黒川楓海都がバーレーヘッズで開幕した「フライト・センター・バーレー・プロ」でイベント最高点

イベント最高点を出した黒川楓海都 : © WSL / Tom Bennett

バーレー・ヘッズ、QLD/AUS(AUS)(2018年1月25日木曜日)-オーストラリアはクイーンズランドのバーレーヘッズで、男女QS1000イベント「フライト・センター・バーレー・プロ」がスタート。

 

本日はスモールコンディションの中で、メンズのラウンド1からスタート。しかし北風が強まりコンディションが悪化したため、12ヒートだけで本日は終了となった。

 

会場のバーレーヘッズ WSL / Sean Scott
会場のバーレーヘッズ WSL / Sean Scott

 

予報では週末にはサイズアップが期待されるバーレーヘッズ。大会初日のイベント最高点を叩き出したのは、日本の黒川楓海都。パワーのあるセクションを探すのに苦労する選手のなかで、黒川は力のないスモールコンディションをオーバーヘッドのパワフル・サーフのように見えるパフォーマンスを披露。

 

ビッグなボトム・ターンとパワフルなオフザトップで黒川は、エクセレントの8.00ポイントを7.25でバックアップ。ヒート・トータル15.25でイベント・ハイエスト・スコアをたたき出した。

 

「実際は見た目よりもずっと楽しい波でした。」と、黒川は言った。「なんとかナイスなファン・ウェイブを見つけることができました。みんな波の予報の話をしていて、すごく良くなるみたいです。今日いいサーフィンができたので、どんなコンディションでも自分はハッピーですけど。」

 

日本を代表するトップ女子プロサーファーの黒川日菜子の弟である黒川楓海都。家族とともに四国で生活していたが、湘南に拠点を移し自分のスポンサーであるウエットスーツ工場で働きながらプロ選手として活動。昨年の秋にサーフィン中の怪我で後半戦を欠場。不完全燃焼のシーズンを送った。そんな彼が復活の狼煙を上げたオーストラリア。今年の活躍を期待したい。

 

ダコダ・ウォルターズ(AUS)WSL / Tom Bennett
ダコダ・ウォルターズ(AUS)WSL / Tom Bennett

 

 

本日は黒川の他に石川拳大、田中透生、相澤日向、仲村拓久未、須田喬士郎、古川海夕がラウンドアップ。森下波瑠、原田祥吾、和光大、本郷拓弥 、加藤優典はここで敗退となった。

 

明日大会が再開されれば、H14 上山キアヌ久里朱、西村昇馬、H15 金尾玲生、河谷佐助。ラウンド2からは H3 塚本勇太、H8 岡村晃友、H10 粟田生、H11 大音凛太。

ラウンド3からはH3 西優司、H8 小林桂、H12 山中海輝、H14 田中大貴、H15 松下諒大、H16 新井洋人。

女子のラウンド1からはH4に村松爽香、H5に脇田紗良、H8には昨シーズンは怪我のためにシーズンを棒に振った須田那月がカムバック。

 

世界を目指して戦い続ける、日本のサーフ・アスリートたちの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!

明日は現地時間の7時に試合がメンズのラウンド1から再開予定のようだ。

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2605/flight-centre-burleigh-pro