都筑百斗、安室丈、川合美乃里が1位でラウンド3進出。WJCワールド・ジュニア・チャンピオンシップ開幕。

1位でラウンド3進出を決めた都筑百斗

写真、リポート:山本貞彦

 

カイアマ、ニュー・サウス・ウェールズ/AUS(2018年1月4日木曜日)-アンダー18のWSLジュニア世界チャンピオン決定戦であるWJC(ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ)が、本日1月4日から、オーストラリアのNSW州南部にあるカイアマのボンボビーチにて開幕。

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大会初日ののカイアマ、ボンボビーチの波のサイズは2-3ft。風はサイドからオンへ。男女ともラウンド1を消化。ポテンシャルのあるのはレフトだったが、掘れていて早い波。流れも入って難しいコンディションだった。

 

マテウス・ハーディ(BRA)Credit: © WSL / Matt Dunbar
マテウス・ハーディ(BRA)Credit: © WSL / Matt Dunbar

 

 

そんな中で昨年5位となったブラジルのマテウス・ハーディ(BRA)は、巨大なバックサイド・エア・リバースで大会のハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアを記録。

 

メイシー・キャラハン(AUS)Credit: © WSL / Matt Dunbar
メイシー・キャラハン(AUS)Credit: © WSL / Matt Dunbar

女子では、ウイメンズのワールド・ジュニア・チャンピオンであるメイシー・キャラハン(AUS)が、エレクトリックなバックハンドのディスプレーで17.50の素晴らしいヒート・トータルを記録した。

 

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日本からは、男子4名(都筑百斗、上山キアヌ久里朱、安室丈、小笠原由織)と女子2名(松田詩野、脇田紗良)に加え、西優司と川合美乃里がワイルドカードを得て、最強の8名が今回のWJCに出場。

新しいスポンサーにビラボンが加わり、今後の活躍が期待される安室丈。
新しいスポンサーにビラボンが加わり、今後の活躍が期待される安室丈は1位でラウンドアップ。
安室丈とコーチの田中樹
安室丈とコーチの田中樹

 

男子で気を吐いたのは、都筑百斗と安室丈。難しいコンディションながら、できることをやって1位通過。ラウンド3へジャンプアップ。

 

 

日本のコンペティター都筑百斗(JPN)は、2017年のオーストラリア/オセアニア・リージョナルJQSチャンピオンであるリーフ・ヘーゼルウッド(AUS)を下し、オープニング・デイ最大の番狂わせを引き起こした。

 

シャープなバックハンド・アタックを見せた都筑百斗
シャープなバックハンド・アタックを見せた都筑百斗

 

都筑は、ライトハンダーでシャープなバックハンド・アタックを見せて、12.10のウイニング・トータルを記録。ヘーゼルウッドはスコアを見つけることができず、ラウンド2のサドンデスを強いられた。

 

モモト
モモト

 

「あのヒートは本当に緊張しましたね。」と、都筑は言った。「僕はリーフとテオ(ジュリエット)とのタフなヒートだと思っていたので、メイク出来て本当にうれしいです。波はベストでないですが、まだ良いファンな波はあります。勝ち上がれて嬉しいです。」

 

西優司
西優司

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西優司は気負い過ぎたか、全く自分の波乗りができず3位でラウンド2へ。

上山キアヌ久里朱
上山キアヌ久里朱
上山キアヌ久里朱
上山キアヌ久里朱
小笠原由織
小笠原由織
小笠原由織
小笠原由織

上山キアヌ久里朱、小笠原由織の2人は初の今大会。やはり緊張したのか、力が出せずラウンド2へ。

脇田紗良と川合美乃里
脇田紗良と川合美乃里

女子の時間帯は潮が引いてサイズダウン。波の見極めが難しいコンディションへ。

川合美乃里は最後の最後で逆転1位通過で、初のR-3へジャンプアップ。同ヒートの脇田紗良は攻めたものの3位でR-2へ。

注目度も高い前回5位の川合美乃里
前回5位の川合美乃里は注目度も高い
1位で勝ち上がり、ラウンド3進出した川合美乃里
1位で勝ち上がり、ラウンド3進出した川合美乃里
脇田紗良
脇田紗良
脇田紗良
脇田紗良
松田詩野
松田詩野
松田詩野
松田詩野

松田詩野は田中樹コーチの指示の元、会場左で演技。しかし、相手が昨年の優勝者メイシー・キャラハン(AUS)。やることやったが、結果2位でR-2へ。

 

 

日本チーム
日本チーム

女子に関しては結果はさておき、今日は全員褒めて良いでしょう。今、できることを全てやった。明日へつなげる戦いだったと思います。この積み重ねが大事。明日もガンバです!

 

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mjun/1755/jeep-world-junior-championship

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wjun/1756/jeep-world-junior-championship-womens

 

2017WSLジープ・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・メンズ:ラウンド1結果
ヒート1:サミュエル・プポ(BRA)12.00、defライランド・ルーベンス(USA)10.96、マルコ・ミニョ(FRA)4.43
ヒート2:マテウス・ハーディ(BRA)15.16、defマイキー・マクドナー(AUS)8.80、上山キアヌ久里朱(JPN)8.43
ヒート3:ジェイク・エルキントン(ZAF)12.10、def和井田理央(IDN)11.40、オーシャン・マセード(HAW)9.33
ヒート4:バロン・マミヤ(HAW)13.60、defアディン・マセンキャンプ(ZAF)7.20、ジョニー・ゲレロ・ヤウリ(PER)7.60
ヒート5:エルバン・ブルーイン(FRA)13.34、defフィン・マギル(HAW)11.60、テ・ケフケフ・バトラー(NZL)11.56
ヒート6:コーディ・ヤング(HAW)14.97、defルーカス・ライス(AUS)11.83、カウイ・ヴァスト(FRA)8.96
ヒート7:都筑百斗(JPN)12.10、defリーフ・ヘーゼルウッド(AUS)12.04、テオ・ジュリエット(FRA)11.06
ヒート8:リアム・オブライエン(AUS)13.10、defタイラー・ガンター(USA)10.07、小笠原由織(JPN)5.86
ヒート9:安室丈(JPN)11.17def、ジョシー・フォークナー(ZAF)9.33、マックス・エルキントン(ZAF)8.40
ヒート10:サンドン・ホイッテカー(AUS)12.50、defジョン・メル(USA)、11.50、イーライ・ハンネマン(HAW)7.44
ヒート11:レオ・ポール・エチエンヌ(FRA)12.27、def西優司(JPN)8.44、コール・ハウシュマンド(USA)12.00
ヒート12:チェ・アラン(BRB)11.80、defジョアン・チアンカ(BRA)9.27、フォード・ヴァン・ヤールスフェルト(ZAF)11.17

2017WSLジープ・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・ウイメンズ・ラウンド1結果:
ヒート1:テレサ・ボンヴァロ、(PRT)11.20、defアリッサ・ロック(AUS)11.10、ソフィ・ベル(ZAF)4.27
ヒート2:ヴァヒネ・フィエロ(PYF)10.70、defキラ・ピンカートン(USA)6.23(Intf)ケイラ・ノゲイラ(ZAF)4.60
ヒート3:メイシー・キャラハン(AUS)17.50、def松田詩野(JPN)9.64、エリー・ターナー(GBR)7.20
ヒート4:ゾーイ・マクドゥーガル(HAW)10.17、defアリッサ・スペンサー(USA)8.96、ソル・アギーレ(PER)7.50
ヒート5:川合美乃里(JPN)12.10、defザーリ・ケリー(AUS)11.80、脇田紗良(JPN)10.73
ヒート6:ソフィア・フルトン(AUS)15.54、defサマー・マセード(HAW)13.40、タイナ・ヒンケル(BRA)9.93