【訃報】エンドレス・サマーの監督で、サーフ・フィルムの父と呼ばれたブルース・ブラウン氏が死去。

Bruce Brown · 1937-2017 · RIP

 

1966年にアメリカで公開されたサーフィン・ドキュメント・ムービー「エンドレス・サマー」の映画監督として知られる、ブルース・ブラウンさんが、現地時間の12月10日、老衰のためカリフォルニア州サンタバーバラで亡くなった。80歳だった。

サンフランシスコで生まれ、ロングビーチで育ったブラウン氏は、50年代後半から数々のサーフフィルムを手がけ、1963年には、50,000ドルの予算を投じて、あの「エンドレス・サマー」が撮影された

それは、マイク・ヒンソンとロバート・オーガストの二人のサーファーが、パーフェクトな波を求めて、世界中を旅するドキュメンタリー映画だった。

「エンドレス・サマー」は、シンプルな旅のドキュメンタリーではあったが、ブラウン氏の魅力的なナレーションと、世界の未だ見ぬパーフェクションを探し求めるアドベンチャーはコア・サーフのみならず、一般大衆にも訴えかけた。

そして、それは1966年にリリースされて大成功を収め、空前絶後のアイコニック・サーフ・フィルムとなった。と同時に世界中のサーファーをインスパイアし、「パーフェクトな波を求めて旅に出る」という旅するサーファーのライフスタイルを確立させたのだった。

不朽の名作となった「エンドレス・サマー」から28年の年月を経て、再び果敢に大波に挑戦するサーファーの姿を描いた続編「エンドレス・サマー2」をリリース。この映画は日本でも劇場公開されたので、馴染みの深い作品と感じる人も多いはず。

そんな彼の残したレガシーは、多くのサーファーの心の中に永遠に生き続けるだろう。

Rest in Peace…

彼のご冥福をお祈り致します。

https://www.brucebrownfilms.com/