベイ・セミファイナル結果:
SF 1:ウェイド・カーマイケル(AUS)13.77 def.ジョーディ・スミス(ZAF)13.30
SF 2:フィリーペ・トレード(BRA)18.90 def.カノア五十嵐(JPN)14.17
メンズ・コロナ・オープンJ-ベイ・クォーターファイナル結果:
QF 1:ウェイド・カーマイケル(AUS)12.87 def.コナー・コフィン(USA)10.40
QF 2:ジョーディ・スミス(ZAF)13.43 def.ジュリアン・ウィルソン(AUS)12.96
QF 3:フィリーペ・トレード(BRA)17.50 def.ガブリエル・メディーナ(BRA)16.03
QF 4:カノア五十嵐(JPN)15.17 def.セバスチャン・ジーツ(HAW)12.44
2018年メンズWSL CTジープ・リーダーボード(コロナ・オープンJ-ベイ後):
1-フィリーペ・トレード(BRA)35,900pt
2-ジュリアン・ウィルソン(AUS)31,960pt
3-ガブリエル・メディーナ(BRA)25,685pt
4-イタロ・フェレイラ(BRA)25,415pt
5-ジョーディ・スミス(ZAF)21,910
6-ウェイド・カーマイケル(AUS)21,80

 

ウイメンズ・コロナ・オープンJ-ベイ:ラウンド1の組合せ
ヒート1:ジョアン・ディフェイ(FRA)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、セージ・エリクソン(USA)
ヒート2:タイラー・ライト(AUS)、シルヴァナ・リマ(BRA)、ブロンテ・マコーレー(AUS)
ヒート3:レイキー・ピーターソン(USA)、マリア・マニュエル(HAW)、ビアンカ・ブイティンダッグ(ZAF)
ヒート4:ステファニー・ギルモア(AUS)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)、メイシー・キャラハン(AUS)
ヒート5:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(BRA)、キーリー・アンドリュー(AUS)、コートニー・コンローグ(USA)
ヒート6:カリッサ・ムーア(HAW)、キャロライン・マークス(USA)、ココ・ホー(HAW)

 

詳細な情報については、WorldSurfLeague.comをチェック。