ランクトップのイタロ・フェレイラがR3で敗退。インドネシア・バリ島でウルワツCTがスタート。

コロへ・アンディーノ(USA)(C) WSL / Cestari

ウルワツ、バリ/インドネシア(2018年6月8日金曜日)ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)第3戦「ウルワツCT」がスタート。これはサメ騒動で中断となっていた「マーガレットリバープロ」を完了するためのイベント。

 

午後までウエイティングし、本日から男子イベントのラウンド3が再開。ヒート1 から9までが終了。女子は行われず、8名が残り、準々決勝で競技が再開される。

 

ウルワツのラインナップ PHOTO: © WSL / Sloane
ウルワツのラインナップ PHOTO: © WSL / Sloane

 

今シーズン、エンジンが掛かりきらないカリフォルニアのコロへ・アンディーノ(USA)。本日のウルワツのレフトハンダーでは、2018CTルーキー・ジェシー・メンデス(BRA)と激しいデッドヒートを演じ、アンディーノのコミットしたバックハンド・アタックで 8.40というエクセレントなシングル・ウェイブ・スコアを記録。そして、その数字はラウンドのハイエストとなり、勝利を彼にもたらした。

 

 

 

「プッシュして勝利できたのはうれしい」とアンディーノが言った。「今年は本当に計画通りに行かなかった、でもひとつのイベントで、それはぐるりと向きを変える。それが自分にとってウルワツだと良いんだけど。インドネシアでの自分の時間が大好きだね。波は明日もっと良いと僕は思う 。ネクスト・ラウンドは本当に興奮する。この波は半端じゃないからね。」

 

マイケル・ロドリゲス(BRA)(C) WSL / Cestari
マイケル・ロドリゲス(BRA)(C) WSL / Cestari

 

2018CTルーキーのマイケル・ロドリゲス(BRA)は、ラウンド3のヒート4で現在のジープ・リーダーで前回のクラマスで優勝したイタロ・フェレイラ(BRA)を下し、今日の最大の番狂わせを起こした。ロドリゲスはバックハンドで、クリティカル・セクションへバーティカルに攻めた。

 

「信じられない気分で最高にハッピーです!」と、ロドリゲスは言った。「僕は彼を愛しているので、このコンテストからイタロ(フェレイラ)をノックアウトしたことは悲しいです。ヒート中は、僕がどんなサーファーと戦っているかは考えないで、自分のベストなサーフィンをすることだけを考えていました。それが上手くいったんだと思います。」

 

オーウェン・ライト(AUS)C) WSL / Cestari
オーウェン・ライト(AUS)C) WSL / Cestari

 

コロナ・バリでは13位でフィニッシュしたオーウェン・ライト(AUS)は、ラウンド3でキアヌ・アシン(HAW)と対戦。ソリッドなセット・ウェイブを掴んだライトは、バレルをメイクしてラウンドアップ。

 

メディーナ
メディーナ

 

2014WSLチャンピオンのガブリエル・メディーナ(BRA)は、ヒート7でイベント・ワイルドカードのジャック・ロビンソン(AUS)と対戦。メディーナは12本の波を掴むも、決定的なスコアを出せずに苦しんでいた。それに対するロビンソンは、バレルになるビッグセットを待ち続けたが、スコアをまとめたメディーナに軍配が上がった。

 

 

「タフなヒートでしたね」と、メディーナは言った。「今日まで僕は、あのスポットでサーフィンをしていなかったので、僕が間違った位置なのか、良くない波を捕っていたように感じましたね 。ジャックは素晴らしいサーファーで、今回も素晴らしいバレルをメイクしていたので、ラウンド4へ勝ち上がれて嬉しいです。たくさん波を掴んでもそれはいい波ではなかった。ここが好きなので、次のヒートはもっといい波でやりたいですね」

 

ジュリアン・ウィルソン(AUS)PHOTO: © WSL / Sloane
ジュリアン・ウィルソン(AUS)PHOTO: © WSL / Sloane

 

コロナ・バリでは、ラウンド3で敗れたジュリアン・ウィルソン(AUS)。今回はラウンド4進出を決めた。ランキングを争うイタロ・フェレイラが既に敗退しており、ウィルソンはジープ・リーダーボードのトップのポジションを奪い返したいところだ。

 

コナー・オリアリー(AUS)はミシェル・ボレーズ(PYF)を下してラウンドアップ。PHOTO: © WSL / Sloane
コナー・オリアリー(AUS)はミシェル・ボレーズ(PYF)を下してラウンドアップ。PHOTO: © WSL / Sloane

 

予報では、ミディアム・サイズのミッド・ピリオドSSWスウェルが9日土曜日の朝にピークに達し、10日の日曜日にはサイズダウン傾向。

 

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mct/2686/uluwatu-ct/heatanalyzer

 

 

ウルワツCTメンズ:ラウンド3の結果
ヒート1:オーウェン・ライト(AUS)13.43 def.キアヌ・アシン(HAW)10.43
ヒート2:コロへ・アンディーノ(USA)14.47 def.ジェシー・メンデス(BRA)14.33
ヒート3:ジョーディ・スミス(ZAF)15.33 def.マイケル・フェブラリー(ZAF)7.26
ヒート4:マイケル・ロドリゲス(BRA)14.77 def.イタロ・フェレイラ(BRA)12.93
ヒート5:コナー・コフィン(USA)14.77 def.セバスチャン・ジーツ(HAW)9.16
ヒート6:ジュリアン・ウィルソン(AUS)8.34 def.ケール・ウォルシュ(AUS)7.27
ヒート7:ガブリエル・メディーナ(BRA)10.50 def.ジャック・ロビンソン(AUS)4.20
ヒート8:コナー・オリアリー(AUS)11.06 def.ミシェル・ボレーズ(PYF)9.04
ヒート9:ウィリアン・カルドゾ(BRA)13.00 def.エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)12.37


残りのウルワツCTメンズ:
ラウンド3の組合せ
ヒート10:フィリーペ・トレード(BRA)対ヤゴ・ドラは(BRA)
ヒート11:ジョエル・パーキンソン(AUS)対ジョアン・ドゥルー(FRA)
ヒート12:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)対マイキー・ライト(AUS)


ウルワツCTウイメンズのクォーターファイナル組合せ:
ヒート1:カリッサ・ムーア(HAW)対タティアナ・ウエストン-ウェッブは(BRA)
ヒート2:ステファニー・ギルモア(AUS)対ブロンテ・マコーレーは(AUS)
ヒート3:ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)対ジョアン・ディフェイは(FRA)
ヒート4:タイラー・ライト(AUS)対レイキー・ピーターソン(USA)