ワールドタイトルは誰の手に。ビラボン・パイプ・マスターズ in Memory of Andy Irons で全てが決まる。

いよいよ2017WSLチャンピオンシップ・ツアーの最終戦となる「ビラボン・パイプ・マスターズ in Memory of Andy Irons 」が、現地時間の2017年12月8日から20日まで、ハワイ・オアフ島ノースショアのバンザイ・パイプラインで開催される。

 

今シーズンのツアー終盤戦となるフランスとポルトガルで連勝し、一気にワールドタイトル・レースに名乗りを上げたガブリエル・メディーナをはじめ、最終戦の「ビラボン・パイプ・マスターズ」で4名のサーファーによる戦いとなっている。

 

WSLジープ・リーダーボード・トップ4
1-ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)53,350pt
2-ガブリエル・メディーナ(BRA)50,250pt
3-ジョーディ・スミス(ZAF)47,600pt
4-ジュリアン・ウィルソン(AUS)45,200pt

 

ジョン・ジョン・フローレンスは、現在のジープ・リーダーでトップを走り、メディーナ、ジョーディ・スミス、ジュリアン・ウィルソンといったライバルたちよりも優勢なポジションにいる。しかし、このレースは非常に僅差である。

 

Who Needs What to Win

 

1. ジョン・ジョンがビラボン・パイプ・マスターズのファイナル進出を果たせば、彼が2017年の世界タイトル獲得。
2. ガブリエル・メディーナがパイプで優勝し、ジョン・ジョンが3位以下であれば、メディーナが世界タイトル獲得。
3.フローレンスが9位以下ならば、メディーナは2位、 ジョーディ・スミスは優勝すれば世界タイトル獲得。
4. フローレンスが13位または25位ならば、メディーナは5位、スミスは2位、ウィルソンは優勝が必要となる。

 

 

ジュリアン・ウィルソンは、この4名の中で唯一人、パイプ・マスターズでの優勝経験のある選手だが、 2017年の世界タイトルを獲得するためにパイプで2度目の優勝をするしかない。Photo: WSL / Kirstin

今回のレースに残っている4名。彼らのパイプ・マスターズでの結果をみると、興味深い事がわかってくる。

4名の2011 年から2016年までのビラボン・パイプ・マスターズ結果

ジョン・ジョン・フローレンス:: 5位、 13位、2位、5位、9位、5位、
ガブリエル・メディーナ:5位、9位、13位、2位、2位、13位、
ジョーディ・スミス:13位、13位、怪我で欠場、 25位、13位、5位、
ジュリアン・ウィルソン:13位、13位、5t位、優勝、13位、13位、

 

2016年、ジョーディ・スミスのクォーターファイナル進出は、彼にとってパイプでのキャリア最高リザルトであった。しかし、彼がタイトルを掴むには少なくともファイナル進出が不可欠である。Photo: WSL / Poullenot

ご覧の通り、ウィルソンがパイプで優勝経験のある唯一のコンテンダーである。一方、フローレンスは、2013年に2位となっているが、6年間でクォーターファイナルを勝ち上がったのは、そのとき一度だけ。メディーナは、2014年と2015年に2年連続の2位でフィニッシュ。一方、スミスは、これまでクォーターファイナルを勝ち上がった事がない。果たしてパイプでどんなドラマが展開されるのか。

 

イベント・ウインドウがスタートする現地時間の12月8日金曜日には、若干のヘビー・サーフの到来が見込まれており、スタートの可能性もあり。

 

ガブリエル・メディーナは、ファイナル進出を果たしたパイプラインで2014年の世界タイトルを獲得。2015年には第2位でフィニッシュしている。 Photo: WSL / Cestari

2017WSLチャンピオンシップ・ツアーのファイナル・ストップ「ビラボン・パイプ・マスターズ in Memory of Andy Irons 」は、2017年12月8日 ― 20日まで、ハワイ・オアフ島ノースショアのバンザイパイプラインで開催される。

http://www.vanstriplecrownofsurfing.com/billabongpipemasters2017

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mct/1979/billabong-pipe-masters

http://www.wsljapantour.com/