小林桂がベスト16進出。新井洋人はR4で敗退。QS3000「マルティニーク・サーフ・プロ」6日目

小林得意のレイバックスラッシュ WSL / Damien Poullenot

 

現地時間2018年3月22日:カリブ海に浮かぶフランス領西インド諸島の「マルティニーク」で開催中のWSL-QS3000イベント「マルティニーク・サーフ・プロ」は大会6日目。先日の遅れを取り返すためなのか、トリッキーなコンディションのなかで日没寸前まで試合を行い、男子のラウンド3とラウンド4が終了。ベスト16が決定した。

 

小林桂 WSL / Damien Poullenot
両親と兄と4人でカリフォルニアで暮らす小林桂 WSL / Damien Poullenot

 

トップシードが登場するラウンド3を戦った本日の日本人選手たち。大橋海人と小林桂は同じヒート4で対戦。 元CT選手のジャドソン・アンドレが7.90のハイスコアでヒートを開始。小林もクローズセクションでのビッグリエントリーを決めて5.83をスコアして応戦した。

 

小林得意のレイバックスラッシュ WSL / Damien Poullenot
小林得意のレイバックスラッシュ WSL / Damien Poullenot

 

クローラックも6.83を5.17でバックアップしてヒートをリード。大橋は優先権を持ってじっくりと波を待つ。後半に入り小林はファーストマニューバーで激しいレイバック・スラッシュをメイク。6.60をスコアしてトップに躍り出る。アンドレに逆転されるも小林は2位をキープしてラウンドアップ。

このヒートの大橋海人、H2の脇田泰地、H5の田中大貴は4位で敗退となった。

 

 

H12の大原洋人は、オープニング・ライドで4.17をスコア。ジョシュ・バークがエクセレントの8.17でヒートを開始。大原は2本目の4ポイント・ライドをスコアする。バークはバックアップを3.07として、ヒートをリード。ヒート後半に入り、ラファエル・テイクセラもバックハンドで6.83をスコア。僅差のクロスヒートとなる。

 

大原はトップスコアを5.33へ引き上げ、更に終盤には6.47をスコアし3位から2位に浮上。しかし終了間際にテイクセラが5.07をスコアして大逆転。大原は3位へ押し出されてまさかの初戦敗退となった。

 

 

 新井洋人のヒート13は、波数の少ないスローなヒートとなった。元CTサーファーのレオナルド・フィオラバンティが8.17のエクセレントでヒートを開始。新井洋人は3.30をスコアするも、そのあと波に乗らないまま残り時間10分を切った。インサイドでスコアを重ねるピットマンがトップ。

 

優先権を持ったフィオラバンティもワンライドだったが、終盤に5.67をスコアしてトップへ。新井洋人も残り5分を切って5.50をスコアして2位に浮上。激しい2位争いに競り勝ち、新井洋人がラウンドアップを果たした。

 

ベスト16に勝ち上がった小林 WSL / Damien Poullenot
ベスト16に勝ち上がった小林 WSL / Damien Poullenot

 

続けて行われた男子ラウンド4では小林桂はH1に登場。前半に6.50をスコアした小林は、ラストウェイブで5.43をスコアして2位でラウンドアップ。新井洋人はH8の最終ヒートに登場。新井はヒート前半に4.67と完全にテールを抜くビッグリエントリーで7.10をスコアしてヒートをリード。ベイリック・デ・ヴィリース、マルコ・フェルナンデスも高得点をマークするなか、残り10分を切って新井は2位を維持する。しかし後半スコアを伸ばせなかった新井は、終了間際に逆転されて惜しくも4位で敗退となった。

 

明日、男子のラウンド5でH2に小林桂が登場。女子のラウンド3ではH1に西元エミリが登場する。

 

日本とマルティニークとの時差は、13時間。世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!

 

ネクストコールは現地時間の 2018年3月23日7時 、日本時間の 2018年3月23日20時。

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2653/martinique-surf-pro