大原洋人、大村奈央、前田マヒナは敗退。WSL男女QS6000「VISSLAシドニー・サーフ・プロ」大会4日目

ジョアン・ディフェイ(FRA)WSL / Tom Bennett

マンリー・ビーチ、NSW/AUS(2018年3月1日木曜日)WSL男女QS6000「VISSLAシドニー・サーフ・プロ」は大会4日目。本日はクリーンな2-3フィートのコンディションで、女子のラウンド3ヒート5から再開。その後、男子のラウンド3が行われた。

 

本日は、チャンピオンシップ・ツアー(CT)コンペティターのジョアン・ディフェイ(FRA)は、圧倒的なフォームで彼女のシドニー・ウイメンズ・プロのキャンペーンをキックオフ。そして、彼女の最初の2つの波でエピックなバックハンド・ハックで18.10というイベント・ハイ・ヒート・トータルを記録した。

 

シルヴァナ・リマ(BRA)© WSL / Matt Dunbar
シルヴァナ・リマ(BRA)© WSL / Matt Dunbar

 

また、ブラジリアンのシルヴァナ・リマ(BRA)も、バックハンド・サーフィンでコミットしたパフォーマンスを披露。パーフェクトに近い9.50を含むトータル16.07でラウンドアップを決めた。このイベントで昨年優勝したディフェンディング・チャンピオンのマリア・マニュエル(HAW)もエクセレントな2-ウェイブ・トータルを記録。またアメリカか参戦する15才のキラ・ピンカートン(USA)と14才のアリッサ・スペンサー(USA)も大活躍

 

14才のアリッサ・スペンサー(USA)WSL / Tom Bennett
14才のアリッサ・スペンサー(USA)WSL / Tom Bennett

 

男子では、オーストラリアン・サーファーのリーフ・ヘーゼルウッド(AUS)とマイキー・ライト(AUS)、ジャドソン・アンドレ(BRA)、キアヌ・アシン(HAW)、グリフィン・コラピント(USA)、アレックス・リベイロ(BRA)、ビノ・ロペス(BRA)といった選手が好調にラウンドップを決めている。

 

 

 

女子のラウンド3ヒート5から再開予定で、H6に大村奈央、H10に前田マヒナが登場。大村のヒートは波数も少ないスローな展開でピンカートンがリード。大村は波を待ち続け3.33をスコア。しかし最後にはCTサーファーのニッキが緩慢なセクションを上手く乗りこなし6ポイントを2本まとめて逆転。大村は最後にバックハンドで5.20をスコアし反撃したがここで敗退となった。

 

 

前田は、シルヴァナ・リマ、エラ・ウィリアムス、クレア・ベヴィラックァと対戦。スコアリング・ポテンシャルの高い波を待ち続けた 前田はヒート前半に5.43をスコア。それに対しリマ、エラ、クレアは次々とエクセレントに近い高得点をスコアしていく。

 

ヒート前に遅れをとった前田は4位で後半戦へ。残り時間10分を切って2.83をスコアした前田は3位、ニード7.24と追い込まれた。最後はリマがバックハンドで9.40を叩き出して圧勝。前田は3位で敗退となった。

 

 

そのあと男子のラウンド3がスタート。H1に大原洋人が登場。大原はオープニングライドで5.17をスコア。しかしクルーズ、デヴリーズがエクセレント・レンジのスコアを叩き出す。クルーズはバックアップ6.33でヒートスコアを14.50としヒートをリード。

 

 

大原はバックハンドで鋭いリエントリーを決めて6.00をスコアするも4位を強いられる苦しい展開。ヒートは各選手が2本のエクセレントをマークするハイスコア・バトルとなり、最後はヘーゼルウッドがフォアハンドのエア・フルローテーションで9.23のパーフェクトに近いスコアまでスコア。そこから完全に遅れをとった大原は4位で敗退となった。

 

 

本日大会4日目にして日本勢は全員姿を消すこととなった。

 

世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!

 

オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2623/vissla-sydney-surf-pro

https://sydneysurfpro.com/