インタースタイル2018リポート。全国より約18000人が来場し、842ブランドが勢揃い。今年注目したい商材は。

2月13日から15日までの3日間、パシフィコ横浜でボードカルチャー&ファッション展示会「インタースタイル」が開催された。今回は、全国より3日間で17,818人が来場。295社の出展者のうち、全体の26%にあたる76社が新規出展でブランド総数842ブランドが各社ブースに並んだ。

 

 

オリンピック効果的な盛り上がりも感じられないまま終了した今回のインタースタイル。一般企業からの注目が高まっている一方で業界内で景気の良さは感じられていないというのが大方の意見だった。SUP熱も安定期を迎えた感じがあるなかで、爆発的な勢いが感じられるのはソフトボード。

 

セカンドボードとしての選択肢に加え、底辺拡大の起爆剤的な商材で、今回のショーでも多くのブランドがブースを飾った。消費者的はブランドが増えた分、価格帯やコンセプトなど選択肢も増え購買意欲をそそる。気になっているけど、購入に踏み切れなかったサーファーも、ソフトボード元年となる今年が買い時と言えそうだ。

 

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昨年デビューし、高品質かつコストパフォーマンスに優れている「ストームブレード」。商品ラインナップも豊富で、滑らない新素材EBSデッキに3ストリンガー入りの本格仕様でも驚きの価格帯を実現。今回はスタンドアップパドルとカヤックの機能を併せ持つ「SUPヤック」が登場。注目を集めていた。

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FCSが全世界で同時発売する「フリーダム・リーシュ」。インタースタイルの会期の関係で日本が世界初のお披露目となった。このリーシュは未だかつてない感覚を持つ商品で「軽く、強く、絡まない」をキャッチコピーにサーフィンを愛するすべてのユーザーに開放感を与える。

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山への取り組みも機能性に優れたものを。世界中のサーファーに愛されているサーフブランド「リップカール」。ブランドのコンセプトである「サーチ」のスピリットはアウターウェアのなかにも反映された物作りを行っている。

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リップカール・ブースに登場した、日本女子トッププロサーファーの野呂玲花。シーズン開幕は膝の故障のため、海外の試合はキャンセル。加藤嵐を2年連続でチャンピオンへ導いた「つのだ塾」の扉を叩き、弟の海利とともに千葉でトレーニングに励んでいる。

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毎年オーストラリアの試合に参加するリップカールの粟田生は、数日前に帰国し、家族でリップカールのブースに顔を出したところをキャッチ。昨年はトム・カレンとのセッションを経験し、その模様が海外の専門誌にフィーチャーされた。今シーズンは調子も良く活躍に期待がかかる。

今シーズンの春から販売がスタートするリップカールのウイメンズ・アクティブライン。ランニング、ヨガ、サップ、トレーニングなどにも

今シーズンの春から販売がスタートするリップカールのウイメンズ・アクティブライン。ランニング、ヨガ、サップ、トレーニングなど、アクティブに活動する女性をターゲットにしたコレクション。

ついに日本上陸の「WAVE JET」。サーフボードのボトムに電動パワーユニットを装着。リストバンド式のスウィッチでオンオフ可能。

ついに日本上陸の「WAVE JET」。サーフボードのボトムに電動パワーユニットを装着。リストバンド式のスウィッチでオンオフ可能。パドルアウト時に使うのか、ライディング・スピードを上げるために使うのかはあなた次第。ロングからショートボードなど数サイズがラインナップし動力部は付け替え可能。

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WSL2017のQSアジア・チャンピオンとなった和井田理央をはじめ、クレイ・マルゾー、スチュアート・ケネディーなどトッププロサーファーが愛用するグローバル・アイウェア・ブランド「CARVE」。

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今シーズンからハワイ出身のCTサーファーであるキアヌ・アシンとスポンサー契約をしたグローバル・アイウェア・ブランド「CARVE」。コストパフォーマンス優れて、スタイリッシュでハイクオリティな商品に人気が集まっている。

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SURF SKATERのパイオニアである勝又正彦プロがデザイン&シェイプするINSANE SURFBOARDとシンゴマンのカスタム・アートのコラボレーションが最高にクールなART FCT

スティッキーバンプスから、ありそうでなかったソフトボード用ワックスが今年4月に発売。塗りやすさ、グリップ力、持続性がアップ。

スティッキーバンプスから、ありそうでなかった大ブレイク中のソフトボード用ワックスが今年4月に発売。塗りやすさ、グリップ力、持続性がアップ。

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チャネルアイランズ・サーフボードのブースで大橋海人をキャッチ。今年もハワイ、オーストラリアと積極的に海外の試合に出場し、好調なサーフィンを見せている。また今季は昨年、話題となったボンザーが更に進化してラインナップ。カノア五十嵐のシグネチャーモデルの発売も予定されているようだ。

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国際環境NGO サーフライダーファウンデーションジャパンが、現職サーファー議員やSFJ運営諮問委員を招いて、一般公開のシンポジウム形式で「海を愛する政治家フォーラム」を開催した。 今回のテーマは「今の海の姿は変えられる!」コンクリートに囲まれた日本の海岸を、美しい自然な姿に変えていくことは出来なろうか?と題して、パネリストに政治とメディアについて多数の著書、TVや新聞でも大活躍中の西田亮介氏(東京工業大学准教授)、元国土交通大臣でサーフィン愛好家の馬渕澄夫氏、海岸生態系の研究者である清野聡子さん(九州大学准教授)、徳島大学の現役大学院生で日本のトッププロサーファーでもある武知実波さんという4名の海を愛する有識者、学識経験者を招き、座長を塩坂 源一郎さんが務めパネルディスカッションが行われた。

 

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ナチュラルで美しい女性のために誕生したブランド 「Indigo Sea インディゴシー」が日本デビュー。バリ島とジャワ島に生息する植物から染め原料を摘出した草木染めウエアブランド。縫製から全てバリ島内で作られており、いつでも自由に旅するような気分でいられる着心地のいい素材に、南国の草木から抽出したカラーを染め上げたサマーウエアだ。「美しい海を、永遠にこの地球に残したい。」ブランド名のIndigo Seaには、そんな思いが込められている。

 

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80年代のサーフカルチャーで大流行であったネオンカラーを取り入れた斬新なカラーリングとシンプルなデザインを復刻させたFreestyle。ブランド設立から25年を過ぎた今でもサーファーのためのサーフズウォッチを提案し続けている。

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昨年の発売以来、人気となっているプロサーファー田嶋鉄兵が中心となりハワイで誕生したソフトボードブランド【WHA’EVA】。「そんなにマジにならないで、もっとたくさん波をキャッチして楽しもうよ”をスローガンに初心者からプロまで、子供から大人まで、みんながサーフィンを楽しめるようにデザインされたソフトボード。デザインが可愛いね。

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「REEF」はミック・ファニングやロブ・マチャドといったサーフィン界のスーパースターのシグネチャーモデルをリリース。「REEF」のルーツは、アクティブなライフスタイルを象徴するサンダルの開発から始まったサーフファッションブランドで、 栓抜き付きなど、ユーモア溢れるサンダルやボードショーツ等もリリースする。

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シンプルで楽しいカラーと履き心地に裏打ちされたクリーンな造形美と先進的なデザインで人気の「harimari | ハリマリ」から、多くメジャーリーガーに愛用されるグローブメーカーとのコラボ商品をリリース。鼻緒部分に形状記憶素材を使うなど抜群の履き心地。こだわりを持ったハイエンドなサーファーに。

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完全本格始動したJUNJI SONODA SURFBOARDS。シェイパーのJUNJI SONODA 園田淳二(そのだ・じゅんじ)がブースでお出迎え。

 

オフィシャルサイト http://www.interstyle.jp/