秋本祥平と植村未来が優勝。JPSAロング開幕戦「ガルーダ・インドネシア/旅工房 ムラサキプロ」最終日

ロングボード開幕戦で優勝した秋元祥平と植村未来

写真、取材:山本貞彦  JPSAジャパンプロサーフィンツアー2018の開幕戦となるガルーダ・インドネシア/旅工房 ムラサキプロ

murasaki-730400

 

JPSAロングボード開幕戦「ガルーダ・インドネシア/旅工房 ムラサキプロ」Day-3の今日は男子、女子ともSFからスタートし続いて決勝へ。波は昨日に比べさらにサイズアップ。朝の引きから上げ込み6-7ft!ロングボード史上、このデカさは初めてかも。
murasaki-730409
朝は左のポイントがブレイク。レフトが割れるのを初めて見ました。波がでかい。

nami-730449昼に向け上げ込んでくるから、選手テントまで浸水。

 

男子ファイナルは昨年のグランドチャンピオンである浜瀬海、ベテラン・スタイルマスターの秋本祥平、ヴァーティカルな攻めのバックハンドで勝ち上がった堀井哲、アップカマーの井上鷹の4名。

JPSAロング史上最高のコンディションとなったクラマスを舞台に、そのファイナルはスタートから予想通りの激しいデッドヒートとなった。浜瀬、堀井、井上の3名は次から次へと波を掴み激しい波にチャージを見せてスコアを重ねていく。

そんな中で4位を強いられながらも冷静に波を待った秋本祥平が、ハングファイブからの10、カーヴィングと素晴らしいコンビネーション・マニューバーを披露。エクセレントをスコアして大逆転。一気にトップに躍り出る。そのまま逃げ切り今シーズンの開幕戦を制した。

 

kai hamase-8147 kai hamase-1440

 浜瀬海
今大会はロングは2本しか持ってこなかった。それはショートボードも2本あるからが理由。セミでその乗り慣れているボードを折る。

kai hamase 2-1663

kai hamase 2-2133決勝では小波用のボードで戦うもロッカーがないこともあり、またしてもワイプアウトで折る。これで代替ボードが無く、10分を残すところでリタイヤという残念な結果に。でも、果敢に攻めたとこは立派。次につなげましょう。

taka inoue-1387井上鷹
左足首の筋を痛めてサポーター。さらにセミで右足親指をリーフで切るアクシデント。ボードを押さえられないながらも、やはり攻め攻めで乗りまくる。結果は準優勝おめでとう!

taka inoue-3123すぐのショートのトライアルではH-1と続けざまの試合。それでもここは1位でラウンドアップで明日に繋いだ。

satoshi horii-1551satoshi horii-1576堀井哲
今大会の最大の波をつかんだ。行っとけとテイクオフしたものの、抜けるのが精一杯。でも、顔をよく見ると笑ってる。さすがです。
shohei akimoto-2369
shohei akimoto-730529shohei akimoto-1901 shohei akimoto-1070 shihei akimoto-730566秋本祥平
いぶし銀、玄人好み。これぞロングの王道ですね。レールワーク含め完璧でした。昨年の最終戦の茅ヶ崎(ファイナルは千倉で開催)も優勝しているので、これで2連勝!おめでとう!

 

 

女子のファイナルは、昨年このバリで復活優勝を果たしたハワイ在住の植村未来、ロング女子3年連続グラチャンの記録を持つスタイルマスター吉川広夏、そしてトップ10を維持し続けているベテランの鈴木由貴と小高恵子の4名が顔を揃えた。

 

チャレンジングなコンディションでも果敢にチャージを繰り返す女子ロンガー。試合は、このコンディションになると強さを見せる植村が圧倒。ヒート後半に入り4位だった小高がバックハンドでチャージを見せて5.75をスコアして2位へジャンプアップ。その後にセットは入らず、吉川3位、鈴木4位でタイムアップとなった。

miku uemura-3079miku uemura-9472miku uemura-2706 miku uemura-730490miku uemura-9664植村未来
やはり、波がでかいと未来ちゃんでしょう。セミでは板を折ってしまったが、決勝ではちゃんとリカバリー。これでこの大会を2連覇。こちらも見事です。おめでとう!

keiko kodaka-2523小髙恵子
今日は果敢に攻めた。波をうまくセレクトしてポイントを重ねて準優勝!おめでとう!

hiroka yoshikawa-0506吉川広夏
サイズのある波を攻めたもののワイプアウト。その後、逆転ウェイブを探すも波まわりが合わず。それでもスタイル出していたとこがピロたん流。カッコいいぞ。バリで2年連続3位。

yuki suzuki-0251鈴木由貴
JPSA女子ロング初年度から9年間、トップ10を維持し続けているベテランの鈴木由貴。波のサイズに関係なく、板の取り回しの上手さが常に上位に食い込む秘訣か。鈴木も昨年に続きバリで2年連続で4位となった。

 

mens-730538ロングボード開幕戦「ガルーダ・インドネシア/旅工房 ムラサキプロ」
男子
優勝:秋本祥平
2位:井上鷹
3位:堀井哲
4位:浜瀬海

womens-730499女子
優勝:植村未来
2位:小髙恵子 
3位:吉川広夏
4位:鈴木由貴

 

jpsa murasaki champ-730629

 

ロングボードが終了後、すぐにショートボードのプロクラス男子のトライアルR-1が行われた。本日のJPSA公認プロ資格獲得者は下記。

sota hasegawa-730457 sota hasegawa-4226長谷川颯汰
トータルポイント12.35ポイント。規定の12点以上で、公認プロ資格を獲得です。

 

本日は、いよいよ明日からショートボードの本戦もスタートということで、トッププロたちも本番さながらのパフォーマンスを披露。練習に熱が入る。

大原洋人
大原洋人
仲村拓久未
仲村拓久未
安井拓海
安井拓海

弟シリーズ。

和井田理央の弟、和井田龍貴
和井田理央の弟、和井田龍貴
田岡なつみの弟、田岡遼平
田岡なつみの弟、田岡遼平
須田那月の弟、須田喬士郎
須田那月の弟、須田喬士郎
西村いちごの弟、西村昇馬
西村いちごの弟、西村昇馬

 

 

大会日程

ロング:2018年4月14日(土)~16日(月)

ショート:2018年4月16日(月)~20日(金)

※ロング・ショートともにプロトライアル開催

 

https://www.facebook.com/SURFMEDIA.JP

ライブ中継はこちら。http://www.namiaru.tv/ust/jpsa/

JPSAオフィシャルサイト:http://www.jpsa.com/